early Kdumpの使用

early Kdumpは、早期の誤動作のvmcore情報を取得するのに十分な早さでクラッシュ・カーネルおよびinitramfsをロードします。

kdumpサービスは起動が遅すぎるため、早期の誤動作によってkdumpカーネルが起動されることはなく、診断情報の取得が妨げられます。その問題に対処するには、クラッシュ・カーネルとinitramfsができるだけ早くロードされるように、dracutモジュールを追加することでearly Kdumpを有効にできます。

ノート:

次の制限事項がearly Kdumpに適用されます。

  • この機能は、Fadumpでは機能しません。

  • early Kdumpは、システムのinitramfsの処理が開始された瞬間にアクティブになります。その時点より前に発生した誤動作は、early Kdumpが有効になっている場合でも取得されません。

early Kdumpの構成の詳細は、/usr/share/doc/kexec-tools/early-kdump-howto.txtファイルの手順を参照してください。