実行中のcron
ジョブへのアクセスの制御
構成ファイルを使用して許可リストおよび拒否リストを設定することで、システム上のどのユーザーがcron
ジョブを実行できるかを定義します。
次の構成ファイルは、cron
ジョブを実行するためのアクセス制御を管理します:
/etc/cron.allow
には、cron
ジョブの実行が許可されているユーザーのリストが含まれます。/etc/cron.deny
には、cron
ジョブの実行が許可されていないユーザーのリストが含まれます。
/etc/cron.deny
構成ファイルのみが存在する場合、システム上のすべてのユーザーは、そのファイルにリストされていないかぎり、cron
ジョブを実行できます。
両方の構成ファイルが存在する場合は、/etc/cron.allow
が優先され、そのファイルにリストされているユーザーのみがcron
ジョブを実行できます。 このシナリオでは、/etc/cron.deny
ファイルは無視されます。
いずれの構成ファイルも存在しない場合、cron
ジョブを実行できるのはシステムroot
ユーザーのみです。