注意
次に、自動的にロードされるDTraceカーネル・モジュールを使用するクイック・スタート・メソッドを示します。 カーネル・モジュールを手動でロードする場合の手順は、1.4.2項、「DTraceモジュールの手動ロード」を参照してください。
DTraceは、dtrace コマンドがdtrace
カーネル・モジュールに関連付けられたプローブを参照すると、いくつかのdtrace
カーネル・モジュールを自動的にロードします。 この便利な方法を使用して、dtrace
モジュールを手動でロードするのではなく、ロードできます。
この方法で自動的にロードされるモジュールを確認するには、次のコマンドを使用します:
# cat /etc/dtrace-modules
sdt
systrace
profile
fasttrap
このリストにモジュールを追加すると、モジュールが完全にテストされたと判断されます。
特定のモジュールがLinuxカーネルにロードされているかどうかを判別するには、lsmod
コマンドを使用します。 たとえば、次のコマンドを実行してsdt
モジュールがロードされているかどうかを確認します:
# lsmod | grep sdt
モジュールがロードされない場合は、コマンドの出力が行われない可能性があります。 モジュールがロードされると、出力は次のようになります:
sdt 20480 0 dtrace 151552 4 sdt,fasttrap,systrace,profile