2.8.1 例: コマンドによって生成される読取りサイズの分散の表示

次の例に示すように、実行中のfind のすべてのインスタンスによって呼び出されたread()コールのarg2に指定されたサイズの分布を表示できます。 スクリプトの実行後、別のウィンドウでfind .またはfind /.のような、findで検索を開始します。

# dtrace -n 'syscall::read:entry /execname=="find"/{@dist["find"]=quantize(arg2);}'
dtrace: description 'syscall::read:entry ' matched 1 probe
^C

   find
            value  ------------- Distribution ------------- count
              256 | 0
              512 |@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 6
             1024 | 0
             2048 | 0
             4096 |@@@@@@@@@@ 2
             8192 | 0

プログラムが前述の例のように単純な場合は、コマンドラインから実行すると便利です。