reflink機能を使用したXFSファイル・システムの作成
Oracle Linux 8では、Reflink機能を使用することでXFSファイル・システムを作成できます。この機能を使用すると、ディスク領域の消費が減り、ファイルがより高速にコピーされるようになります。たとえば、ディレクトリ・ツリーをコピーするためにreflink対応ツールを使用した場合は、コピー内のファイルと元のファイルとでディスク領域が共有されます。ファイル・システムの通常のコピーを作成するよりも、ディレクトリ・ツリーのreflinkコピーの作成にかかる時間は大幅に短縮されます。また、追加のストレージが使用されることがありません。
なお、Oracle Linux 8では、mkfs.xfsコマンドを使用してフォーマットするときは、デフォルトでreflink機能が有効になります。
XFSのreflinkサポートの使用を開始するには、次の手順を実行します。
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次のように、ファイル・システムをフォーマットします。
sudo mkfs.xfs /dev/sda1
meta-data=/dev/sda1 isize=512 agcount=4, agsize=6553600 blks = sectsz=512 attr=2, projid32bit=1 = crc=1 finobt=1, sparse=1, rmapbt=0 = reflink=1 data = bsize=4096 blocks=26214400, imaxpct=25 = sunit=0 swidth=0 blks naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0, ftype=1 log =internal log bsize=4096 blocks=12800, version=2 = sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1 realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0
ノート:
mkfsコマンドの出力で
reflink=1
という語句が表示されない場合は、システムが古すぎるためその機能をXFSで使用できません。 -
ファイル・システムをマウントします。
sudo mount /dev/sda1 /storage
これで、このファイル・システムは新しいファイルを取り込む準備ができました。
reflink機能の使用に関する詳細な実例は、https://blogs.oracle.com/linux/xfs-data-block-sharing-reflinkを参照してください。