XFSファイル・システムのサイズ調整

ノート:

マウントされていないXFSファイル・システムはサイズ調整できません。また、XFSファイル・システムを縮小するためのコマンドはありません。

xfs_growfsコマンドを使用すると、マウントされているXFSファイル・システムのサイズを大きくできます(基礎となるデバイスにその変更に対応する領域がある場合)。このコマンドは、基礎となるデバイスのレイアウトやサイズには影響しません。必要な場合は、基礎ボリューム・マネージャを使用して、使用可能な物理ストレージを増やします。たとえば、LVMボリューム・グループに使用可能なストレージを大きくするにはvgextendコマンドを使用でき、ファイル・システムが格納されている論理ボリュームのサイズを大きくするにはlvextendを使用できます。

partedコマンドを使用して、XFSファイル・システムが含まれているパーティションのサイズを変更することはできません。かわりに、サイズを大きくしてパーティションを再作成し、そのコンテンツをバックアップ(元のパーティションを削除してある場合)または元のパーティションのコンテンツ(ディスク領域を解放するためにそれを削除していない場合)からリストアする必要があります。

たとえば、ブロック・サイズを4KBと仮定して、/myxfs1のサイズを4TBに増やします。次に例を示します。

sudo xfs_growfs -D 1073741824 /myxfs1

ファイル・システムのサイズを、基礎となるデバイスでサポートされる最大サイズまで増加するには、-dオプションを指定します。

sudo xfs_growfs -d /myxfs1

詳細は、xfs_growfs(8)のマニュアル・ページを参照してください。