XFSファイル・システムのデフラグ

xfs_fsrコマンドを使用して、XFSファイル・システム全体、またはXFSファイル・システム内の個々のファイルをデフラグできます。XFSはエクステント・ベースのファイル・システムであるため、ファイル・システム全体のデフラグは不要でありお薦めしません。

個々のファイルをデフラグするには、次のコマンドを使用して、ファイル名をxfs_fsrの引数として指定します。

sudo xfs_fsr pathname

オプションを指定せずにxfs_fsrコマンドを実行すると、/etc/mtabにリストされている、マウント済の書込み可能なすべてのXFSファイル・システムがデフラグされます。このコマンドでは、2時間の間、各ファイル・システムが順番に処理され、最も多くのエクステントがある上位10パーセントのファイルがデフラグされます。2時間経過すると、コマンドの進行状況が/var/tmp/.fsrlast_xfsファイルに記録されます。コマンドを再度実行すると、その時点からプロセスが再開されます。

詳細は、xfs_fsr(8)のマニュアル・ページを参照してください。