デフォルトのImage Builderリポジトリについて
作成されたイメージでは、必要なパッケージをダウンロードするためにImage Builderリポジトリが使用されます。
Image Builderリポジトリには、様々なメジャー・バージョンのOracle Linuxに基づいてイメージを作成するための定義が含まれています。このため、Image Builderのホストで実行されているバージョンとは異なるバージョンのOracle LinuxのイメージをImage Builderを使用して作成できます。
ノート:
Oracle Linuxのリリース用にImage Builderが作成するイメージには、そのリリースの最新のパッケージがすべて含まれています。特定の更新レベルのイメージは作成できません。Image Builderでは、一般的なOracle Linuxインストールで/etc/yum.repos.d/
に定義されているシステム・リポジトリは使用されません。かわりに、Image Builder用のリポジトリ定義が自動的に/usr/share/osbuild-composer/repositories
にインストールされます。このディレクトリでは、リポジトリ定義がJSON形式でファイルに含まれています。これは/etc/yum.repos.d/
内の*.repo
ファイルとは異なります。
各ファイルは、Oracle Linuxのメジャー・バージョンの最新の更新に対応します。たとえば、次の抜粋は、x86_64プラットフォーム上の最新のOracle Linux 8リリース用のol-8.json
リポジトリ・ファイルからのものです。
{
"x86_64": [
{
"name": "baseos",
"baseurl": "https://yum$ociregion.$ocidomain/repo/OracleLinux/OL8/baseos/latest/x86_64",
"check_gpg": false,
"rhsm": false
},
{
...other repositories...
}
]
}
このJSONファイル内のリポジトリ定義は、/etc/yum.repos.d
ディレクトリにあるパラレル*.repo
ファイル内の情報に対応しています。前の例では、JSONファイルは/etc/yum.repos.d/oracle-linux-ol8.repo
ファイルに基づいています。
/usr/share/osbuild-composer/repositories
内のデフォルト・リポジトリは、別の場所にあるカスタム・リポジトリを定義することでオーバーライドできます。