カスタム・リポジトリの作成

カスタム・リポジトリを作成する方法について説明します。

このタスクでは、Image Builderのインストール時に作成されるデフォルト・リポジトリをオーバーライドするために、別個のカスタム・リポジトリ・ファイルを作成する方法について説明します。

  1. カスタマイズしたリポジトリを格納するディレクトリを作成します。
    sudo mkdir -p /etc/osbuild-composer/repositories
  2. テキスト・エディタを使用して、作成するOracle Linuxイメージのバージョンのためのファイルを作成します。

    または、デフォルトのリポジトリ・ファイルをコピーしてテンプレートとして使用できます。たとえば、Oracle Linux 8イメージの場合は、Oracle Linux 8 JSONファイルをデフォルトの場所からコピーします。

    sudo cp /usr/share/osbuild-composer/repositories/ol-8.json /etc/osbuild-composer/repositories/
  3. リポジトリのJSON仕様に従って、作成したファイル内で、リポジトリごとに次の情報を含めます。
    • OSのシステム・アーキテクチャ。

    • name: リポジトリの名前。

    • baseurl: yumリポジトリのURL。

    • check_gpg: 必ずfalseに設定する必要があります。

    • rhsm: 必ずfalseに設定する必要があります。

    Oracle Linux 8イメージの場合のJSONファイルの例を次に示します:

    {
        "x86_64": [
            {
                "name": "baseos",
                "baseurl": "https://yum$ociregion.$ocidomain/repo/OracleLinux/OL8/baseos/latest/x86_64",
                "check_gpg": false,
                "rhsm": false
            },
        ]
    }
  4. (オプション)そのファイル内のURLを/etc/yum.repos.d内の対応するリポジトリ・ファイルのそれらと比較して、正しいかどうかを確認します。

    現在の例では、検証にOracle Linux 8リポジトリ・ファイルを使用します。

    cat /etc/yum.repos.d/oracle-linux-ol8.repo
  5. osbuild-composer.serviceを再起動します。
    sudo systemctl restart osbuild-composer.service