テキスト・モードでのインストール
Oracle Linuxインストール・プログラムはテキスト・モードでも実行できます。システムに十分なメモリーがない場合やビデオ・カードに対応していない場合などの特定の状況下では、自動的にテキスト・モードが使用されます。inst.text
をブート・コマンドラインでブート・オプションとして指定することで、手動でテキスト・モードに切り替えることができます。詳細は、「ブート・ローダーの構成」を参照してください。
重要:
テキスト・モードでは、グラフィカル・インストーラで使用可能な機能の限定されたサブセットが提供されます。特に、ディスク・レイアウトを完全に制御するためのすべてのカスタム・パーティション化オプションが提供されるわけではありません。グラフィカル・インストーラを使用するか、Kickstartを使用してインストールを自動化することをお薦めします。図4-14 テキストベースのインストール・メニュー

このメニュー上の番号付きオプションは、グラフィックベースのインストールでの画面のオプションに相当します。各オプションの先頭には、大カッコで囲まれたフラグが付いています。
-
[ ]
- オプションは構成されていません。 -
[x]
- オプションはデフォルト設定で構成されています。オプションの下に、括弧で囲まれて設定が表示されます。
-
[!]
- オプションは構成されていますが、別の設定を指定する場合は検討が必要です。
オプションを構成するには、オプションの番号を入力します。この画面には、そのオプションで使用可能な、番号付きの値が表示されます。値の番号を入力することで値を選択します。次に、c
と入力して続行します。続行すると、メイン・メニュー画面に戻るか、他の関連オプションが表示されて構成できます。また、画面をスキップするには、c
と入力します。
必要なすべてのメニュー・オプションを構成したら、b
と入力してインストールを開始します。インストールの終了時に、システムがリブートされます。
残りすべてのプロンプトに従います。プロセスの最後に、システムにログインし、/usr/share/oraclelinux-release/EULA
でライセンス契約を確認します。
システムで設定できるその他の構成オプションについては、「インストール後の構成」を参照してください。