OSWbbアーカイブ・ファイルの分析
OSWbbアナライザ(OSWbba)を使用して、システムの速度低下、遅延およびその他のパフォーマンスの問題に関する情報を提供できます。 OSWbbaを使用して、iostat、netstat、および vmstatユーティリティーから収集されたデータをグラフ化することもできます。 OSWbbaの要件として、システムにJavaバージョン1.4.2以降がインストールされている必要があります。
http://www.java.comにアクセスしてLinux用のJava RPMをダウンロードするか、dnfコマンドを使用してJavaをインストールすることができます。
sudo dnf install java-1.8.0-jdk
次のように、oswbbディレクトリからOSWbbaを実行します。
sudo java -jar oswbba.jar -i OSWbba_archive前のコマンドで、OSWbba_archiveは、OSWbbログ・ファイルを含むアーカイブ・ディレクトリのパスです。
OSWbbaを使用すると、次のタイプのパフォーマンス・グラフを表示できます。
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プロセスの実行キュー、待機キューおよびブロック・キュー。
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システム、ユーザーおよびアイドル・モードでの実行に費やしたCPU時間。
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コンテキストの切替えおよび割込み。
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空きメモリーおよび使用可能なスワップ。
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1秒ごとの読取り、1秒ごとの書込み、I/Oリクエストに対するサービス時間、および指定したブロック・デバイスに対する帯域幅の使用量の割合。
OSWbbaは、レポート・ファイルに分析を保存するために使用することもできます。このファイルでは、システムの速度低下、実行キューの長さにおけるスパイク、またはメモリー不足の実例がレポートされ、考えられる原因が示され、パフォーマンスの改善方法が提示されます。
sudo java -jar oswbba.jar -i OSWbba_archive -AOSWbbおよびOSWbbaの詳細は、https://support.oracle.comのMy Oracle Support (MOS)にあるOSWatcher Black Box User Guide(記事ID 301137.1)およびOSWatcher Black Box Analyzer User Guide(記事ID 461053.1)を参照してください。