Oracle Linux 8で古いOracle Sunハードウェア上のSASコントローラが認識されない

Oracle Linux 8インストーラでは、古いOracle Sunサーバー・モデルに搭載されている一部のSerial Attached SCSI (SAS)コントローラが認識されません。これらのサーバー・モデルにOracle Linux 8をインストールしようとすると、インストーラはローカル・ディスクを認識せず、インストールが失敗します。これらのサーバー・モデルの例としては、Oracle Sun Fire X4170 M2 Server、Oracle Sun Fire X4170 M3 Server、Oracle Sun OVCA X3-2 ServerおよびOracle Sun X4-2 Serverなどがあります(これらのみではありません)。

次のSASコントローラは、RHCKのmpt2sasドライバから削除されます。

  • SAS2004、PCI ID 0x1000:0x0070

  • SAS2008、PCI ID 0x1000:0x0072

  • SAS2108_1、PCI ID 0x1000:0x0074

  • SAS2108_2、PCI ID 0x1000:0x0076

  • SAS2108_3、PCI ID 0x1000:0x0077

  • SAS2116_1、PCI ID 0x1000:0x0064

  • SAS2116_2、PCI ID 0x1000:0x0065

  • SSS6200、PCI ID 0x1000:0x007E

次のSASコントローラは、RHCKのmegaraid_sasドライバから削除されます。

  • Dell PERC5、PCI ID 0x1028:0x15

  • SAS1078R、PCI ID 0x1000:0x60

  • SAS1078DE、PCI ID 0x1000:0x7C

  • SAS1064R、PCI ID 0x1000:0x411

  • VERDE_ZCR、PCI ID 0x1000:0x413

  • SAS1078GEN2、PCI ID 0x1000:0x78

  • SAS0079GEN2、PCI ID 0x1000:0x79

  • SAS0073SKINNY、PCI ID 0x1000:0x73

  • SAS0071SKINNY、PCI ID 0x1000:0x71

この問題の回避策は、Unbreakable Enterprise Kernelリリース6 (UEK R6)のブートISOを使用してから、Oracle Linux 8でUEK R6を実行することです。これらのコントローラは、Unbreakable Enterprise Kernelリリースでサポートされているためです。

(バグID 29120478)