仮想化

次の仮想化関連の機能は、Oracle Linux 8では非推奨です。

virsh iface-*コマンド

virsh iface-startvirsh iface-destroyなどのvirsh iface-*コマンドは非推奨となりました。ホスト・ネットワーク接続を構成および管理するには、かわりに、NetworkManagerツール、およびそれに関連する管理アプリケーション(nmcliなど)を使用してください。

非推奨となったvirt-managerアプリケーション

このリリースでは、仮想マシン・マネージャ・アプリケーション(virt-manager)が非推奨になっています。仮想化を管理するには、かわりにCockpit Webコンソールを使用します。

仮想マシンのスナップショット

VMのスナップショット作成サポートは、UEFIファームウェアを使用していないもののみに限定されます。ただし、この操作によってQEMUモニターがブロックされ、ハイパーバイザ操作に影響を与える可能性があります。

かわりに、外部スナップショットを使用します。

Cirrus VGA仮想GPUタイプ

Cirrus VGA GPUデバイスは非推奨となっており、KVM仮想マシンでは、それがサポートされなくなる可能性があります。その場所では、stdvgavirtio-vgaまたはqxiデバイスを使用してください。

SHA-1を使用した署名

UEFI (PE/COFF)実行可能ファイルに対してSecureBootイメージ検証を実行するためのSHA1ベースの署名の使用は非推奨です。かわりに、SHA-2以降に基づく署名を使用します。

SPICEリモート・ディスプレイ・プロトコル

SPICEリモート・ディスプレイ・プロトコルが非推奨となったことで、スマート・カード・リーダーを仮想マシン(VM)に接続する機能は、サード・パーティ製のリモート仮想化ソリューションによって提供されるようになります。

また、このプロトコルが非推奨となったことで、次のような影響があります:

  • リモート・コンソール・アクセスには、VNCプロトコルを使用してください。
  • 高度なリモート・ディスプレイ機能については、RDP、HP RGS、Mechdyne TGXなどのサード・パーティ製ツールを使用してください。

非推奨となったライブRDMAベースの移行

Remote Direct Memory Access (RDMA)を使用して実行中の仮想マシンを移行する機能は非推奨です。