インフラストラクチャ・サービス
このOracle Linux 8リリースでは、インフラストラクチャ・サービスに関連する次の機能、拡張機能および変更が導入されています。
バージョン4.5に更新されたchrony
chrony
パッケージがバージョン4.5に更新されました。主な変更点は次のとおりです:
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ネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)の長さ固有のブロックを回避するために、Network Time Security (NTS) Cookieを短縮するためにAES-GCM-SIV暗号が追加されました。
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アクセスできないNTPソースの自動NTPソース置換が改善されました。
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chronyc
コマンドを使用して、重要な変更のロギングがコマンド・リクエストによって実行されました。 -
NTPソースの定期的なリフレッシュ。デフォルトのリフレッシュ期間は2週間です。リフレッシュを無効にするには、
chrony.conf
ファイルにrefresh 0
構成エントリを追加します。 -
ソース選択の失敗およびfalsetickerのロギングが改善されました。
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遅延ハードウェア送信タイムスタンプのタイムアウトを構成するための
hwtstimeout
ディレクティブが追加されました。 -
chronyd-restricted
サービスが最小限のクライアントのみの構成のオプション・サービスとして追加され、root
権限なしでchronyd
サービスを起動できるようになりました。 -
interleaved
モードのpresend
オプションが修正されました。 -
sourcedir
ディレクトリの変更されたソースのリロードが修正されました。