カーネル

次のカーネル機能がテクノロジ・プレビューとして提供されています。

kexec高速リブート

kexec高速リブート機能は、Oracle Linux 8でテクノロジ・プレビューとして使用できます。この機能は、カーネルが最初に基本入出力システム(BIOS)を通過することなく2番目のカーネルに直接ブートできるようにすることで、ブート・プロセスを大幅に高速化します。この機能を使用するには、まずkexecモジュールをロードしてから、システムをリブートします。

SGXが使用可能

Intel®社のSoftware Guard Extensions (SGX)は、ソフトウェア・コードとデータを開示および変更から保護します。Linuxカーネルは部分的にSGX v1およびSGX v1.5をサポートしています。バージョン1では、Flexible Launch Controlメカニズムを使用してSGXテクノロジを使用することにより、プラットフォームを有効にします。

拡張Berkeleyパケット・フィルタ(eBPF)

eBPFは、限定された関数セットにアクセスできる、制限されたサンドボックス環境のカーネル領域で処理されるカーネル内仮想マシン・コードです。

eBPFには新しいシステム・コールbpf()があり、様々なタイプのマップを作成して、様々なポイント(ソケット、トレースポイント、パケット受信)にアタッチしてデータの受信および処理ができるプログラムをロードできます。

eBPFの1つのコンポーネントであるAF_XDPは、パケット処理のパフォーマンスを優先するアプリケーションのユーザー領域にeXpressデータ・パス(XDP)のパスを接続するためのソケットです。

Intel® Data Streaming Acceleratorドライバ

このドライバはIntel® CPUの統合アクセラレータであり、プロセス・アドレス空間ID (pasid)の送信および共有仮想メモリー(SVM)を使用して作業キューを共有します。

accel-configパッケージ

accel-configパッケージはIntel® EM64TおよびAMD64アーキテクチャで使用可能で、Linuxカーネルのデータ・ストリーミング・アクセラレータ(DSA)サブシステムを管理するために使用します。また、sysfs (疑似ファイル・システム)を使用してデバイスを構成し、構成をjson形式で保存およびロードします。