ネットワーク

次のネットワーク機能がテクノロジ・プレビューとして提供されています。

マルチプロトコル・ラベルの切替え

マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)は、エンタープライズ・ネットワーク間でトラフィック・フローをルーティングするカーネル内データ転送メカニズムです。MPLSネットワークでは、パケットを受信するルータは、パケットにアタッチされているラベルに基づいて、パケットのその後の経路を決定します。ラベルを使用することにより、特定の特性を持つパケットをMPLSネットワークで処理できます。

XDPの機能

XDPプログラムは、AMDおよびIntel® 64ビット以外のアーキテクチャにロードできます。ただし、libxdpライブラリは、AMDおよびIntel® 64ビット・プラットフォームでのみ使用できることに注意してください。同様に、このテクノロジ・プレビュー機能で、XDPハードウェアをオフロードできます。

さらに、XDPには、高性能パケット処理のためのアドレス・ファミリeXpressデータ・パス(AF_XDP)ソケットが含まれています。プログラムで選択したパケットをユーザー領域アプリケーションに効率的にリダイレクトして処理できるようになります。

act_mplsモジュール

kernel-modules-extra RPMのact_mplsモジュールは、トラフィック制御(TC)フィルタが設定されたマルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)処理を適用します。たとえば、TCフィルタが設定されたMPLSラベル・スタック・エントリをプッシュおよびポップします。また、このモジュールでは、「Label」、「Traffic Class」、「Bottom of Stack」および「Time to Live」を別々に設定できます。

systemd-resolvedサービス

systemd-resolvedサービスは、ローカル・アプリケーションに名前解決を提供します。このコンポーネントには、キャッシュ、DNSスタブ・リゾルバ、リンク・ローカル・マルチキャスト名前解決(LLMNR)、マルチキャストDNSリゾルバおよびレスポンダのキャッシュおよび検証が含まれています。