タイマー・ユニットを使用したサービス・ユニット・ランタイムの制御

タイマー・ユニットは、サービス・ユニットの実行時期を制御するように構成できます。時間ベースのイベント用にcronデーモンを構成するかわりに、タイマー・ユニットを使用できます。タイマー・ユニットは、crontabエントリを作成するよりも構成が複雑になる場合があります。ただし、タイマー・ユニットはより構成しやすく、制御するサービスは、ロギングを改善したりsystemdアーキテクチャとより深く統合するように構成できます。

タイマー・ユニットは、サービス・ユニットと同様に開始、有効化および停止されます。たとえば、タイマー・ユニットをすぐに有効にして開始するには、次のように入力します:

sudo systemctl enable --now myscript.timer

システム上の既存のすべてのタイマーを一覧表示し、最終実行日時、および次回実行するように構成する日時を確認するには、次のように入力します:

systemctl list-timers

システム・タイマーの詳細は、systemd.timer(5)およびsystemd.time(7)のマニュアル・ページを参照してください。