文字列置換

次の表では、GROUPMODENAMEOWNERPROGRAMRUNおよびSYMLINKキーとともによく使用される文字列置換について説明します。

文字列置換 説明

$attr{file}または

%s{file}

/sysの下にあるファイルからデバイス属性の値(ENV{MATCHADDR}="$attr{address}"など)を指定します。

$devpathまたは

%p

RUN+="keyboard-force-release.sh $devpath common-volume-keys"など、/sysの下にあるsysfsファイル・システムのデバイスのデバイス・パス。

$env{key}または

%E{key}

SYMLINK+="disk/by-id/md-name-$env{MD_NAME}-part%n"など、デバイス・プロパティの値を指定します。

$kernelまたは

%k

デバイスのカーネル名を指定します。

$majorまたは

%M

IMPORT{program}="udisks-dm-export %M %m"など、デバイスのメジャー番号を指定します。

$minorまたは

%m

RUN+="$env{LVM_SBIN_PATH}/lvm pvscan --cache --major $major --minor $minor"など、デバイスのマイナー番号を指定します。

$name

TEST=="/lib/udev/devices/$name"など、現在のデバイスのデバイス・ファイルを指定します。

udevでは、デバイスに対する他の全ルールの処理終了後である、そのプログラムの実行直前に、RUNに対して指定した文字列が展開されます。その他のキーについては、udevではルールの処理中に文字列が展開されます。