6.4 ファイルからのデータベース・アプリケーションの作成

アプリケーションの作成ウィザードを実行して「ファイルから」を選択してファイルをアップロードし、アップロードしたデータでアプリケーションを作成します。

6.4.1 ファイルからのアプリケーションの作成について

CSV、XLSX、XML、TXTまたはJSONファイルをアップロードするか、CSVデータをコピーして貼り付けて、アプリケーションを作成します。

アプリケーションの作成ウィザードを実行し、「ファイルから」を選択すると、データのロード・ウィザードが表示されます。「データのロード」で、次の操作を選択できます。

  • ファイルのアップロード。CSV、XLSX、XML、TXTまたはJSONファイルからデータをロードするには、このオプションを選択します。

  • コピー・アンド・ペースト。列区切りデータをコピー・アンド・ペーストするには、このオプションを選択します。「- サンプルの選択 -」リストからサンプル・データ・セットを選択することもできます。

データベース表にデータをロードしたら、アプリケーションの作成ウィザードに進むオプションがウィザードに表示されます。続行すると、新しい表に基づいたフォーム付きレポートとダッシュボード・ページが「ページ」に表示されます。次に、アプリケーションの名前を指定して、アプリケーション作成プロセスを終了します。

関連項目:

Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイドデータのロード

6.4.2 ファイルのアップロードによるアプリケーションの作成

データベースにファイルをアップロードし、新しい表に基づいてアプリケーションを作成します。

ファイルからアプリケーションを作成するには、次のようにします。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「ファイルから」をクリックします。

    「ファイルのアップロード」タブが選択された状態で、「データのロード」ページが表示されます。

    load_data_file.pngの説明が続きます
    図load_data_file.pngの説明
  4. 「ファイルのアップロード」タブには、次の2つのオプションがあります。
    • ドラッグ・アンド・ドロップ: ページの中央にあるリージョンにファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
    • ファイルの選択: 「ファイルの選択」をクリックし、ナビゲートしてファイルを選択します。

    「データのロード」ページが表示され、「設定」「プレビュー」および「表へのロード」セクションが表示されます。表示される「データのロード」ページは、選択したファイル・タイプによって若干異なることに注意してください。

  5. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. 列見出し: データの最初の行に列名がある場合は、このオプションを選択します。
    2. セパレータ: (CSVまたはTXTファイルの場合は)列デリミタ文字を選択します。
    3. 囲み文字: (CSVまたはTXTファイルの場合は)列の囲み文字を選択します。データ値の開始境界および終了境界を、この文字で区切ります。区切り文字を指定した場合、データ値の始まりと終わりの前にあるスペースはウィザードで無視されます。
    4. ファイル・エンコーディング(該当する場合): ファイルがエンコードされている文字セットを選択します。
  6. 「プレビュー」には、最初の10列と5行が表示されます。完全なプレビューを表示し、データ・ロード設定を構成し、ロードする列を設定するには、「構成」ボタンをクリックします。

    「プレビュー」「ロードする列」の2つのタブが表示されます。

  7. ロードする列を構成するには、次のステップを実行します。
    1. 「ロードする列」をクリックします。
    2. サンプリングする行: 列タイプのサンプリングに使用する行の最大数を選択します。
    3. NULLとして処理: 大/小文字を区別しない入力値がNULLとして処理されます。たとえば、「tbd」、「n/a」、「unknown」、「-」です。
    4. ロードする列: 適切な列を選択または選択を解除します。「サンプリングする行」に基づいて、列タイプが自動的に検出されます。大規模なデータ・セットでは、「サンプリングする行」を増やすと、列タイプの取得が正確になる場合があります。
    5. 「変更の保存」をクリックします。
  8. 「表へのロード」で、次のステップを実行します。
    1. 表の所有者: 作成してデータのロード先にするデータベース・スキーマを選択します。
    2. 表名: 作成する表の名前を指定します。デフォルトでは、表の名前はすべて大文字に変換されます。
    3. エラー表名: データのロード中のエラーを保存するエラー表名を指定します。デフォルトでは、表の名前はすべて大文字に変換されます。エラーが発生せずにデータのロードが成功した場合、このエラー表は自動的に削除されます。
    4. 主キー: 主キーの設定方法を選択します。オプションには、「SYS_GUID」または「ID列」(Oracle Database 12c以降の場合)が含まれます。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    5. 列のデータ型の使用: ファイルから解析された列タイプを使用する場合に選択します。選択を解除すると、VARCHAR2(4000)として表の列が作成されます。
  9. 「データのロード」をクリックします。
    表および行が作成されたことを示す確認ページが表示されます。次のオプションを使用できます。
    • 表の削除とリロード: (エラーがある場合は)表を削除してウィザードを再起動し、データ・ロードを再試行できるようにします。
    • オブジェクト・ブラウザで開く: (エラーがある場合は)現在のウィザードを終了し、オブジェクト・ブラウザを開いてエラー表を表示します。
    • テーブルの表示: 現在のウィザードを終了してオブジェクト・ブラウザを開き、新しく作成された表を表示できるようにします。
    • アプリケーション作成ウィザードに進む: アプリケーションの作成ウィザードがロードされます。すべての行のロードに失敗した場合、このボタンは表示されません。
  10. 「アプリケーション作成ウィザードに進む」をクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。新しい表に基づいたフォーム付きレポートとダッシュボード・ページが「ページ」に表示されます。ここから、ページ名の編集や、インポートしたデータに基づく追加ページの作成ができます。

    ヒント:

    次のステップは、アプリケーションの作成ウィザードの使用方法の概要を示しています。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
  11. 「名前」で、開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
  12. 「外観」で、デフォルト(「Vita」、「サイド・メニュー」)をそのまま使用するか、または「外観の設定」アイコンをクリックして外観を変更し、「外観」ダイアログで属性を編集できます。
  13. ページを追加するには、「ページの追加」をクリックし、目的のページ・タイプを選択します。ユーザー・インタフェースは、選択したページ・タイプによって異なります。

    作成したページは、「ページの追加」の下に表示されます。既存のページを次のように編集できます。

    • ページの順序を変更します。ページがアプリケーションで表示される順序を変更するには、「ドラッグしてページの並替え」アイコンをクリックしたまま、リスト内の新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

      ホームページは常に最初に表示され、順序は変更できません。

    • ページを編集します。ページを編集するには、「編集」をクリックします。ダイアログで、ページの名前を編集したり、アイコンを変更したり、ページがホームページであるか管理ページであるかを指定したり、ページのヘルプを定義します。

    • ページを削除します。ページを削除するには、「編集」をクリックし、「削除」をクリックします。

  14. 「機能」で、アプリケーションに含める機能を選択します。「機能」は、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    「すべてをチェック」ボタンをクリックしてすべての機能を選択します。
  15. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. アプリケーションID: アプリケーションの一意の数値識別子を入力します。このフィールドには、自動的に生成された識別子がデフォルトで含まれています。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。
    2. スキーマ: このアプリケーションで使用するデータベース・オブジェクトを格納するデータベース・スキーマを選択します。各アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    3. アプリケーション言語: アプリケーション内で使用されるプライマリ言語。プライマリ言語を変更するには、「言語の選択」アイコンをクリックします。
    4. 詳細設定: 「詳細設定」の横にあるアイコンをクリックして、アプリケーション定義の設定、プリファレンスとセキュリティおよびグローバリゼーション属性を編集します。詳細は、ヘルプを参照してください。
    5. 認証: ユーザーを認証する方法を選択します。
    6. ユーザー・インタフェースのデフォルト値: アイコンをクリックして、このアプリケーションにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用します。
  16. 「アプリケーションの作成」をクリックします。

6.4.3 ファイルのコピー・アンド・ペーストによるアプリケーションの作成

列区切りデータをCSVファイルからコピー・アンド・ペーストするか、サンプルを選択し、新しい表に基づいてアプリケーションを作成します。

列区切りデータをCSVファイルからコピー・アンド・ペーストするか、サンプルを選択して、アプリケーションを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 作成」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「ファイルから」をクリックします。

    データのロード・ページが表示されます。

  4. 「コピー・アンド・ペースト」タブを選択します。
  5. データをロードするには、次のいずれかを実行します。
    • : 「- サンプルの選択 -」リストからサンプル・データベースを選択します。
    • コピー・アンド・ペースト: CSVデータをコピーして貼り付けます。
    「貼り付けられたデータ」が表示されます。
  6. 「次」をクリックします

    データのロード・ページが表示されます。

  7. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. 列見出し: データの最初の行に列名がある場合は、「最初の行にヘッダーが含まれる」を有効にします。
    2. 列デリミタ: 列デリミタ文字を選択します。
    3. 囲み文字: 列の囲み文字を選択します。データ値の開始境界および終了境界を、この文字で区切ります。区切り文字を指定した場合、データ値の始まりと終わりの前にあるスペースはウィザードで無視されます。
    4. ファイル・エンコーディング: ファイルがエンコードされている文字セットを選択します。
  8. 「プレビュー」には、列と行のサンプルが表示されます。正確な数は、ファイルのタイプによって異なります。完全なプレビューを表示し、データ・ロード設定を構成し、ロードする列を設定するには、「構成」ボタンをクリックしてください。「構成」で、次のステップを実行します。
    1. 「ロードする列」をクリックします。
    2. サンプリングする行: 列タイプのサンプリングに使用する行の最大数を選択します。
    3. NULLとして処理: 大/小文字を区別しない入力値がNULLとして処理されます。たとえば、「tbd」、「n/a」、「unknown」、「-」です。
    4. ロードする列: 適切な列を選択または選択を解除します。「サンプリングする行」に基づいて、列タイプが自動的に検出されます。大規模なデータ・セットでは、「サンプリングする行」を増やすと、列タイプの取得が正確になる場合があります。
    5. 「変更の保存」をクリックします。
  9. 「表へのロード」で、次のステップを実行します。
    1. 表の所有者: 作成してデータのロード先にするデータベース・スキーマを選択します。
    2. 表名: 作成する表の名前を指定します。デフォルトでは、表の名前はすべて大文字に変換されます。
    3. エラー表名: データのロード中のエラーを保存するエラー表名を指定します。デフォルトでは、表の名前はすべて大文字に変換されます。エラーが発生せずにデータのロードが成功した場合は、このエラー表が自動的に削除されます。
    4. 主キー: 主キーの設定方法を選択します。オプションには、「SYS_GUID」または「ID列」(Oracle Database 12c以降の場合)が含まれます。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
    5. 列のデータ型の使用: ファイルから解析された列タイプを使用する場合に選択します。選択を解除すると、VARCHAR2(4000)として表の列が作成されます。
  10. 「データのロード」をクリックします。
    表および行が作成されたことを示す確認ページが表示されます。ここでは次のオプションを指定できます。
    • 表の削除とリロード: (エラーがある場合は)表を削除してウィザードを再起動し、データ・ロードを再試行できるようにします。
    • オブジェクト・ブラウザで開く: (エラーがある場合は)現在のウィザードを終了し、オブジェクト・ブラウザを開いてエラー表を表示します。
    • テーブルの表示: 現在のウィザードを終了してオブジェクト・ブラウザを開き、新しく作成された表を表示できるようにします。
    • アプリケーション作成ウィザードに進む
  11. 「アプリケーション作成ウィザードに進む」をクリックします。

    「アプリケーションの作成」ウィザードが表示されます。新しい表に基づいたフォーム付きレポートとダッシュボード・ページが「ページ」に表示されます。ここから、ページ名の編集や、インポートしたデータに基づく追加ページの作成ができます。

    ヒント:

    次のステップは、アプリケーションの作成ウィザードの使用方法の概要を示しています。詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
  12. 「名前」で、開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。
  13. 「外観」で、デフォルト(「Vita」、「サイド・メニュー」)をそのまま使用するか、または「外観の設定」アイコンをクリックして外観を変更し、「外観」ダイアログで属性を編集できます。
  14. ページを追加するには、「ページの追加」をクリックし、目的のページ・タイプを選択します。ユーザー・インタフェースは、選択したページ・タイプによって異なります。

    作成したページは、「ページの追加」の下に表示されます。既存のページを次のように編集できます。

    • ページの順序を変更します。ページがアプリケーションで表示される順序を変更するには、「ドラッグしてページの並替え」アイコンをクリックしたまま、リスト内の新しい位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

      ホームページは常に最初に表示され、順序は変更できません。

    • ページを編集します。ページを編集するには、「編集」をクリックします。ダイアログで、ページの名前を編集したり、アイコンを変更したり、ページがホームページであるか管理ページであるかを指定したり、ページのヘルプを定義します。

    • ページを削除します。ページを削除するには、「編集」をクリックし、「削除」をクリックします。

  15. 「機能」で、アプリケーションに含める機能を選択します。「機能」は、アプリケーション・レベルの機能を提供し、アプリケーションごとに1回のみ追加できます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    ヒント:

    「すべてをチェック」ボタンをクリックしてすべての機能を選択します。
  16. 「設定」で、次のステップを実行します。
    1. アプリケーションID: アプリケーションの一意の数値識別子を入力します。このフィールドには、自動的に生成された識別子がデフォルトで含まれています。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。
    2. スキーマ: このアプリケーションで使用するデータベース・オブジェクトを格納するデータベース・スキーマを選択します。各アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。
    3. アプリケーション言語: アプリケーション内で使用されるプライマリ言語。プライマリ言語を変更するには、「言語の選択」アイコンをクリックします。
    4. 詳細設定: 「詳細設定」の横にあるアイコンをクリックして、アプリケーション定義の設定、プリファレンスとセキュリティおよびグローバリゼーション属性を編集します。詳細は、ヘルプを参照してください。
    5. 認証: ユーザーを認証する方法を選択します。
    6. ユーザー・インタフェースのデフォルト値: アイコンをクリックして、このアプリケーションにユーザー・インタフェースのデフォルト値を適用します。
  17. 「アプリケーションの作成」をクリックします。