9 レポートの開発
Oracle Application Expressでは、レポートとは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。SQL問合せは、ウィザードで表またはビューを選択するか、またはSQL問合せを手動で定義することによって生成できます。
- レポート・タイプについて
データベース・アプリケーションを作成する場合、開発者は4つの基本レポート・タイプ(対話グリッド、対話モード・レポート、クラシック・レポートまたはフォーム付きレポート)を作成できます。 - アプリケーションの作成ウィザードを使用したレポートの作成
アプリケーションの作成ウィザードを実行して、1つ以上のページを含む新しいアプリケーションを作成します。サポートされているレポートには、対話モード・レポート、クラシック・レポートおよび対話グリッドがあります。 - ページの作成ウィザードを使用したレポートの作成
既存のアプリケーションからページの作成ウィザードを実行して、様々なレポートを作成します。サポートされているレポートには、対話モード・レポート、対話グリッド、クラシック・レポート、表のフォーム付きレポート、リスト・ビュー、列切替えレポート、リフロー・レポートまたはWebサービスのレポートがあります。 - ギャラリからのドラッグ・アンド・ドロップによるレポートの作成
ギャラリからレポート・タイプをドラッグ・アンド・ドロップしてレポートを作成します。 - 対話グリッドの管理
対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートのデータのセットがユーザーに表示されます。開発者は、ページ・デザイナでリージョン属性、レポート属性および列属性を編集して、対話グリッドの動作を制御します。 - 対話モード・レポートの管理
対話モード・レポートは、デスクトップ・ページでのみサポートされているSQL問合せの結果の書式を設定したものです。エンド・ユーザーは、「アクション」メニューのオプションを選択することによって、レポートのレイアウトと表示されるデータをカスタマイズできます。開発者は、ページ・デザイナで属性(リージョン属性、レポート属性および列属性)を編集することで、対話モード・レポートがどのように動作するかを制御します。 - クラシック・レポートの管理
クラシック・レポートは、SQL問合せの結果の書式を設定したものです。開発者が、レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文またはSQL SELECT文を戻すPL/SQLファンクションを指定する表を選択します。開発者は、ページ・デザイナで属性(リージョン属性、レポート属性および列属性)を編集することで、クラシック・レポートがどのように動作するかを制御します。 - レポート・リージョンの出力
いくつかの異なる形式にエクスポートすることによって、出力するレポート・リージョンを構成します。 - フォームおよびレポートでのBLOBサポートの理解
Oracle Application Expressでは、宣言的なBLOB
サポートが提供されているため、開発者はフォームでのファイルのアップロード、およびレポートでのファイルのダウンロードや表示を行うことができます。
関連項目: