21 アプリケーションのグローバリゼーションの管理
アプリケーション・ビルダーで構築したアプリケーションを同時に複数の言語で実行できます。
この項では、アプリケーション・ビルダーで構築したアプリケーションを翻訳する方法を説明します。
- アプリケーション翻訳およびグローバリゼーション・サポートの理解
1つのOracle DatabaseインスタンスとOracle Application Expressで、異なる言語をサポートするようにカスタマイズされた複数のデータベース・セッションをサポートできます。 - アプリケーションへのプライマリ言語の指定
グローバリゼーション属性は、Application Expressエンジンによるアプリケーションのプライマリ言語の決定方法を指定します。 - アイテムへの書式マスクの適用について
Application Expressエンジンは、レンダリングされた各ページにグローバリゼーション設定を適用します。デフォルトの動作は、数字や日付などの特定のアイテムの表示に影響する可能性があります。 - マルチバイト言語用のアプリケーション翻訳について
アプリケーションを複数の言語(中国語と日本語など)で同時に実行する必要がある場合、すべての言語をサポートするキャラクタ・セットを使用してデータベースを構成することを検討してください。 - 翻訳プロセスの理解
アプリケーション・ビルダーで開発したアプリケーションを翻訳するには、プライマリおよびターゲット言語をマップし、テキストを翻訳ファイルにシードおよびエクスポートし、テキストを翻訳し、翻訳ファイルを適用し、翻訳済アプリケーションをパブリッシュする必要があります。 - メッセージの翻訳
Oracle Application Expressアプリケーションでメッセージをいつどのように翻訳するかについて学習します。 - LOVをサポートするデータの翻訳
動的データを翻訳するには、動的翻訳を作成します。たとえば、データベース問合せに基づくLOVで動的翻訳を使用する場合があります。 - サポートされるグローバリゼーション・コードの理解
多言語アプリケーションを構築する場合、グローバリゼーション・コードが、アプリケーションの実行方法に与える影響を理解しておくことが重要です。これらのコードは、選択したアプリケーション・レベルのグローバリゼーション属性に基づいて自動的に設定されます。
関連項目:
Oracle Application Express管理ガイドの「インストール済の翻訳の表示」
21.1 アイテムへの書式マスクの適用について
Application Expressエンジンは、レンダリングされた各ページにグローバリゼーション設定を適用します。デフォルトの動作は、数字や日付などの特定のアイテムの表示に影響する可能性があります。
たとえば、ユーザーのブラウザの言語設定に基づいて、アプリケーション言語を決定するとします。Application Expressエンジンが、ユーザーのブラウザの言語設定をフランス語と決定した場合、日付および数字は、フランス語の標準に合わせた書式で表示されます。書式マスクを適用することによって、このデフォルトの動作をオーバーライドし、アイテムの表示方法を明示的に制御できます。「表示形式」リストから選択して、書式マスクを適用します。
-
アイテム作成時。
-
アイテム属性を編集してアイテムを作成した後。
親トピック: アプリケーションのグローバリゼーションの管理