4 メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
Oracle Metadata Services (MDS)のWLSTコマンドでは、リポジトリ、およびリポジトリを使用するアプリケーションを管理できます。
この章では、コマンドの構文および引数を説明し、コマンドの例を示します。
MDSリポジトリの作成および管理の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracleメタデータ・リポジトリの管理に関する項を参照してください。各操作の実行に必要なロールの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のMDS操作の理解に関する項を参照してください。
次のトピックのOracle Metadata Services (MDS)コマンドを使用して、MDSを管理します。
- 共通名のパターン形式
多くのコマンドに、名前パターンを使用する引数が含まれています。たとえば、restrictCustTo引数は名前パターンを使用します。名前パターンのルールは、これらの引数で同じです。 - リポジトリ管理コマンド
WLSTリポジトリ管理コマンドを使用すると、MDSリポジトリの作成と削除、およびリポジトリの登録と登録解除ができます。 - アプリケーション・メタデータ管理コマンド
WLSTアプリケーション・メタデータ管理コマンドを使用すると、メタデータのインポートやエクスポート、メタデータの削除など、アプリケーション・メタデータを管理できます。 - サンドボックス・メタデータ管理コマンド
WLSTサンドボックス・メタデータ管理コマンドでは、サンドボックス内のメタデータを管理できます。サンドボックスとは、本番システムに移動する前に変更をテストするための一時的な場所です。サンドボックスは、適用されるまでほとんどのユーザーからは見えません。 - アプリケーション・ラベル管理コマンド
WLSTアプリケーション管理コマンドを使用すると、アプリケーションのラベルを作成、削除および管理できます。 - アプリケーション・デプロイメント管理コマンド
WLST MDSアプリケーション・デプロイメント管理コマンドでは、MARファイルをインポートできます。 - マルチテナンシ管理コマンド
WLST MDSマルチテナンシ・コマンドでは、テナントの一覧表示、およびテナントのプロビジョニング解除が可能です。
共通名のパターン形式
多くのコマンドは、名前パターンを使用する引数を含んでいます。たとえば、restrictCustTo引数は名前パターンを使用します。名前パターンのルールは、これらの引数で同じです。
パターンには、次の特殊文字を含めることができます。
-
パーセント(%)文字。これは、任意の数の文字に一致します。
-
アンダースコア(_)文字。これは、正確に1つの任意の文字に一致します。
-
バックスラッシュ(\)文字。これを使用すると、パーセント文字、アンダースコア文字、およびバックスラッシュ文字自体をエスケープして、それらが%、_、または\にのみ一致するようにすることができます。
次に例を示します。
restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]"
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
リポジトリ管理コマンド
WLSTリポジトリ管理コマンドでは、MDSリポジトリの作成と削除、およびリポジトリの登録と登録解除が可能です。
ノート:
以前のリリースの場合、WLSTコマンドのregisterMetadataDBRepository
とderegisterMetadataDBRepository
、またはスクリプト内の同等のMBeanは、次のように動作します:
-
Oracle WebLogic Serverの編集セッションを開始します。
-
リポジトリを登録または登録解除します。
-
変更をアクティブ化します。
ただし、編集セッションは明示的に開始できます。その場合、変更の自動アクティブ化は推奨されません。
次の項にリストされているMDSコマンドを使用して、リポジトリを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- createMetadataPartition
このコマンドは、メタデータ・リポジトリ・パーティションを作成するために使用します。 - deleteMetadataPartition
このコマンドは、メタデータ・リポジトリ・パーティションを削除するために使用します。 - deregisterMetadataDBRepository
このコマンドは、データベース・ベースのMDSリポジトリを登録解除するために使用します。 - registerMetadataDBRepository
このコマンドは、データベース・ベースのMDSリポジトリを登録するために使用します。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
createMetadataPartition
このコマンドは、メタデータ・リポジトリ・パーティションを作成するために使用します。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
メタデータ・リポジトリは、様々なアプリケーションのメタデータを管理する共通リポジトリとして使用されます。多くのアプリケーションでは、MDSリポジトリを使用してそのメタデータが管理されます。デプロイされた各アプリケーションでは、メタデータ・リポジトリに論理パーティションを使用します。この論理パーティションはメタデータ・ライフサイクルを管理するためにも役立ちます。アプリケーションをデプロイする前に、MDSリポジトリにパーティションを作成します。このコマンドは、指定したリポジトリに特定の名前でパーティションを作成します。
構文
createMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
|
パーティションが作成されるリポジトリの名前。 |
|
リポジトリに作成するパーティションの名前。 |
例
次の例では、リポジトリmds-myrepos
にメタデータ・パーティションpartition1
を作成します。
wls:/weblogic/serverConfig> createMetadataPartition(repository='mds-myrepos', partition='partition1') Executing operation: createMetadataPartition Metadata partition created: partition1 "partition1"
親トピック: リポジトリ管理コマンド
deleteMetadataPartition
このコマンドは、メタデータ・リポジトリ・パーティションを削除するために使用します。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
指定したリポジトリ内のメタデータ・パーティションを削除します。リポジトリ・パーティションを削除する場合、そのパーティションにあるメタデータがすべて失われます。
構文
deleteMetadataPartition(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
|
パーティションを含むリポジトリの名前。 |
|
リポジトリで削除するパーティションの名前。 |
例
次の例では、リポジトリmds-myrepos
からメタデータ・パーティションpartition1
を削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadataPartition(repository='mds-myrepos', partition='partition1') Executing operation: deleteMetadataPartition Metadata partition deleted: partition1
親トピック: リポジトリ管理コマンド
deregisterMetadataDBRepository
このコマンドは、データベース・ベースのMDSリポジトリを登録解除するために使用します。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
データベース・メタデータ・リポジトリの、ドメイン内のシステムJDBCデータ・ソースとしての登録を削除します。このコマンドが正常に完了したら、アプリケーションはこのリポジトリを使用できなくなります。
構文
deregisterMetadataDBRepository(name)
引数 | 定義 |
---|---|
|
登録を削除するリポジトリの名前。 |
例
次の例では、メタデータ・リポジトリmds-myrepos
を登録解除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deregisterMetadataDBRepository('mds-myrepos')
Executing operation: deregisterMetadataDBRepository.
Metadata DB repository "mds-myrepos" was deregistered successfully.
親トピック: リポジトリ管理コマンド
registerMetadataDBRepository
このコマンドは、データベース・ベースのMDSリポジトリを登録するために使用します。
コマンド・カテゴリ: リポジトリ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
データベース・メタデータ・リポジトリをアプリケーションで使用できるようにするには、WebLogic Serverインスタンスに登録する必要があります。このコマンドは、データベース・ベースのメタデータ・リポジトリとして使用するためにドメインにシステムJDBCデータ・ソースを登録します。
構文
registerMetadataDBRepository(name, dbVendor, host, port, dbName, user, password [, targetServers] [,resourceGroup])
引数 | 定義 |
---|---|
|
登録するリポジトリの名前。指定された名前がmds-で始まっていない場合、コマンドは接頭辞mds-を追加します。 |
|
データベース・ベンダー。許容値は、ORACLE、MSSQL、IBMDB2およびMYSQLです。 |
|
データベースのホスト名またはIPアドレス。 |
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データベースで使用されるポート番号。 |
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データベースのサービス名。例: orcl.hostname.com |
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データベース・ユーザー名。 |
|
データベース・ユーザーのパスワード。 |
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オプションです。このリポジトリの登録先となるWebLogic Serverインスタンス。この引数を指定しない場合、リポジトリが管理サーバーのみに登録されます。複数のサーバーを指定するには、名前をカンマで区切って入力します。 リポジトリのターゲットをクラスタにするには、サーバー名ではなくクラスタ名を指定します。 アプリケーションがデプロイされるすべての管理対象サーバーにリポジトリを登録します。 |
|
オプションです。この引数は、テナント接続を使用するマルチテナント環境に必要です。この引数はマルチテナント環境でのみサポートされ、targetServersとともに使用することはできません。targetServersもresourceGroupも指定されていない場合、リポジトリは管理サーバーにのみ登録されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantリソース・グループは、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、メタデータ・リポジトリmyrepos
を2つのサーバーに登録し、データベース・パラメータを指定します。
wls:/weblogic/serverConfig> registerMetadataDBRepository('myrepos','ORACLE', 'test.oracle.com','1521','mds', 'user1','password','server1, server2') Executing operation: registerMetadataDBRepository. Metadata DB repository "mds-myrepos" was registered successfully. 'mds-myrepos'
次の例では、メタデータ・リポジトリmyrepos_clust
をクラスタsoa_cluster
に登録し、データベース・パラメータを指定します。
wls:/weblogic/serverConfig> registerMetadataDBRepository('myrepos_clust','ORACLE', 'test.oracle.com','1521','mds', 'user1','password','soa_cluster') Executing operation: registerMetadataDBRepository. Metadata DB repository "mds-myrepos_clust" was registered successfully. 'mds-myrepos'
親トピック: リポジトリ管理コマンド
アプリケーション・メタデータ管理コマンド
WLSTアプリケーション・メタデータ管理コマンドを使用すると、メタデータのインポートやエクスポート、またはメタデータの削除など、アプリケーション・メタデータを管理できます。
次の項のコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- deleteMetadata
このコマンドは、アプリケーション・リポジトリのメタデータを削除するために使用します。 - exportMetadata
このコマンドは、アプリケーションのメタデータをエクスポートするために使用します。 - importMetadata
このコマンドは、アプリケーションのメタデータをインポートするために使用します。 - purgeMetadata
このコマンドは、メタデータをパージするために使用します。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
deleteMetadata
このコマンドは、アプリケーション・リポジトリのメタデータを削除するために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーション・リポジトリから選択されたドキュメントを削除します。バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)に対してこのコマンドが実行される場合、削除は論理的に行われ、選択されたドキュメントのヒント・バージョン(最新バージョン)がMDSリポジトリ・パーティションで削除済としてマークされます。
メタデータは、別のリポジトリに移動される場合、削除する必要があります。この場合、メタデータをエクスポートした後、元のリポジトリのメタデータを削除できます。
構文
deleteMetadata(application, server, docs [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータを削除するアプリケーションの名前。 |
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このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 別の例では、「/oracle/**」は、「/oracle/」の下のすべてのドキュメントを含め、「/oracle/mds/」の下のドキュメントおよびネームスペース・チェーンの連続のドキュメントも含めます。 |
|
オプションです。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみを削除するように、削除操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみが削除されます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスが削除されます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズが削除されます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットを削除するには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズを削除することもできます。 |
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オプションです。すべてのカスタマイズ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 この引数のデフォルトはfalseです。excludeAllCustが指定されると、restrictCustToオプションがオーバーライドされます。 |
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オプションです。ベース・ドキュメントをイン削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
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オプションです。拡張メタデータ・ドキュメントを削除するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
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オプションです。例外が発生した場合に削除操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。中止すると、削除が対象ストアでサポートされる場合、ロールバックされます。この引数のデフォルトはtrueです。 |
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オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
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この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/mo.xml.xml 4 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたmdsApp
からパッケージmypackage
のメタデータ・ファイルを削除し、拡張メタデータおよびすべてのカスタマイズを除外します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='mdsapp', server='server1', docs='/mypackage/*', cancelOnException='false', excludeExtendedMetadata='true', excludeAllCust='true') Executing operation: deleteMetadata. "deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mo.xml 2 documents successfully deleted.
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションapp1
からパッケージmypackage
のテナントtenant1
に属しているメタデータ・ファイルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadata(application='app1', server='server1', docs='/mypackage/**', tenantName='tenant1') Executing operation: deleteMetadata. deleteMetadata" operation completed. Summary of "deleteMetadata" operation is: List of documents successfully deleted: /mypackage/jobs.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site1/jobs.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/site/site2/mo.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user1/mo.xml.xml
親トピック: アプリケーション・メタデータ管理コマンド
exportMetadata
このコマンドは、アプリケーションのメタデータをエクスポートするために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーション・メタデータをエクスポートします。このコマンドおよびimportMetadataコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番システム)に転送します。
このコマンドは、カスタマイズも含めてアプリケーション・メタデータをエクスポートします。ただし、デフォルトでは、adf.config.xmlのcust-config要素で定義されているカスタマイズ・クラスのカスタマイズのみがエクスポートされます。宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートするには、restrictCustToオプションを使用します。
exportMetadataコマンドをNFS共有において使用している場合、NFSマウント・オプションによってはファイル・システム上に書き込まれたファイルの出現までに待ち時間がある可能性があることに注意してください。http://man7.org/linux/man-pages/man5/nfs.5.htmlを参照してください。
構文
exportMetadata(application, server, toLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeCustFor] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeSeededDocs] [, fromLabel][, toLabel] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
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メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
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このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
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ソース・パーティションから選択されたドキュメントの転送先となるターゲット・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。ディレクトリにエクスポートする場合、そのディレクトリは、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルである必要があります。アーカイブにエクスポートする場合、アプリケーションが物理的にデプロイされているローカル・ディレクトリかネットワーク・ディレクトリまたはファイルにあるアーカイブ、あるいはコマンドが実行されているシステムにあるアーカイブを指定できます。 該当する場所がファイル・システム上に存在しない場合は、名前の最後が.jar、.JAR、.zipまたは.ZIPであるときを除き、ディレクトリが作成されます。その場合は、アーカイブ・ファイルが作成されます。アーカイブ・ファイルがすでに存在する場合、exportMetadata操作によってファイルが上書きされます。 リモート引数がtrueの場合、引数はアーカイブを指定します。 この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システムとして使用できます。 |
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オプションです。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 この引数は、デフォルトで/**に設定されます。この設定では、リポジトリ内のすべてのメタデータがエクスポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 /oracle/**には/oracle/の下のすべてのドキュメントおよび/oracle/mds/の下のすべてのドキュメント、およびネームスペース・チェーン内のその他のドキュメントが含まれます。 |
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オプションです。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがエクスポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがエクスポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
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オプションです。指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートから除外するように、エクスポート操作を制限するために使用するカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリスト。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
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オプションです。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。指定されている場合、この引数はrestrictCustToおよびexcludeCustFor引数をオーバーライドします。 |
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オプションです。ベース・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
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オプションです。拡張メタデータ・ドキュメントをエクスポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
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オプションです。すべてのドキュメントをエクスポートするか、非シード・ドキュメントのみをエクスポートするかを指定するブール値(trueまたはfalse)。シード・ドキュメントとは、MARでパッケージ化されているドキュメントです。 シード・ドキュメントを除外するには、trueを指定します。 デフォルトはfalseです。 |
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オプションです。このラベルに関連付けられているソース・パーティションからドキュメントを転送します。 |
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オプションです。ソース・パーティションからfromLabelとtoLabelの間にデータを転送するために、fromLabelと連携して動作します。 |
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オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
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オプションです。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込むか(false)、コマンドが実行されているシステムに書き込むか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
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この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
からすべてのメタデータ・ファイルをエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos',docs='/**') Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root. For more help, use help(domainRuntime) Executing operation: exportMetadata. "exportMetadata" operation completed. Summary of "exportMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /mypackage/write.xml /mypackage/write1.xml /sample1.jspx
次の例では、ベース・ドキュメントを除く、レイヤーuser
のカスタマイズ・ドキュメントのみをラベルlabel1
からラベルlabel2
にエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> exportMetadata(application='mdsapp', server='server1',toLocation='/tmp/myrepos', restrictCustTo='user', excludeBaseDocs='true', fromLabel='label1', toLabel='label2', applicationVersion='11.1.1') List of documents successfully transferred: /mypackage/mdssys/cust/user/user1/write1.xml.xml /mypackage/mdssys/cust/user/user2/write2.xml.xml 2 documents successfully transferred.
親トピック: アプリケーション・メタデータ管理コマンド
importMetadata
このコマンドは、アプリケーションのメタデータをインポートするために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーション・メタデータをインポートします。exportMetadataコマンドおよびこのコマンドを使用して、アプリケーション・メタデータを、あるサーバー位置(たとえばテスト・システム)から別のサーバー位置(たとえば本番・システム)に転送します。
importMetadataコマンドをNFS共有において使用している場合、NFSマウント・オプションによってはファイル・システム上に書き込まれたファイルの出現までに待ち時間がある可能性があることに注意してください。http://man7.org/linux/man-pages/man5/nfs.5.htmlを参照してください。
構文
importMetadata(application, server, fromLocation [, docs] [, restrictCustTo] [, excludeAllCust] [, excludeBaseDocs] [, excludeExtendedMetadata] [, excludeUnmodifiedDocs] [, cancelOnException] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
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メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
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転送するドキュメントの選択元となるソース・ディレクトリまたはアーカイブ・ファイル。ドキュメントがディレクトリ内にある場合、このディレクトリは、ローカル・ディレクトリまたはネットワーク・ディレクトリ、あるいはアプリケーションが物理的にデプロイされているファイルである必要があります。ドキュメントがアーカイブ内にある場合、ローカル・ディレクトリ内かネットワーク・ディレクトリ内、アプリケーションが物理的にデプロイされているファイル内、またはコマンドを実行しているシステム上にあるアーカイブを指定できます。 リモート引数がtrueの場合、引数はアーカイブを指定します。 この引数は、1つのサーバーから別のサーバーにメタデータを転送するときに一時ファイル・システム場所として使用できます。 |
|
オプションです。完全修飾ドキュメントまたはドキュメント名パターン、あるいはその両方のカンマ区切りのリスト。パターンには、ワイルドカード文字「*」および「**」を含めることができます。 この引数はデフォルトで「/**」に設定され、リポジトリ内のすべてのメタデータがインポートされます。 アスタリスク(*)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表します。2つのアスタリスク(**)は、現在のネームスペースの中のすべてのドキュメントを表し、サブネームスペースのすべてのドキュメントも再帰的に含めます。 たとえば、/oracle/*には/oracle/の下のすべてのドキュメントが含まれますが、/oracle/mds/の下のドキュメントは含まれません。 /oracle/**には/oracle/の下のすべてのドキュメントおよび/oracle/mds/の下のすべてのドキュメント、およびネームスペース・チェーン内のその他のドキュメントが含まれます。 |
|
オプションです。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスを含めて、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをインポートするように、インポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているカスタマイズ・クラスのみがインポートされます。adf-config.xmlでcust-config要素が宣言されていない場合、すべてのカスタマイズ・クラスがインポートされます。 この引数の値としてパーセント(%)を指定すると、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをインポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 excludeAllCust引数も指定すると、この引数は無視されます。 |
|
オプションです。すべてのカスタマイズ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。指定されている場合、この引数はrestrictCustTo引数をオーバーライドします。 |
|
オプションです。ベース・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
|
オプションです。拡張メタデータ・ドキュメントをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。この引数のデフォルトはfalseです。 |
|
オプションです。変更されたドキュメントのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 trueを指定すると、変更されたドキュメントのみがインポートされます。 デフォルトはfalseです。 |
|
オプションです。例外が発生した場合インポート操作を中止するかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、trueです。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
オプションです。アーカイブ・ファイルが、アプリケーションがデプロイされている場所にあるか(false)、コマンドが実行されているシステム上にあるか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
に/tmp/myreposで使用可能なすべてのメタデータをインポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> importMetadata(application='mdsapp', server='server1', fromLocation='/tmp/myrepos',docs="/**") Executing operation: importMetadata. "importMetadata" operation completed. Summary of "importMetadata" operation is: List of documents successfully transferred: /app1/jobs.xml /app1/mo.xml 2 documents successfully transferred.
親トピック: アプリケーション・メタデータ管理コマンド
purgeMetadata
このコマンドは、メタデータをパージするために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・メタデータ
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーションのリポジトリから、ラベルのないドキュメントの古い(ヒント以外の)バージョンをパージします。存続期間(olderThan引数)に基づいて、ラベルのない期限切れのドキュメントはすべて消去されます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリ(つまり、データベース・ベースのリポジトリ)にのみ適用できます。
構文
purgeMetadata(application, server, olderThan [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
|
パージ 操作が実行されるリポジトリでのパーティションを識別するために使用されるアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
この値(秒単位)よりも古いドキュメント・バージョンがパージされます。最大値は2147483647秒です。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
例
次の例では、バージョンが10秒より古い場合、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
のドキュメント・バージョン履歴を消去します。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadata('mdsapp', 'server1', 10)
Executing operation: purgeMetadata.
Metadata purged: Total number of versions: 10.
Number of versions purged: 0.
親トピック: アプリケーション・メタデータ管理コマンド
サンドボックス・メタデータ管理コマンド
WLSTサンドボックス・メタデータ管理コマンドでは、サンドボックス内のメタデータを管理できます。サンドボックスとは、本番システムに移動する前に変更をテストするための一時的な場所です。サンドボックスは、適用されるまでほとんどのユーザーからは見えません。
次の項のコマンドを使用して、サンドボックス内のメタデータを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- destroyMDSSandbox
このコマンドは、MDSサンドボックスを破棄するために使用します。 - exportSandboxMetadata
このコマンドは、サンドボックスからメタデータをエクスポートするために使用します。 - importSandboxMetadata
このコマンドは、サンドボックスにメタデータをインポートするために使用します。 - listMDSSandboxes
このコマンドは、サンドボックスをリストします。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
destroyMDSSandbox
このコマンドは、MDSサンドボックスを破棄するために使用します。
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
サンドボックスおよびその内容を破棄します。
データベース・ベースのMDSリポジトリでのみ、このコマンドを使用できます。
構文
destroyMDSSandbox(application, server, sandboxName [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
|
アプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
破棄するサンドボックスの名前。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
例
次の例では、アプリケーションmyappのMDSリポジトリからサンドボックスsandbox1を破棄します。
wls:/weblogic/serverConfig>destroyMDSSandbox('myapp', 'server1', 'sandbox1') Executing operation: destroyMDSSandbox. Sandbox "sandbox1" successfully destroyed.
親トピック: サンドボックス・メタデータ管理コマンド
exportSandboxMetadata
このコマンドは、サンドボックスからメタデータをエクスポートするために使用します。
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
テスト・システム上のサンドボックスからメタデータに対する変更をエクスポートします。
データベース・ベースのMDSリポジトリでのみ、このコマンドを使用できます。
構文
exportSandboxMetadata(application, server, toArchive, sandboxName [, restrictCustTo] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータのエクスポート元となるアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
サンドボックス・コンテンツの転送先となるターゲット・アーカイブ・ファイル(.jar、.JAR、.zipまたは.ZIP)。アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。-remote引数を指定すると、コマンドが実行されているシステム上のアーカイブを指定できます。 |
|
エクスポートするサンドボックスの名前。 |
|
オプションです。有効な値は、パーセント(%)またはカスタマイズ・レイヤー名のカンマ区切りのリストです。後者は、指定したカスタマイズ・レイヤーに一致するカスタマイズ・ドキュメントのみをエクスポートするように、エクスポート操作を制限するために使用されます。各カスタマイズ・レイヤー名には、オプションのカスタマイズ・レイヤー値と値のパターン(カンマ区切り)を大カッコで囲んで含めることができます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 次に例を示します。 restrictCustTo="user[scott]" restrictCustTo="site[site1],user[scott]" restrictCustTo="site[site1, %_2],user[scott, m%]" この引数を指定しない場合、またはこの引数の値としてパーセント(%)を指定した場合は、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがエクスポートされます。 すべてのカスタマイズまたは宣言されたカスタマイズのサブセットをエクスポートするには、このオプションを使用します。このオプションを使用して、adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されていないカスタマイズ・クラスのカスタマイズをエクスポートすることもできます。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
オプションです。アーカイブ・ファイルを、アプリケーションがデプロイされている場所に書き込むか(false)、コマンドが実行されているシステムに書き込むか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトはfalseです。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、アプリケーションmyappのMDSリポジトリから/tmp/sandbox1.jarにサンドボックスsandbox1をエクスポートします。
wls:/weblogic/serverConfig>exportSandboxMetadata('myapp', 'server1', '/tmp/sandbox1.jar', 'sandbox1')
親トピック: サンドボックス・メタデータ管理コマンド
importSandboxMetadata
このコマンドは、サンドボックスにメタデータをインポートするために使用します。
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
サンドボックス・アーカイブのコンテンツを、指定されたアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内の別のサンドボックスにインポートします。また、特定のアプリケーションのMDSリポジトリ・パーティション内のサンドボックスにある特定のアーカイブのコンテンツを更新することもできます。adf-config.xmlのcust-config要素で宣言されているかどうかに関係なく、すべてのカスタマイズがインポートされます。
データベース・ベースのMDSリポジトリでのみ、このコマンドを使用できます。
構文
importSandboxMetadata(application, server, fromArchive [, forceSBCreation] [, useExistingSandbox] [, sandboxName] [, applicationVersion] [, remote] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
転送するドキュメントの選択元となるソース・アーカイブ・ファイル。アプリケーションが物理的にデプロイされるローカルまたはネットワーク・ディレクトリにあるアーカイブを指定できます。 |
|
オプションです。操作によって同じ名前の既存のサンドボックスを上書きするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。引数が デフォルトは、 |
|
オプションです。trueに設定されると、アーカイブのコンテンツが、 デフォルトは、 |
|
オプションです。更新するサンドボックスの名前。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
オプションです。アーカイブ・ファイルが、アプリケーションがデプロイされている場所にあるか(false)、コマンドが実行されているシステム上にあるか(true)を指定するブール値(trueまたはfalse)。 デフォルトは、 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、sandbox1.jarのコンテンツをインポートし、アプリケーションmyappのMDSリポジトリ・パーティションにサンドボックスを作成します。
wls:/weblogic/serverConfig> importSandboxMetadata(application='myapp', 'server1'', '/tmp/sandbox1.jar')
次の例では、アプリケーションmyappのMDSリポジトリ・パーティションの既存のサンドボックスsandbox1をsandbox1.jarの内容で更新します。
wls:/weblogic/serverConfig>importSandboxMetadata('myapp', 'server1', '/tmp/sandbox1.jar', useExistingSandbox='true', sandboxName='sandbox1')
親トピック: サンドボックス・メタデータ管理コマンド
listMDSSandboxes
このコマンドは、サンドボックスをリストします。
コマンド・カテゴリ: サンドボックス・メタデータ管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
指定した基準に一致するサンドボックスをリストします。
データベース・ベースのMDSリポジトリでのみ、このコマンドを使用できます。
構文
listMDSSandboxes(application, server [, sbNamePattern] [, applicationVersion])
引数 | 定義 |
---|---|
|
サンドボックスがリストされるアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
オプションです。1つ以上のサンドボックスの名前が一致するパターン。この引数を指定しない場合、アプリケーションのメタデータ・リポジトリ・パーティションに関連付けられているすべてのサンドボックスがリストされます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
例
次の例では、文字FlexFieldで始まる、アプリケーションmyappのすべてのサンドボックスをリストします。
wls:/weblogic/serverConfig>listMDSSandboxes('myapp', 'server1', 'FlexField%') Executing operation: listMDSSandboxes. Following Sandboxes match the selection criteria: FlexfieldAutoSandbox_1347601004722 FlexfieldAutoSandbox_1347653193237 FlexfieldAutoSandbox_1347691996491
親トピック: サンドボックス・メタデータ管理コマンド
アプリケーション・ラベル管理コマンド
WLSTアプリケーション・ラベル管理コマンドでは、アプリケーションのラベルを作成、削除および管理できます。
次の項のコマンドを使用して、アプリケーションのラベルを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- createMetadataLabel
このコマンドは、メタデータ・ラベルを作成するために使用します。 - deleteMetadataLabel
このコマンドは、リポジトリ・パーティションからメタデータ・ラベルを削除するために使用します。 - listMetadataLabels
このコマンドは、リポジトリ・パーティションのメタデータ・ラベルをリストします。 - promoteMetadataLabel
このコマンドは、ラベルに関連付けられたメタデータをヒントに昇格させるために使用します。 - purgeMetadataLabels
このコマンドは、指定した条件に一致するラベルを削除します。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
createMetadataLabel
このコマンドは、メタデータ・ラベルを作成するために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーションのリポジトリ・パーティションにドキュメントのための新しいラベルを作成します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
構文
createMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
このアプリケーションに対して構成したパーティション内にラベルが作成されるアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
|
リポジトリ・パーティション内に作成するラベルの名前。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
のラベルlabel1
を作成します。
wls:/weblogic/serverConfig> createMetadataLabel('mdsapp','server1','label1')
Executing operation: createMetadataLabel.
Created metadata label "label1".
親トピック: アプリケーション・ラベル管理コマンド
deleteMetadataLabel
このコマンドは、リポジトリ・パーティションからメタデータ・ラベルを削除するために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーションのリポジトリ・パーティションからドキュメントのラベルを削除します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
構文
deleteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
ラベルを削除するパーティションが関連付けられるアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
|
リポジトリ・パーティションに削除するラベルの名前。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
からメタデータ・ラベルlabel1
を削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deleteMetadataLabel('mdsapp','server1','label1')
Executing operation: deleteMetadataLabel.
Deleted metadata label "label1".
親トピック: アプリケーション・ラベル管理コマンド
listMetadataLabels
このコマンドは、リポジトリ・パーティションのメタデータ・ラベルをリストします。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーションのリポジトリ・パーティションにあるメタデータ・ラベルを示します。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
構文
listMetadataLabels(application, server [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
リポジトリ・パーティション内のすべてのラベルを一覧表示する対象のアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、どのサーバーでも使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
で使用可能なメタデータ・ラベルをリストします。
wls:/weblogic/serverConfig> listMetadataLabels('mdsapp', 'server1')
Executing operation: listMetadataLabels.
Database Repository partition contains the following labels:
label2
label3
親トピック: アプリケーション・ラベル管理コマンド
promoteMetadataLabel
このコマンドは、ラベルに関連付けられたメタデータをヒントに昇格させるために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
リポジトリにある先頭のバージョンにラベルに関連付けられるドキュメントを昇格します。このコマンドは、ロールバック機能の実現に役立ちます。このコマンドは、バージョニングをサポートするリポジトリにのみ適用されます。
構文
promoteMetadataLabel(application, server, name [, applicationVersion] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータを先頭に昇格させるリポジトリが関連するアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。アプリケーションがクラスタ内の複数の管理対象サーバーにデプロイされている場合、いずれのサーバー名も使用できます。複数のサーバー名を指定することはできません。 |
|
リポジトリ・パーティションに昇格するラベルの名前。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、サーバーserver1
にデプロイされたアプリケーションmdsapp
内のメタデータ・ラベルlabel1
をヒントに昇格させます。
wls:/weblogic/serverConfig> promoteMetadataLabel('mdsapp', 'server1','label1')
Executing operation: promoteMetadataLabel.
Promoted metadata label "label1" to tip.
親トピック: アプリケーション・ラベル管理コマンド
purgeMetadataLabels
このコマンドは、指定した条件に一致するラベルを削除します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション・ラベル管理
WLSTでの使用: オンライン
説明
指定されたパターンまたは経過期間に一致するメタデータ・ラベルをパージまたは一覧表示しますが、ラベルの一部であったメタデータ・ドキュメントは削除しません。purgeMetadataコマンドを実行することで、ドキュメントを削除できます。
構文
purgeMetadataLabels(repository, partition [, namePattern] [, olderThanInMin] [, infoOnly] [, tenantName])
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータ・ラベルがパージまたはリストされるパーティションを含むMDSリポジトリの名前。 |
|
メタデータ・ラベルがパージまたはリストされるパーティションの名前。 |
|
オプションです。ラベルの名前に一致するパターン。この引数を指定しない場合、パーティション内のすべてのラベルが消去されます。 この引数で使用できるパターンの詳細は、「共通名のパターン形式」を参照してください。 |
|
オプションです。ラベルの経過期間(分単位)。デフォルトは525600 (1年)です。 |
|
オプションです。有効な値はtrueまたはfalseです。 デフォルトは、 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。この引数は、マルチテナント・アプリケーションには必要ですが、非マルチテナント・アプリケーションには適用されません。非マルチテナント・アプリケーションの場合、指定した値は無視されます。 ノート: WebLogic Server Multitenantテナント名は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。 |
例
次の例では、指定されたnamePatternに一致するラベルを一覧表示しますが、それらのラベルは削除しません。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', infoOnly='true' )
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ1年以上経過したラベルをパージします。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*')
次の例では、指定されたnamePatternに一致し、かつ30分以上経過したラベルを削除します。
wls:/weblogic/serverConfig> purgeMetadataLabels(repository='mds-myRepos', partition='partition1', namePattern='mylabel*', olderThanInMin='30')
親トピック: アプリケーション・ラベル管理コマンド
アプリケーション・デプロイメント管理コマンド
WLST MDSアプリケーション・デプロイメント管理コマンドでは、MARファイルをインポートできます。
次の項のコマンドを使用して、デプロイメントを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- getMDSArchiveConfig
このコマンドは、MDSArchiveConfigオブジェクトを戻すために使用します。 - importMAR
このコマンドは、MARをインポートするために使用します。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
getMDSArchiveConfig
このコマンドは、MDSArchiveConfigオブジェクトを戻すために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLSTでの使用: オフライン
説明
指定されたアーカイブのMDSArchiveConfigオブジェクトにハンドルを返します。返されるMDSArchiveConfigオブジェクトのメソッドは、アーカイブにアプリケーションおよび共有リポジトリ構成を変更するために使用できます。
MDSArchiveConfigオブジェクトでは、次のメソッドが提供されます。
-
setAppMetadataRepository - このメソッドは、アプリケーション・メタデータ・リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルにアプリケーションのメタデータ・リポジトリの構成が含まれていない場合、ターゲット・リポジトリを定義するために必要なすべての引数を指定する必要があります。データベース・ベースのリポジトリを定義するには、リポジトリ、パーティション、タイプおよびjndi引数を提供します。ファイル・ベースのリポジトリの場合、jndiのかわりにパス引数を提供します。
adf-config.xmlファイルには、アプリケーションのメタデータ・リポジトリの一部の構成がすでに存在する場合、変更する引数のサブセットのみ提供できます。この場合すべての引数を提供する必要はありません。ただし、ストア・タイプを変更する場合、対応するjndiまたはパス引数が必要です。
-
setAppSharedMetadataRepository - このメソッドは、指定したネームスペースにマップするアプリケーション・アーカイブに共有リポジトリの接続詳細を設定します。
アーカイブの既存のadf-config.xmlファイルに、指定されたネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成が含まれていない場合、必要なすべての引数(この場合は、リポジトリ、パーティション、タイプおよびjndiまたはパス)を指定する必要があります。データベース・ベースのリポジトリの場合、jndi引数を提供します。ファイル・ベースのリポジトリの場合、パースは必須の引数です。
指定したネームスペースにマップされる共有メタデータ・リポジトリの構成がすでにadf-config.xmlファイルに含まれており、特定の引数を変更する場合、それらの引数のサブセットだけを提供できます(それ以外はすべて不要)。
-
save - toLocation引数を指定する場合、変更はターゲット・アーカイブ・ファイルに格納され、元のファイルは変更されないままです。これを指定しない場合、変更は元のファイル自体に保存されます。
構文
archiveConfigObject = getMDSArchiveConfig(fromLocation)
引数 | 定義 |
---|---|
|
完全パスを含むearファイルの名前。 |
setAppMetadataRepositoryの構文は次のようになります。
archiveConfigObject.setAppMetadataRepository([repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
|
オプションです。アプリケーションのリポジトリの名前。 |
|
オプションです。アプリケーションのメタデータ用のパーティションの名前。 |
|
オプションです。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」です(大文字と小文字は区別されません)。 |
|
オプションです。データベース接続のJNDI場所。タイプをDBに設定する場合、この引数は必須です。タイプをFileに設定すると、この引数は無視されます。 |
|
オプションです。メタデータ・ファイルのディレクトリ。タイプをFileに設定する場合、この引数は必須です。タイプをDBに設定すると、この引数は無視されます。 |
setAppSharedMetadataRepositoryの構文は次のようになります。
archiveConfigObject.setAppSharedMetadataRepository(namespace [, repository] [, partition] [, type] [, jndi] [, path])
引数 | 定義 |
---|---|
|
接続詳細を設定する場合、共有リポジトリを検索するために使用するネームスペース。 |
|
オプションです。アプリケーションの共有リポジトリの名前。 |
|
オプションです。アプリケーションの共有メタデータのパーティションの名前。 |
|
オプションです。リポジトリへの接続のタイプ、ファイルまたはデータベース。有効な値は「File」または「DB」です(大文字と小文字は区別されません)。 |
|
オプションです。データベース接続のJNDI場所。タイプをDBに設定する場合、この引数は必須です。タイプをFileに設定すると、この引数は無視されます。 |
|
オプションです。ファイル・メタデータ・ストアの場所。タイプをFileに設定する場合、この引数は必須です。タイプをDBに設定すると、この引数は無視されます。 |
保存するための構文は次のとおりです:
archiveConfigObject.save([toLocation])
引数 | 定義 |
---|---|
|
オプションです。変更の保存先の絶対パスを含むファイル名。このオプションを提供しない場合、変更はこの構成オブジェクトで表されるアーカイブに書き込まれます。 |
例
次の例では、アーカイブのadf-config.xmlファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリがない場合、詳細な接続情報を提供する必要があります。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(repository='AppRepos1', partition='partition1', type='DB', jndi='mds-jndi1') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos1', partition='partition2', type='File', path='/temp/dir') wls:/offline> archive.save()
次の例では、アーカイブのadf-config.xmlファイルには定義されたアプリケーションおよび共有メタデータ・リポジトリがすでにある場合、すべての引数は省略できます。変更する引数のみを設定できます。
wls:/offline> archive = getMDSArchiveConfig(fromLocation='/tmp/testArchive.ear') wls:/offline> archive.setAppMetadataRepository(partition='MDS-partition2') wls:/offline> archive.setAppSharedMetadataRepository(namespace='/a', repository='SharedRepos2') wls:/offline> archive.save(toLocation='/tmp/targetArchive.ear')
親トピック: アプリケーション・デプロイメント管理コマンド
importMAR
このコマンドは、MARをインポートするために使用します。
コマンド・カテゴリ: アプリケーション管理デプロイメント
WLSTでの使用: オンライン
説明
アプリケーションのEARファイルとともにパッケージ化されるMARからメタデータをインポートします。MARがすでにパーティションにインポートされている場合、コマンドにより以前のバージョンが削除され、新しいバージョンがインポートされます。
構文
importMAR(application, server [, force] [, applicationVersion] )
引数 | 定義 |
---|---|
|
メタデータをインポートするアプリケーションの名前。 |
|
このアプリケーションがデプロイされる対象サーバー。 |
|
オプションです。変更されたドキュメントおよびMARのみをインポートするかどうかを指定するブール値(trueまたはfalse)。 データベース・ベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARの新しいドキュメントまたは変更されたドキュメントのみがインポートされます。コマンドにより、ドキュメントがインポートされる各MARのラベルが作成されます。ラベルの形式は次のとおりです: postDeploy_application_name_MAR_name_MAR_checksum ファイル・ベースのリポジトリでは、この引数をfalseに設定すると、変更されたMARのみがインポートされます。コマンドにより、個々のドキュメントが比較されることはなく、インポートされた各MARのリポジトリ内にファイルが作成されます。 デフォルトは、trueです。 |
|
オプションです。アプリケーション・バージョン(同じアプリケーションの複数のバージョンをデプロイした場合)。 |
例
次の例では、MARからメタデータをアプリケーションmdsapp
にインポートします。
wls:/weblogic/serverConfig> importMAR('mdsapp','server1')
Executing operation: importMAR.
"importMAR" operation completed. Summary of "importMAR" operation is:
/app1/jobs.xml
/app1/mo.xml
2 documents successfully transferred.
親トピック: アプリケーション・デプロイメント管理コマンド
マルチテナンシ管理コマンド
WLST MDSマルチテナンシ・コマンドでは、テナントの一覧表示、およびテナントのプロビジョニング解除が可能です。
次の項のコマンドを使用して、テナントを管理します。
WLSTでの使用に応じて、コマンドは次のいずれかになります:
-
オンライン - 実行中のサーバーに接続されているときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オフライン - 実行中のサーバーに接続されていないときにのみ、そのコマンドを使用できることを示します。
-
オンラインまたはオフライン - どちらの場合にもそのコマンドを使用できることを示します。
- deprovisionTenant
このコマンドは、メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除するために使用します。 - listTenants
このコマンドは、テナントをリストします。
親トピック: メタデータ・サービス(MDS)カスタムWLSTコマンド
deprovisionTenant
このコマンドは、メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除するために使用します。
コマンド・カテゴリ: マルチテナンシ管理
WLSTでの使用: オンライン
ノート:
WebLogic Server MultitenantのdeprovisionTenant
コマンドは、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。
メタデータ・ストアからテナントをプロビジョニング解除します。テナントに関連付けられているすべてのメタデータがストアから削除されます
構文
deprovisionTenant(repository, partition, tenantName)
引数 | 定義 |
---|---|
|
テナントを含むリポジトリの名前。 |
|
テナントを含むパーティションの名前。 |
|
この操作で使用するテナントを識別する一意の名前。 |
例
次の例では、tenantNameがtenant1
のテナントをプロビジョニング解除します。
wls:/weblogic/serverConfig> deprovisionTenant("mds-myrepos", "part1", "tenant1")
Executing operation: deprovisionTenant.
Tenant "tenant1" has been deprovisioned.
親トピック: マルチテナンシ管理コマンド
listTenants
このコマンドは、テナントをリストします。
コマンド・カテゴリ: マルチテナンシ管理
WLSTでの使用: オンライン
ノート:
WebLogic Server MultitenantのlistTenants
コマンドは、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になっており、次のリリースで削除されます。
MDSリポジトリ・パーティション内のすべてのテナントを一覧表示します。
構文
listTenants(repository, partition)
引数 | 定義 |
---|---|
|
テナントを含むリポジトリの名前。 |
|
テナントを含むパーティションの名前。 |
例
次の例では、指定されたリポジトリおよびパーティション内のすべてのテナントを一覧表示します。
wls:/weblogic/serverConfig> listTenants("mds-myrepos", "part1")
Executing operation: listTenants.
0 GLOBAL
1 tenant1
2 tenant2
3 tenant3
親トピック: マルチテナンシ管理コマンド