2 Infrastructureソフトウェアのインストール

この項では、Oracle Fusion Middleware Infrastructureソフトウェアのインストール方法について説明します。

この項では、次の項目について説明します。

インストール・プログラムの起動

システムのJDKディレクトリからインストール・プログラムを起動します。

インストール・プログラムを開始するには、次のステップを実行します。

  1. ターゲットのシステムにサインインします。
  2. インストーラでは動作保証されたJDKを必要とするため、動作保証されたJDKがシステムにあることを確認します。Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページで、12c (12.2.1.4.0)に適した動作保証のドキュメントを参照してください。
  3. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  4. 次の例に示すように、システム上のJDKディレクトリからjava実行可能ファイルを呼び出すことにより、インストール・プログラムを起動します。これらの例のJDKの場所は、システム上の実際のJDKの場所に置き換えてください。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    /home/Oracle/jdk/jdk1.8.0_211/bin/java -jar fmw_12.2.1.4.0_infrastructure.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    "C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_211\bin\java" -jar fmw_12.2.1.4.0_infrastructure.jar
    

    ノート:

    Windowsでインストール・プログラムを起動する場合は、Windows管理者権限を使用してコマンドを実行します。コマンド・プロンプトを開くときに「管理者として実行」を指定します。コマンド・プロンプト・ウィンドウのタイトル・バーに「管理者: コマンド プロンプト」と表示されます。

インストール・プログラムが開いたら、インストールを開始できます。 「インストール画面のナビゲート」で、各画面について説明します。

インストール画面への移動

インストーラにより、情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。

次の表に、インストーラ画面が表示される順序を示します。インストーラ画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。

表2-1 Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』Oracle中央インベントリに関する項を参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

ようこそ

情報を参照してすべての前提条件が満たされていることを確認し、「終了」をクリックします。

自動更新

自動更新をスキップする選択をするか、パッチを選択するか、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。

インストール場所

Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

「表示」をクリックして、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャを適切なOracleホームにインストールしていることを検証し、確認します。

インストール・タイプ

この画面を使用してインストールのタイプと、それに従ってインストールされる製品および機能を選択します。このトポロジの場合は、「Fusion Middleware Infrastructure」を選択します。

前提条件チェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

検証済のタスクのリストを表示するには、「正常なタスクの表示」を選択します。ログの詳細を表示するには、「ログの表示」を選択します。前提条件のチェックが失敗すると、エラー・メッセージが画面の下方に表示されます。エラーを修正し、「再実行」をクリックして再試行します。エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続けるには、「スキップ」をクリックします(非推奨)。

インストールの進行状況

この画面はインストールの進行状況を示します。

進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。

インストール完了

この画面には、「インストールの場所およびインストールされた機能セットが表示されます。情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。

インストールの確認

インストールの完了後、次のタスクを実行してインストールを検証します。

インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラに問題が発生していないことを確認します。

ログ・ファイルとその場所の詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』インストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。

ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後に表示されるディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解Oracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。

Oracleホームの内容の表示

Oracleホームの内容を、viewInventoryスクリプトを使用して表示できます。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールOracleホームの内容の表示に関する項を参照してください。