A Coherence*Webコンテキスト・パラメータ
web.xml
ファイルで構成することも、コマンド・ラインでシステム・プロパティとして入力することもできる多数のコンテキスト・パラメータが含まれます。システム・プロパティは、コンテキスト・パラメータと同じ名前を持ちますが、ダッシュ(-
)がピリオド(.
)に置き換えられています。
たとえば、コンテキスト・パラメータのcoherence-enable-sessioncontext
は、コマンド行で次のように宣言できます。
-Dcoherence.enable.sessioncontext=true
システム・プロパティと、同等のコンテキスト・パラメータの両方が構成されている場合、システム・プロパティの値が使用されます。
表A-1で、Coherence*Webのコンテキスト・パラメータについて説明します。
表A-1 Coherence*Webのコンテキスト・パラメータ
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
|
Coherence*Webではこのパラメータの値を使用して、 アプリケーション名 + ! + Webモジュール名 application nameは たとえば、 このパラメータが構成されていない場合、Coherence*Webでは、かわりにクラス・ローダーの名前が使用されます。また、このパラメータが構成されておらず、 |
|
スプリット・モデルの場合、「セッション・モデル」の説明のとおり、大型の属性向けに確保されている独立したオーバーフロー・キャッシュに格納するためにシリアライズ形式の属性値で必要な最小長(バイト数単位)をこの値で指定します。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
セッション・キャッシュ情報を取得するために、デフォルトの |
|
分散キャッシュ内のデータ操作(取得、配置および削除)を担当するキャッシュ・デリゲータ・クラスを指定します。有効な値は次のとおりです。
|
|
ノート: WebInstallerを使用している場合は、 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
現在のリクエスト・コンテキストとは関係がないセッションにアクセスしているときに、そのセッションに対するロックを保持する時間を指定します(ミリ秒単位)。現在のリクエスト・コンテキストからセッションが暗黙的に指定されるのは、現在のスレッドでサーブレット・リクエストが処理されており、そのセッションに関連付けられている場合のみです。セッション・オブジェクトに対するその他のすべてのアクセスはコンテキスト外となります。たとえば、任意のセッションへの参照を 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この値は、 有効な値は次のとおりです。
|
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
Webコンテナからイベントを受信する必要があるアプリケーション・クラス名のカンマ区切りリストです。このリストは、 |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
デフォルトで |
|
この名前は、 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この名前は、 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この値を クライアント(アプリケーション・サーバー)が失敗すると、これらの属性は失われます。アプリケーションは、この状態から復旧できる必要があります。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この設定により、セッション・リーパーでは、(たとえば、分散キャッシュ・サービスによって)このノードに保存されるセッションは、このノードで期限切れのチェックが必要なセッションのみであると仮定できます。リーパーを実行していないノードでセッションの記憶域キャッシュを管理している場合は、この値を キャッシュ・サーバーを使用している場合は、スプリット・モデルを選択し、全体をそのキャッシュ・サーバーで管理している独立した分散キャッシュ・サービスでセッションのオーバーフロー記憶域を実行します。セッションの記憶域キャッシュ自体は、全体をアプリケーション・サーバーJVMで管理している分散キャッシュ・サービスに残します。これによって、このローカル性を前提とした機能を活用できます。「期限切れHTTPセッションのクリーンアップ」を参照してください。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
スティッキー最適化( 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
リープ処理の間でデーモンが待機する秒数です。セッション・タイムアウト間隔の長い本番クラスタの場合、これは問題なく大きな値に設定できます。テストで、特にセッション・タイムアウト間隔が短い場合には、もっと小さな値に設定できます。設定値が小さすぎると、ネットワーク・トラフィックの増加や処理に費やすサイクルの増加が発生します。小さい設定値が効果的なのは、期限切れのセッションをアプリケーションで迅速に無効にする必要がある場合のみです。「期限切れHTTPセッションのクリーンアップ」を参照してください。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
デフォルトは、 |
|
セッションのリーパー・デーモンの優先度です。「期限切れHTTPセッションのクリーンアップ」および 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
このプロパティは、タイムアウトしたセッションを削除するためにセッション・リーパーで使用されるメカニズムを示します。有効な値は、 デフォルトは |
|
この値は、オプションの 有効な値は次のとおりです。
Coherence*Webのデフォルト値は、 Coherence*Web WebInstallerについては、デフォルト値は宣言されていません。 |
|
この値は、 値を指定しない場合は、デフォルトで |
|
サーブレット・コンテキストをクラスタ化している場合にサーブレットのコンテキスト・データを保持するために使用するCoherenceキャッシュの名前を指定します。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
セッション・アフィニティ接尾辞トークンを指定の値で構成します。たとえばセッション・アフィニティ接尾辞を <context-param> <param-name>coherence-session-affinity-token</param-name> <param-value>abcd</param-value> </context-param> トークンからセッション・アフィニティ接尾辞を分割するには、パラメータ値として感嘆符( |
|
この値を 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで この表のcoherence-session-member-locking、coherence-session-lockingおよびcoherence-session-app-lockingのパラメータの説明および「セッション・ロック・モード」も参照してください。 |
|
この名前は、セッションを保存するクラスタ化キャッシュの名前をオーバーライドします。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
これは、セッション・キャッシュがクラスタの参加者の間でフェデレートされるかどうかを指定します。有効な値は、 デフォルトは |
|
「Request for Comments 2109: HTTP State Management Mechanism」(RFC 2109)で定義されているセッションCookieのドメインを指定します。デフォルトでは、セッション管理実装によって明示的に設定されているドメインはありません。「セッションとセッション属性のスコープ設定」を参照してください。 |
|
|
|
セッションCookieの名前を指定します。 指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
RFC 2109で定義されているセッションCookieのパスを指定します。デフォルトでは、セッション管理実装によって明示的に設定されているパスはありません。「セッションとセッション属性のスコープ設定」を参照してください。 |
|
RFC 2109で定義されているセッションCookieの最長有効期間(秒)を指定します。-1を指定すると、クライアント上ではCookieが維持されません。正の値を指定すると、最長でその秒数、Cookieがクライアント上で維持されます。0は指定できません。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで-1に設定されます。 |
|
|
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この値は、セッションの有効期限をオーバーライドします。単位は秒です。-1に設定した場合は、セッションが無期限になります。「期限切れHTTPセッションのクリーンアップ」を参照してください。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
Coherence*Webのロック取得のタイムアウトを構成します。「HTTPセッションでのロックのトラブルシューティング」を参照してください。 |
|
生成されるセッションIDの文字数です。推奨の絶対最小長は8です。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
セッションの遅延取得を有効化します。セッションは、サーブレットまたはフィルタがアクセスを試みたときにのみ取得されます。これは、設定済Webアプリケーションにのみ関係します。「遅延取得によるセッションへのアクセス」を参照してください。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで この表のcoherence-session-app-locking、coherence-session-member-lockingおよびcoherence-session-thread-lockingも参照してください。 |
|
このコンテキスト・パラメータの値は、HTTPセッションへの同時アクセスを制御するロック・モードを決定します。
たとえば、 <context-param> <param-name>coherence-session-locking-mode</param-name> <param-value>app</param-value> </context-param> |
|
セッションの無効化中、セッション・リーパーでClassNotFound例外が多数スローされ、記録される場合があります。このコンテキスト・パラメータが 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで 「HTTPセッションでのロックのトラブルシューティング」を参照してください。 |
|
Coherence*Webのロギング・レベルをJDKロギングのかわりに設定する方法。このパラメータの有効な値は、JDKロギングの値(
|
|
この名前は、セッション管理実装の管理情報と構成情報を保存するクラスタ化キャッシュの名前をオーバーライドします。通常は、レプリケート・キャッシュとして構成する必要があります。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この値を 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで この表のcoherence-session-thread-locking、coherence-session-lockingおよびcoherence-session-app-lockingも参照してください。 |
|
このJVMシステム・プロパティを 値を指定しない場合、この値はデフォルトで このパラメータは、システム・プロパティとしてコマンド行でのみ設定できます。 |
|
所定のサイズより大きいことから、シリアライズしたセッション・オブジェクト自体の一部としてではなく、個別のキャッシュ・エントリとした方が効率的に管理できると判断される大型の属性を保存するクラスタ化キャッシュの名前を、スプリット・モデルの場合にこの値がオーバーライドします。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
この値を 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで この表のcoherence-session-app-locking、coherence-session-locking、coherence-session-member-lockingパラメータの説明、および「セッション・ロック・モード」も参照してください。 |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
URLにセッションIDをエンコードするパラメータ名です。コンテナによっては、この値をオーバーライドできない場合があります。 指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |
|
値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで 「セッションCookieパスのスコープ設定」を参照してください。 |
|
使用する
このパラメータは、値の指定が必須です。「セッション・モデルの構成」を参照してください。 |
|
アプリケーションが停止したという最後の通知を 一部のサーバーでは非同期シャットダウンができないため、値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで0に設定されます。 |
|
この値を この表のcoherence-session-thread-locking、coherence-session-member-lockingおよびcoherence-session-app-lockingも参照してください。 値を指定しない場合、このパラメータはデフォルトで |