4 このリリースで修正された不具合および機能強化

このリリースで修正された不具合および機能強化について学習します。

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Coherence for Java

Oracle Coherence for Javaコンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。

12.2.1.4.0の機能強化と修正

  • Coherence REST APIのデフォルトのコンテキスト・パスは、非常に一般的な/から/apiに変更されました。resource-config.context-pathを明示的に構成しているRESTアプリケーションは、この変更の影響を受けません。

  • フェデレーション・メッセージの送信を連続して何回も失敗すると、フェデレーションがERROR状態になる問題が修正されました。

  • 関連するサービスのシャットダウンと同時に集約要求が送信される、まれなNullPointerExceptionが修正されました。

  • LimitFilterが欠落しているエントリ(具体的には)および正しくないソート済ページを返すという問題が修正されました。この修正により、クラスタのすべてのストレージ・ノード間でバランスされたキャッシュ・データを分散するという要件も削除されました。

  • 連続問合せキャッシュ・ベースのviewsをプログラムで作成できる機能が追加されました。view-schemeの詳細は、ドキュメントを参照してください。

  • キャッシュからデータをフェデレートしようとして、その後そのキャッシュが破棄された場合、フェデレーションがNullPointerExceptionをスローすることがある問題が修正されました。

  • クライアントが異常終了した場合に、bdb-store-managerによってバッキングされる永続ローカル・キャッシュでキャッシュ・データ損失が発生することがある問題が修正されました。

  • スレッド数が1でアクティブ永続性が有効な場合、PartitionedServicejava.lang.IllegalArgumentExceptionで開始できないという問題を修正しました。

  • まれなシナリオですが、パーティションの所有権が変更されても、一部の変更が宛先クラスタにフェデレートされない場合、フェデレーション・パーティション・ストリーム識別子が転送されないことがある問題が修正されました。

  • MBeanServerProxyが拡張されて、JMX通知サポートが導入され、JMXに依存せずに通知サポートを提供します。

  • フェデレーション・トレース・ロギングを有効にするか(true)無効にするか(false)を制御するための、TraceLogging属性がFederationManagerMBeanに追加されました。対応するシステム・プロパティcoherence.federation.trace.loggingも追加されました。デフォルトでは、フェデレーション・トレース・ロギングは無効です。

  • ワーカー・スレッドで実行されたキャッシュ・プルーニングによってサービス・スレッドがブロックされる問題を修正しました。

  • フェデレーションが拡張され、フェデレーション・サービスの<backing-map-scheme><federate-apply-synthetic>要素を使用して、宛先パーティション・クラスタでフェデレーテッド変更を統合更新として適用できるようになりました。統合更新では、CacheStore.load()操作はトリガーされません。参加者がオリジンと宛先の両方であるマルチホップ・フェデレーション・トポロジでは、統合更新は他の宛先参加者にフェデレートされないことに注意してください。

  • メンバーが宛先クラスタへの接続を試行している場合、フェデレーションがERROR状態に遷移しないことがある問題が修正されました。

  • 多数のリモートMBeansを含む大規模なクラスタの、レポータのパフォーマンスが向上しました。

  • メンバーが宛先クラスタから切断されている場合、フェデレーションがERROR状態に遷移しないことがある問題が修正されました。

  • MessageBus接続の移行中にOutOfMemoryErrorがスローされることがある問題が修正されました。

  • EventInterceptorが長時間実行されているイベントのEventDispatcherがタイムアウトすることがある問題が修正されました。

  • メモリー・ベースの値(500 Mbなど)を使用してフェデレーションの<journalcache-highunits>を指定する機能が追加されました。

  • <journalcache-backing-map-scheme>要素によって、フェデレーションの内部キャッシュに使用するバッキング・マップを指定する機能が追加されました。

  • エラスティック・データの最大値サイズより大きいキャッシュ・エントリがフェデレートされないことがある問題が修正されました。

  • AbstractSocketBus$Connection.wakeupからNullPointerExceptionがスローされることがある問題が修正されました。

  • BinaryEntry.getExpiry()が不正な値を返すという問題を修正しました。

  • 既存のNamedCacheからContinuousQueryCacheインスタンスを作成できるview()メソッドをNamedCacheインタフェースに追加しました。

  • クラスタの起動中またはローリング再起動中にパーティション分散がハングすることがある問題が修正されました。

  • まれなシナリオですが、フェデレーション宛先がDISCONNECTING状態でスタックすることがある問題が修正されました。

  • まれなシナリオですが、フェデレーションがPAUSEDSTOPPEDまたはERROR状態に遷移しないことがある問題が修正されました。

  • フェデレーションreplicateAll操作が変更され、フェデレーションがreplicateAllを正しく実行できない状態(STOPPEDERRORなど)にある場合に例外がスローされるようになります。

  • 宛先クラスタで受信されたレコードのギャップをフェデレーションが誤って報告していた問題が修正されました。

  • ユーザーが独自のパスワード・プロバイダ実装を提供できるように、PasswordProviderインタフェースのサポートが追加されました。

  • 大きなキャッシュ・サービスに対してフェデレーションのReplicateAll操作を実行すると、宛先クラスタでOutOfMemoryErrorsが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • フェデレーションの集中型トポロジ・ハブ参加者がリーフ参加者へのデータのフェデレートに失敗する可能性がある問題が修正されました。

  • リモート参加者に送信するキャッシュ・エントリを収集する際にフェデレーションで使用されるメモリーが低減されました。

  • ほとんどの状況でフェデレーションの<participant/batch-size>設定が無視される問題が修正されました。

  • 宛先フェデレーション参加者へのキャッシュ・エントリの準備中または送信中に例外がスローされたケースの詳細なロギング情報が追加されました。

  • サイト・ベースのクォーラム・ポリシーをサポートするために、ClusterQuorumPolicyの保護されたメソッド(checkRoleQuorum)が削除されました。

  • Filtersヘルパー・クラスの戻り型が修正され、Filterまで拡張されました。

  • java.lang.Error: Maximum lock count exceededにより分散キャッシュ・サービスが終了する可能性がある問題が修正されました。

  • 索引の再構築時にカスタムCacheStoreからスローされた例外によってキャッシュ・サービスが終了するという問題が修正されました。

  • InFilterを使用した問合せのパフォーマンスの問題が修正されました。

  • 永続性操作のエラーが返されず、JVisualVMに表示されないという問題が修正されました。

  • REST経由の管理を使用してすべてのサービスのスナップショットを取得する機能が追加されました。

  • サービスの再起動後、Berkley DBを使用したオフヒープ・キャッシュに対する操作がPartial failureで失敗する可能性がある問題が修正されました。

  • Coherenceレポート(cache-effectivenessおよびservice)が拡張されて、追加の属性が組み込まれました。

  • オーバーフロー・マップが一杯になったときの関連スレッド間のデッドロックを回避するための<paged-external-scheme>OutOfMemoryError処理に関する問題が修正されました。

  • フェデレーションの使用時にキャッシュ・リソースでデッドロックが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • Coherence * Webコンテキスト・パラメータのcoherence-session-debug-logging-filterが拡張され、デフォルトの除外モードではなく包含モードになります(構文についてはドキュメントを参照)。

  • FlashJournalファイルに使用するディレクトリを指定するために、事前構成済のシステム・プロパティ・オーバーライド(coherence.flashjournal.dir)が追加されました。

  • ガーディアンがリカバリ・モードのときにDaemonPoolで実行されているタスクが誤って取り消される状況を引き起こす可能性のある競合状態が修正されました。

  • パーティションの転送が進行中の場合、有効期限切れとマークされたエントリがキャッシュから削除されない可能性がある問題が修正されました。

  • Java11+TLSv1.3に関する問題を解決するために、新しいリリースのGrizzlyが統合されました。

  • 以前にフェッチされたエントリに対して合成更新が行われた場合にフロント・マップに古い値が残る可能性があるというNearCacheの問題が修正されました。

  • クラスタ・パーティション再分散中にElasticデータのバックアップを解放する際に発生する可能性があるジャーナル記憶域リークが修正されました。

  • ノードが初めて起動するときの永続性および動的クォーラムに関するタイミングの問題が修正されました。

  • メッセージ・バスに関連する統計がClusterNodeMBeanに追加されました。

  • MessageBusバッファ割当てマネージャのパフォーマンスが若干向上しました。

  • チャネルのクローズ中のCPUバウンド・ループを回避するために、SSL接続をクローズするためのロジックが改善されました。

  • メンバーがクラスタ内のサービスへの参加を中断したときに開始される、不要なスレッド・ダンプ・アクションおよびログ・エントリが削除されました。

  • IMB実装を削除しました。IMBメッセージ・バスの構成は、TMB実装にデフォルト設定されます。

  • 他のスレッドが索引が使用可能になるのを待機してブロックされている間に、索引の再構築がバッキング・マップ・イベントの処理を待機して無期限にブロックする可能性があるという、論理デッドロックが修正されました。

  • オンデマンド永続性スナップショットの発行時のメモリー不足が軽減されました。

  • HTTPサーブレット・リクエストがエラー(パイプの中断など)により完了しない場合にセッションをリープできない可能性がある問題が修正されました。

  • デバッグ目的で以前に追加された自動ヒープダンプが無効になりました。

  • キャッシュの数が多いためにパーティション分散に非常に時間がかかるという問題が修正されました。

  • キャッシュの破棄によってキャッシュのインターリーブをリカバリする際の問題が修正されました。

  • パーティションの転送で同時索引再構築が完了しないという問題が修正されました。

  • SessionReaperDaemonの実行中にIOExceptionがスローされる可能性があるというCoherence*Web内の断続的な問題が修正されました。

  • autostarttrueに設定されたニアスキームがfederated-schemeによりバッキングされていると、起動時にClassCastExceptionが発生するという問題が修正されました。

  • JLineがバージョン2.14.6にアップグレードされました。

  • Coherence*Extendリスナーの登録によりProxyServiceが再起動される可能性がある問題が修正されました。

  • フェデレーションstartWithNoBacklog操作でNullPointerExceptionがスローされる可能性のある問題が修正されました。

  • TMB接続が自己移行を繰り返してスタックする可能性がある問題が修正されました。

  • 索引作成に時間がかかっている場合にClassCastExceptionでサービスが終了する可能性がある問題が修正されました。

  • GARの使用時にconfigure(XmlElement)メソッドなしでカスタムConfigurableCacheFactoryを使用すると例外がスローされる問題が修正されました。

  • CPUやメモリーに制限のあるCoherence*Extendクライアントまたはプロキシ・サーバーでのChannelのクローズ時に未処理のRequestTimeoutExceptionが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • PersistenceStoreからの読取り時にEOFExceptionがスローされる問題が修正されました。

  • キャッシュ・ストレージが完全に初期化される前にキャッシュ操作が呼び出されるとUnsupportedOperationExceptionがスローされる問題が修正されました。

  • メッセージ配信でネットワーク上のメッセージ破損を検出するための循環冗長性チェック(CRC)が追加されました。この機能はデフォルトで無効になっていますが、-Dcom.oracle.common.internal.net.socketbus.SocketBusDriver.crc=trueにより有効にできます。

  • NearCachegetリクエストなどの非可変リクエストに対してMapListenerイベントが発行される問題が修正されました。

  • MEMBER_LEFTイベントをディスパッチするとNullPointerExceptionが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • <remote-addresses>要素を使用してフェデレーション直接接続アドレスを指定する機能が追加されました。この機能は、Coherenceクラスタ・ポート上で実行されているNameServiceに接続する優先アドレス参照メカニズムを使用できない可能性があるデプロイメントで使用できます。

  • NearCacheでのコールの切捨てによりMBeanが登録解除され、NearCacheが再移入された後も解除されたままになる問題が修正されました。

  • クォーラムが満たされていないためにフェデレーション変更を適用できない場合にIllegalStateExceptionが記録される可能性がある問題が修正されました。

  • 個別のマシンまたはサイトの数に基づいてクラスタ・クォーラムを記述する機能が追加されました。

  • まれなシナリオですが、フェデレーテッド更新がスキップされて宛先の参加者に適用されない可能性がある問題が修正されました。

12.2.1.3.0の機能強化と修正

  • ClusterMBeanおよびClusterNodeMBeanからヒープ・ダンプを収集するためにMBeanのサポートが追加されました。

  • フェデレーションactive-activeトポロジ定義のためのトポロジ定義に、active-activeトポロジ要素が追加されました。

  • JSONパススルー(RESTを使用)がWebLogic Serverなどのコンテナ環境で正常に機能するように、ContainerPassThroughResourceConfigクラスが追加されました。

  • 非ローカルのNATアドレスで構成されるリスナー・アドレスのサポートが追加されました。

  • リモート・ファイルシステムをターゲットとした永続性の自動検出が追加され、そのような環境におけるデータベースの整合性を保証するためにje.log.useODSYNCが自動有効化されました。

  • JLineをサポートするCoherenceコマンドライン・ユーティリティでJLine2を使用します。

  • 複数のローカルIPが同じサブネット上にあるとノードがクラスタに参加できなくなる可能性のある問題が修正されました。

  • サービスの再起動後のキャッシュへのアクセスが管理対象CoherenceサーバーでIllegalStateExceptionで失敗する問題が修正されました。

  • 一括キー・リスナー登録(解除)においてNearCachesに影響するメモリー・リーク問題が修正されました。

  • SerializationCacheのエントリに対する有効期限の設定が無視されて外部スキームの使用に影響する可能性のある問題が修正されました。

  • 永続性の追加構成パラメータが永続性実装に伝播されない問題が修正されました。

  • scheme-name要素とカスタム・ネームスペース要素の両方を含むキャッシュ構成にclass-schemeを使用すると、カスタム・ネームスペース要素が無視される問題が修正されました。

  • サービスが突然再起動してMapListener経由でアクセスを試行する問題が修正されました。

  • addIndex操作中のConcurrentModificationExceptionでクライアント・リクエストおよびサーバー・フェイルオーバーがハングする問題が修正されました。

  • 2ノード・クラスタがデフォルトで、SE Oneアクティブ/スタンバイ・モードではなく標準パーティション分散戦略を使用する問題が修正されました。

  • addIndex操作中にNullPointerExceptionがスローされる可能性のある問題が修正されました。

  • リコンサイル不能な所有権競合によりパーティション分散がスタックする可能性のある問題が修正されました

  • パーティション転送と同時にキャッシュを破棄するとIllegalArgumentExceptionがスローされる可能性がある問題が修正されました。

  • フェデレーションを永続性で使用するとIllegalArgumentException不明なエクステント識別子とともにスローされる可能性がある問題が修正されました。

  • カスタムの操作構成が指定されるとデフォルトの操作構成が階層的に処理されず、無視される問題が修正されました。

  • フィルタ・ベースのイベント・リスナーが複数ある場合のキャッシュ挿入および更新のパフォーマンスの問題が修正されました。

  • 再分散中にキャッシュを取り除くとサービスが停止する可能性のある問題が修正されました。

  • 実行済タスクの数が2,147,483,647を超えたときにエラーがトリガーされるDaemonPoolの問題が修正されました。

  • 期限が不注意に暗号化され、バックアップおよび永続性コピーへの予期しない放出が発生する問題が修正されました。

  • Coherence Javaストリーム実装でnullの結果が発生する可能性のある問題が修正されました。

  • 永続性からのリカバリ中にensureCacheが呼び出されるとNullPointerExceptionsが発生する問題が修正されました。

  • EvictionPolicyがバッキング・マップで読取りメソッドを呼出すと、スタック・オーバーフローが発生する回帰が修正されました。

  • MemberLeftサービス通知を処理するプロキシ・ノードのパフォーマンスの問題が修正されました。

  • フェデレーションreplicateAllTotalTimeおよびreplicateAllPercentComplete値が正確に計算されない可能性がある問題が修正されました。

  • ストレージが有効化された任意のノード関数開始される前にストレージが無効化されたCoherenceノードが実行中の場合、フェデレーションの宛先の初期状態設定が使用されない問題が修正されました

  • 永続性モードのシステム・プロパティがcoherence.distributed.persistence.modeからcoherence.distributed.persistence-modeに修正されました。ただし、coherence.distributed.persistence-modeは下位互換性のために引き続き使用されています。

  • 対応するインターセプタがフェデレーション・カスタム・メンバーに定義されない場合、Coherenceが正常に起動しない問題が修正されました。Coherenceは開始されるようになり、インターセプタの欠如を知らせる警告メッセージのログが記録されます。

  • 一部ノードのフェデレーテッド・キャッシュのDestinationMBeanReplciateAllPercentComplete属性がゼロから変化しない問題が修正されました。

  • 65535に対する一時的なポートのバインディングでAddress already in use BindExceptionsが発生する問題が修正されました。

  • 異なるMTUのマシンでクラスタを実行すると、クラスタで障害が発生する可能性がある問題が修正されました。

  • WKAスプリットブレインで高いレートのハートビート・パケットが発生する問題が修正されました。

  • 操作を変更するとパーティション化キャッシュがデッドロックする可能性がある問題が修正されました。

  • *Extendクライアントを正常に構成しない場合、プロキシ・ノードで暗号化された例外がスローされる可能性がある問題が修正されました。

  • CacheService.isRunningメソッドで、*Extendクライアントに正常な結果が返らない問題が修正されました。

  • Coherenceスレッドの命名規則に従うようにフェデレーション・スレッド名が修正されました。

  • フェデレーション・ローカル・メンバー名がClusterService再起動で変更されない問題が修正されました。

  • エントリの有効期限でCacheStoreの消去メソッドが誤って呼び出されるフェデレーテッド・スキーマの問題が修正されました。

  • 複数のアプリケーションで使用する場合、Coherence RESTで部分オブジェクト問合せが動作しない問題が修正されました。

  • Elastic Dataを使用してCacheMBean.Unit属性でキャッシュに正常な値が返らない問題が修正されました。

  • Coherenceコマンドライン・ツールを使用して永続性スナップショットを作成できない問題が修正されました。

  • list servicesコマンドでGARデプロイメントのサービスの一覧が正常にリストされない問題が修正されました。

  • SerializationMap.setBinaryStoreメソッドでBinaryStoreインスタンスから値が不必要にロードされる問題が修正されました。

  • 12.2.1.xより前のバージョンの*ExtendクライアントでNearCacheエントリに対する更新の通知が正常に受信されない問題が修正されました。

  • InvokeAllメソッドの実行中にIllegalStateExceptionが誤ってスローされる問題が修正されました。

  • 2つのノードがあるクラスタでのアーカイブ済永続性スナップショットのロードが失敗する問題が修正されました。

  • 管理対象Coherenceサーバー環境で「メンバーとサービス」タブを右クリックするとエラーが発生するJVisualVMプラグインの問題が修正されました。

  • キャッシュ構成ファイル内でunit-factorプロパティを使用するとキャッシュ・バイトが負の数になるJVisualVMプラグインの問題が修正されました。

  • connect-timeoutデフォルト値の記述が修正されました。

  • Coherenceサービス起動の競合状態でサービスのデッドロックが発生する可能性のある問題が修正されました。

  • PartitionedServiceのログ・メッセージの記述が、他のサービス・タイプでは表示されるが一部のフィールドで欠落している問題が修正されました。

  • キャッシュのリリースの際にSimpleSerializationMapBinaryStoreが配置されない問題が修正されました。

  • 別のCoherenceサーバーにフェデレーション接続が正常にフェイルオーバーしない場合がある問題が修正されました。

  • JMXリクエストの処理中に特定の状況下でNullPointerExceptionがスローされる可能性のある問題が修正されました。

  • パーティションが別のメンバーに転送されると変更の処理が遅延してサービスが再起動する問題が修正されました。

  • サービス・ワーカー・スレッドがensureIndexReady操作でスタックしてクライアント・リクエストがハングする可能性のある問題が修正されました。

  • prepareBackupAllRequest操作でAssertionErrorが発生しPartitionedCacheサービスが誤って終了する可能性のある問題が修正されました。

  • パーティション分散がいつまでもハングし続ける可能性のある問題が修正されました。

  • パーティション再分散中にNullPointerExceptionがスローされる可能性のある問題が修正されました。

  • MBeanの登録解除時間の問題が修正され、登録済MBeanの数に比例しないように改善されました。

  • connect-timeoutデフォルト値の記述が修正されました

  • Coherenceサービス起動の競合状態でサービスのデッドロックが発生する可能性のある問題が修正されました。

  • OnMemberLeftで発生する未処理の例外のログをEventDispatcherが記録する場合、配置されたソケットへのアクセスが削除されました。

  • TopNAggregatorの結果が降順で表示される問題が修正されました。inverseComparatorLowestNで使用されると、TopNAggregatorの結果は昇順で表示されます。

  • Coherence REST依存性バージョンが更新されました。詳細はCoherence REST pomを参照してください。

  • 失敗したTMB接続を再び確立すると、接続が機能停止する問題が修正されました。

  • メンバー同士のTMBベースの接続が機能停止する問題が修正されました。

  • TMBが改善されて基礎となるTCPソケットに再接続されると、予期せずTCPの接続が断絶する問題が修正されました。

  • アクティブな永続性からリカバリした後に、フェデレーションでOutOfMemoryExceptionJournalRecordGCDaemonにスローされる場合がある問題が修正されました。

  • Extended MBeans機能が有効化されている場合、Cache MBeanがMBeanサーバーから登録解除されない問題が修正されました。

12.2.1.2.0の機能強化と修正

  • ChangeRecordをフェデレーションできないことを指定するsetLocalOnlyおよびisLocalOnlyメソッドがChangeRecordインタフェースに追加されました。

  • ParticipantType属性がDestinationMBeanおよびTopologyMBean MBeanに追加されました。

  • フェデレーテッド・キャッシュ・サービスに属しているが、フェデレートされていないキャッシュのリストを取得するlistNonFederatedCaches操作がFederationManagerMBean MBeanに追加されました。

  • Member属性がDestinationMBeanおよびOriginMBean MBeanに追加されました。

  • FederationManagerMBean MBeanに2つの新しい開始操作が追加されました。startWithNoBacklogは開始操作前にバックログをクリアし、startWithSyncは開始操作後に宛先に対してReplicateAll操作を実行します。

  • キャッシュの書込みが常に合成で、HotCacheリフレッシュ・キャッシュのフェデレーションが回避されるHotCacheの制限が修正されました。合成キャッシュ書込みの使用をJPAエンティティ・クラス単位で構成できるようになりました。

  • データベースの主キーで実行されたUPDATE操作がCoherenceキャッシュに反映されないHotCacheの問題が修正されました。データベースのUPDATE操作で、主キーに加えて他の更新が実行される場合、HotCacheは主キー以外の更新を既存のキャッシュ・エントリにマージし、主キーの更新をスキップします。これにより、キャッシュにデータベースと異なる正しくないデータが含まれます。キャッシュ内のキーが、データベースの主キーと比較して古くなっていました。

  • データベース行の主キーの変更によってキャッシュのリフレッシュが実行されないHotCacheの問題が修正されました。

  • *Extend MapListener実装の登録時にLicenseException例外が発生する問題が修正されました。

  • キャッシュのREST XML問合せで、デリミタのないキーの集まりが生成される問題が修正されました。

  • 同じキャッシュで複数のContinuousQueryCacheインスタンスを使用すると、Coherenceパーティション化キャッシュ・サービス・プロセスが未処理の例外で終了する問題が修正されました。

  • ライセンス・チェックのためにスレッドmainでライセンスの例外が発生する問題が修正されました。

  • InKeySetFilterフィルタを使用するリスナーのキャッシュを解放または破棄するとエラーが発生する問題が修正されました。

  • ローリング再起動中に問合せ関連の要求によって正しくない結果になる可能性のある問題が修正されました。

  • トランザクションの同時実行性の問題が修正されました。

  • 持続的スナップショットが削除されない問題が修正されました。

  • リモート・ニア・キャッシュとローカル・キャッシュのisDestroyedおよびisReleasedメソッドが修正されました。

  • Coherence*WebがPeopleSoftアプリケーションで使用されているときにHTTPセッションが保存されない問題が修正されました。

  • スタンドアロンのローカル・キャッシュでLRU削除ポリシーが機能しない問題が修正されました。

  • syntheticフラグが適用されない場合があるBinaryEntry APIの問題が修正されました。

  • 多数のラムダ呼出しを使用する場合の問題が修正されました。

  • 平均要求時間のフィールドに正しくない小数点以下の桁数が表示されるCoherence-JVisualVMプラグイン・サーバータブの問題が修正されました。

  • マテリアライズド・ビューの行の更新を表す挿入操作が無視されているHotCacheの問題が修正されました。JPAエンティティ・タイプ単位で冗長な挿入が適用されるようHotCacheを構成できるようになりました。

  • プロキシ・サーバーへの接続が閉じているときに、*Extendクライアントでデッドロックが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • MapTrigger実装で登録されたエントリがフェデレートされない問題が修正されました。

  • 過剰なネイティブ・メモリー割当てを回避するためにBufferManager APIが修正されました。

  • Windows TCP使用時の短時間のネットワーク停止によるCoherenceクラスタ・メンバーの誤停止検出の原因となる問題が修正されました。

  • 永続性のコマンドが失敗したときに、詳細なエラー・メッセージが表示されないCohQLの問題が修正されました。

  • 実行済タスクの数が2,147,483,647を超えたときにトリガーされるDaemonPool実装のエラーが修正されました。

  • 所有権競合エラーによりパーティション分散がスタックする可能性のある問題が修正されました。

  • ユニットファクタがキャッシュ構成ファイル内で構成されている場合にキャッシュ・バイトが負数になる場合があるCoherence-JVisualVMプラグインの問題が修正されました。

  • invokeAllメソッドの実行中にデッドロックが生じたときに、パーティション化キャッシュ・サービスのInvocationContextインタンスが未完了のままコミット状態になる問題が修正されました。

  • インデックス・マップに重複キーが生成される可能性がある問題が修正されました。

12.2.1.1.0の機能強化と修正

  • sizeisEmptyclearおよびcontainsKeyのメソッドがAsyncNamedCacheに追加されました。

  • PreLoadRequests操作からイベントを表示するインターセプタの機能が追加されました。

  • フェデレーテッド・キャッシュの実行中にreplicateAll操作をモニターするための、ReplicateAllPercentCompleteEstimatedReplicateAllRemainingTimeおよびReplicateAllTotalTimeの属性がDestinationMBeanに追加されました。

  • FederatedChangeEventタイプを取得するために使用できるChangeRecord.getEventTypeが追加されました。

  • <connect-retry-timeout>要素と<participant>要素を使用して、フェデレーション・メンバーの接続再試行タイムアウトを指定できるようになりました。

  • ポートを指定せずにフェデレーション・メンバーのアドレスを構成できるようになりました。

  • Dynamic Active Persistence Quorum Policyを使用している場合に、CohQLとJVisualVMを使用してFORCE RECOVERY操作を実行できるようになりました。

  • バッキング・マップがCacheStore実装によって戻される場合に、リードスルー・キャッシングによってロードされたエントリに対するフェデレーテッド・キャッシュ・レプリケーション・サポートが追加されました。

  • フェデレーテッド・キャッシュのReplicateAll操作のトラッキングに使用できる、FederatedPartitionEventSYNCINGイベントとSYNCEDのイベントが追加されました。

  • getおよびgetAll操作からのリードスルーによりロードされたエントリから、インターセプタがイベントを受信できる機能が追加されました。

  • JVisualVMプラグインに必要なJDKの最小バージョンが、JDK 7 Update 79またはJDK 8 Update 40に変更されました。

  • Coherence JVisualVMプラグインがシステム・プロパティでcom.oracle.coherence.接頭辞のかわりにcoherence.接頭辞を使用するように変更されました。

  • 別のクライアントによって破棄されたキャッシュを参照した場合に、クライアント側のNamedCacheIllegalStateExceptionをスローするように変更されました。

  • マシン名の文字列の長さ制限が32バイトから66バイトに増えました。

  • InKeySetFilterを使用するリスナーのキャッシュを解放または破棄するとAssertionErrorが発生する問題が修正されました。

  • 新規登録エントリに対するBackingMapContext.getReadOnlyEntry呼出しで発生するnullポインタ例外の問題が修正されました。

  • バッキング・マップの切捨てでフロント・マップがクリアされない、記憶域無効ノードのニア・キャッシュの問題が修正されました。

  • すべての所有権有効ノードでサイレント操作として実行されるように、NamedCache.truncateの問題が修正されました。

  • SSL定義が操作構成ファイルにインラインで追加されると発生するnullポインタ例外が修正されました。

  • AsyncNamedCache.invokeAsyncNamedCache.invokeAllで例外が正しく伝播されない問題が修正されました。

  • 正しいチェックが行われ、標準以外の使用方法で例外がスローされないように、AbstractHttpSessionModeltoStringメソッドが修正されました。

  • 一意の名前が付けられたキャッシュ上で作成と破棄が繰り返し呼び出された場合に発生する、クライアントまたはプロキシのSafeNamedCacheのメモリー・リークが修正されました。

  • エントリ・プロセッサからentry.setValueをコール中にUnsupportedOperationExceptionがスローされる問題を修正しました。

  • ContinuousQueryCacheのメモリー・リークを修正しました。

  • サービスから登録解除されないためガベージ・コレクタによって再要求できない、ContinuousQueryCache.releaseの問題が修正されました。

  • バイナリ・キーがまれに二重に修飾されることがあった問題が修正されました。

  • Coherence JVisualVMプラグインでJavaログ出力が正しく使用されない問題が修正されました。

  • ensureCacheで不必要なアクセスが実行される問題が修正されました。

  • ハンドシェイクを構成済の接続タイムアウト内に含めることで、SSLハンドシェイク中に接続がハングする問題が修正されました。

  • ChainedRequestの変更でIndexOutOfBoundsException例外がスローされる問題が修正されました。

  • 関連付けられているサービス・スキームがニア・キャッシュに参照されている場合に、構成済インターセプタが登録されない問題が修正されました。

  • page-duration要素がpaged-external-scheme要素定義で認識されない問題が修正されました。

  • システム・プロパティに再帰マクロ値が含まれており(つまり-Dtangosol.pof.enabled=$ Unknown macro: {tangosol.pof.enabled})、OSシステム・プロパティが設定されていなかったため、構成処理中にハングする原因となった問題が修正されました。

  • Coherenceの構成要素名をシステム・プロパティで解決する際の問題(システム・プロパティのautostartがCoherenceの構成要素autostartをオーバーライドしない)が修正されました。

  • キャッシュ・ストアの後書きなどの、エントリの値を変更しないキャッシュ操作の結果、UnsolicitedCommitEventイベントが発生する問題が修正されました。

  • nullではなく空の収集が返されるようにAsyncNamedCache操作が修正されました。

  • coherence WebのWLS SPIコードによって非同期所有権がリクエストされる問題が修正されました。

  • キャッシュが閉じられる際にパーティション化されたキャッシュ構成およびキャッシュの統計MBeanが登録解除される問題が修正されました。これらは、キャッシュが破棄される際に登録解除されるようになりました。

  • AIXで動作するIBMのJDKを使用してクラスタに接続すると「マシン」タブと「平均のロード」グラフが空白になる、Coherence JVisualVMプラグインの問題が修正されました。

  • report-cache-size.xmlレポートにReportTime列がない問題が修正されました。

  • キャッシュの破棄後に不要な登録解除MBeanメッセージが管理対象ノードに送信される原因となった問題が修正されました。

  • キャッシュに保存されているJSONデータの問合せにCohQLを使用するとローカル・クラスの非互換エラーが返される問題が修正されました。

  • トランザクションの同時実行性の問題が修正されました。

  • プライマリ所有権が変更されている間にストレージが有効なノードでAsynchronousEntryProcessorを送信する際の問題が修正されました。

12.2.1.0.0の機能強化と修正

  • 読取り/書込みバッキング・マップで、放出予定であるがまだキャッシュ・ストアに書き込まれていないエントリの格納および書込み操作が速くなりました。

  • サーバー側イベント・スロットルを実装するSamplingEventTransformerクラスが追加されました。

  • 非同期NamedCache APIサポート(AsyncNameCacheインタフェース)が追加されました。

  • 非ブロッキングInvocableのサポートが追加されました。NonBlockingInvocableインタフェースは、起動サービス・スレッドで対応するタスクを実行し、ブロッキングなしで起動結果を取得できるよう設計されています。

  • 非同期エントリ・プロセッサのコールバックのサポートが追加されました。

  • ストリーミング集約のサポートが追加されてメモリー・オーバーヘッドが少なくなり、パフォーマンスが向上しました。

  • Java Genericsの使用のサポートが追加されました。

  • NamedCacheキャッシュによってサポートされるタイプを宣言するために<cache-mapping>要素内に<key-type>および<value-type>要素が追加されました。

  • NamedCache APIにラムダのサポートが追加されました

  • 動的ラムダ実行のサポートが追加されました。

  • Java 8で導入されたデフォルトMapメソッドのサポートがInvocableMapインタフェースに追加されました。

  • リカバリの時間を大幅に短縮するためにパーティション転送またはフェイルオーバー後に非同期で索引データ構造を再構築する機能が追加されました。

  • 非同期アグリゲータの実行のサポートが追加されました。

  • エラスティック・データでフラッシュにオーバーフローせずにピュアRAMジャーナルを使用することのサポートが追加されました。

  • present無効化ストラテジを使用する際のニア・キャッシュのパフォーマンスが向上しました。

  • 配列ベースのフィルタ(AndFilterAnyFilterなど)にフィルタ評価順序を適用する機能が追加されました。

  • CohQLの機能が強化され、CohQL問合せで使用されるカスタムの値エクストラクタ(POFExtractorsなど)を指定できるようになりました。

  • 機能上はclearと同等ですが、エントリレベルのキャッシュ・イベントが発生しないtruncateメソッドがNamedCacheインタフェースに追加されました。この新しいAPIによってサーバー側のメモリー負荷が大幅に軽減され、リスナーでのキャッシュのネットワーク消費が飛躍的に削減されるため、特にニア・キャッシュに有用です。

  • 有効期限のスライドのサポートが追加されました。キャッシュ・エントリの有効期限が読取りアクセス時に延長されます。

  • キャッシュの有効期限に達すると、キャッシュ・エントリがバッキング・マップからプロアクティブに放出され、キャッシュ操作で放出を開始する必要がなくなりました。

  • 名前および識別子の使用時の重複イベント・インターセプタの一貫性のない登録動作が修正されました。

  • ローカル専用(インプロセス)イベントを受信するマップ・リスナーのスロー・メモリー・リークの原因となっている問題が修正されました。

  • NamedCache操作(createwriteおよびdestroy)の繰返しの呼出しによるStorageインスタンスのリークの問題が修正されました。

  • EventDispatcherスレッドの実行待ちのタスクの数(ServiceMBean.EventBacklog)または実行するタスクの合計数(ServiceMBean.EventCount)を確定できない問題が修正されました。

  • NamedCache.lock(key, -1)の呼出しが、ロックが使用可能になるまで待機しない問題が修正されました。

  • 同期されていないスレッドで実行されるaddIndexメソッドでレプリケートされたキャッシュについて誤った結果が返される問題が修正されました。

  • MultiExtractorクラスを索引として使用すると、不正確な索引付けされたデータが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • ライブ・イベントのポスト・コミットの実行中のGuardSupport.heartbeatメソッドの起動に関する問題が修正されました。

  • 負荷が高い状態での有効期限または放出の使用でAssertionException例外またはデッドロックが発生する問題が修整されました。

  • ExtensibleConfigurableCacheFactoryの使用時に、キャッシュ構成ファイルに定義されているニア・キャッシュ・イベント・インターセプタが登録されない問題が修正されました。

  • サービスが一時停止されて再開された後の非同期エントリ・プロセッサの遅延の問題が修整されました。

  • ObservableSplittingBackingCacheインスタンスの使用時にConfigurableCacheMapメソッドが誤った値を返す問題が修整されました。

  • CacheStoreBinaryEntryStoreおよびListenerインスタンスでのエントリの更新の見落としの原因となる可能性のあるUpdaterProcessorクラスの問題が修正されました。

  • バッキング・マップ・リスナーがイベントを即座に処理せず、その結果古いバックアップ値が返される問題が修整されました。

  • トランザクションのコミット前イベント(COMMITTING)で変更されていないエントリが表示される問題が修整されました。

  • バック・キャッシュが壊れている場合、ニア・キャッシュのフロント・マップがクリアされない問題が修整されました。

  • すべてのストレージ・ノードが再起動された後、ニア・キャッシュのフロント・キャッシュが更新されない問題が修整されました。

  • MBeanServerをリモートで呼び出す機能が追加されました。

  • クラスタ内のノードの1つを管理ノードとして選択する動的管理モードが新たに追加されました。

  • StorageManagerMBeanIndexTotalUnitsと呼ばれる属性が追加されました。

  • 索引サイズの精度が向上しました。

  • ReporterMBean操作の使用時にレポート・ファイルおよびレポート・グループXMLを文字列として渡す機能が追加されました。

  • extendedmbeannameシステム・プロパティがtrueに設定されている場合にClusterMBean.logClusterStateメソッドの呼出しでスレッド・ダンプが生成されない問題が修整されました。

  • 操作オーバーライド構成ファイルの<default-domain-name>要素に設定された値が無視される不具合が修正されました。

  • ウェル・ノウン・アドレス(WKA)リストが使用可能な場合、デフォルト・ユニキャスト・リスナー・アドレスがWKAリストから導出されます(WKAアドレスと同じサブネットのローカルIPが選択されます)。

  • DNSがIPのリストを返すよう構成された単一ホスト名を使用してWKAリストを表すことができます。

  • Coherenceは、ポート7574をマルチキャスト通信およびネーム・サービスのデフォルト・クラスタ・ポートとして使用します。ユニキャスト・ポートは自動的に選択されます。

  • 複数のクラスタは、現在、1つのクラスタ・ポートと、マルチキャスト・アドレスまたはWKAアドレスを共有することができます。多くの場合、クラスタ・ポートまたはマルチキャスト・アドレスを変更する必要はありません。

  • キャッシュ・データへのアクセスを認可する機能が追加されました

  • クラスタ化されたデータへのユーザー・アクセスを記録する監査ログを取得する機能が追加されました。

  • Java Security Managerを使用してCoherence APIの様々な場所を保護する追加JAAS権限が追加されました。

  • 潜在的に弱い暗号や特定のプロトコル・バージョンの使用を制御するようSSLソケット・プロバイダを構成する機能が追加されました。

  • プロキシ・サービスはネーム・サービスと同じアドレスにバインドされるようになりました。

  • Coherence*Extendクライアントは接続限度にあるプロキシ・サーバーによってリダイレクト可能です。

  • NameServiceインタフェースにガーディアンのサポートが追加され、アクセプタが自動的に再起動されるようになりました。

  • サーバー送信イベントのサポートがCoherence RESTに追加されました。

  • <key-class>および<value-class>要素はREST構成ファイルの<resource>要素内またはキャッシュ構成ファイルの<cache-mapping>要素内に定義できます。

  • Coherence*ExtendクライアントでのJCacheの使用のサポートが追加されました。

  • Jetty HTTPサーバーのサポートがCoherence RESTに追加されました。

  • Oracle Traffic Director (OTD)をCoherence*Extend接続のロード・バランスに使用できます。

  • GenericPrincipalから派生したSimplePrincipalが追加されました。SimplePrincipalは、Identity.Nameプロパティを使用してオブジェクトの等価性を判断します。

  • プロキシ・サーバーのTcpProcessorスレッドがCPUビジー・ループで止まってしまう原因となっていた問題が修正されました。

  • ConnectionManager MBeanがネーム・サービスから削除されました。

  • UUIDの同時アクセスの問題を修正しました。

  • <connect-timeout>要素が<tcp-initiator>要素から削除されました。かわりに<initiator-config>要素に定義されています。

  • Extendクライアントがレプリケート・キャッシュから削除イベントを受信しない問題を修正しました。

  • 同じキーをターゲットとするキーベースのリクエストに対するプロキシ・サービスでの競合が削減されました。

  • セッションの削除時にエントリ・プロセッサを使用してパフォーマンスを向上させる新規HTTPセッション取得メカニズムが追加されました。

  • HTTPセッション・キャッシュをフェデレーテッド・クラスタ間でレプリケートする機能が追加されました。

  • HTTPセッション属性がjava.io.Serializableの実装に必須である問題が修正されました。

  • Java 8 DateおよびTime APIのサポートがPOFに追加されました。

  • オプション・タイプのサポートがPofReaderおよびPofWriterインタフェースに追加されました。

  • 空白を含むディレクトリをクラス・ファイルのルート・ディレクトリにできないPOF構成ジェネレータの問題が修正されました。

  • ゼロ以外の秒未満を含む負数の日付のPOFシリアライズの問題が修正されました。

  • トランザクションPOF IDとの競合を避けるためにCoherence JCache POF IDが以前のリリースの610-699から700-799に移動されました。

  • Coherenceシステム・プロパティ名にtangosol接頭辞は必要なくなりました。

  • <port-auto-adjust>要素が変更され、ブール値またはポート範囲の上限がサポートされるようになりました。

  • 指定されたSSLプロトコルの有効化または無効化のサポートが追加されました。

  • 構成ファイルの要素の値にシステム・プロパティを使用する機能が追加されました。構文は次のとおりです。

    ${system.property default_value}
    
  • バッキング・マップのpartitioned設定の問題が修正されました。明示的にfalseに設定されると、インメモリー・バックアップ・パーティション化設定もfalseに設定されていました。

  • ファイル名またはパスに#文字を含むリソースのロードが失敗する問題が修正されました。

  • クラスタ内のノードの1つを管理ノードとして選択する動的管理モードが新たに追加されました。これは、管理対象Coherenceサーバーのデフォルト管理モードです。

  • GARファイルで共有ライブラリを参照できます。

  • GARファイルを複数のドメイン・パーティションにまたがってデプロイし、すべてのテナントで使用できます。分離はドメイン・パーティション・レベルで提供され、アプリケーションに対して透過的です。

  • 各ドメイン・パーティションのキャッシュ・プロパティをオーバーライドする機能が追加されました。

  • クラスタ内のすべてのドメイン・パーティションでキャッシュを共有する機能が追加されました。

  • JCacheを管理対象Coherenceサーバーとの組合せで使用する機能が追加されました。

  • Coherence RESTライブラリ(coherence-rest.jar)はWebLogic Serverクラスパスにデフォルトで含まれ、アプリケーションの一部としてパッケージ化してデプロイする必要はありません。

  • 内部セッション属性名がInternalWLSAttribute接頭辞を削除せずに返される問題が修正されました。

  • MBeanServerFinderインタフェースに、MBeanサーバーのJMXServiceURL値を返す新しいメソッドがあります。

  • デーモン・スレッドが指定したサービス・クラスローダーを使用しない問題を修正しました。

  • log4j 2のサポートが追加されました。

  • 空白およびカッコを含むJAVA_HOMEパスの処理に失敗するWindowsコマンド・スクリプトの問題が修正されました。

Oracle Coherence for .NET

Oracle Coherence for .NETコンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。

12.2.1.4.0の機能強化と修正

  • 欠落している<cluster-name>要素定義がcache-config schema定義に追加されました。この要素は、<remote-cache-scheme>要素および<remote-invocation-scheme>要素の子要素として定義されます。

  • ローカル・ビューおよびフィルタ可能ビューの作成を可能にするview()メソッドをNamedCacheインタフェースに追加しました。

  • CPUやメモリーに制限のあるCoherence*Extendクライアントまたはプロキシ・サーバーでのChannelのクローズ時に未処理のRequestTimeoutExceptionが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • NearCachesでgetリクエストなどの非可変リクエストに対してMapListenerイベントが発行される問題が修正されました。

12.2.1.3.0の機能強化と修正

  • OnMemberLeftで発生する未処理の例外のログをEventDispatcherが記録する場合、配置されたソケットへのアクセスが削除されました。

  • チャンネルおよびコーデックのログ・メッセージに不完全な記述がある問題が修正されました。

  • connect-timeoutデフォルト値の記述が修正されました

  • .NETローカル・キャッシュでTopNAggregatorの使用が機能しない問題が修正されました。

  • TopNAggregatorの結果が降順で表示される問題が修正されました。inverseComparatorLowestNで使用されると、TopNAggregatorの結果は昇順で表示されます。

  • メンバーの場所情報の表示の問題が修正され、Javaに厳密に一致する表示がメンバーToString()で出力されるように改善されました。

  • 様々なタイプのクラスの.NET開発を容易にするAbstractProcessorAbstractInvocableおよびAbstractAggregatorメソッドの実装に関する問題が修正されました。

12.2.1.2.0の機能強化と修正

  • java.io.UTFDataFormatExceptionが発生しているサロゲート・ペアの.NETシリアライズの問題が修正されました。

  • POFクライアントとクラスタ間のロケールの違いによって.NETで生じる小数点以下の桁数の問題が修正されました。

  • プロキシ・サーバーへの接続が閉じているときに、*Extendクライアントでデッドロックが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • Windows TCP使用時の短時間のネットワーク停止によるCoherenceクラスタ・メンバーの誤停止検出の原因となる問題が修正されました。

12.2.1.1.0の機能強化と修正

  • ContinuousQueryCacheのメモリー・リークを修正しました。

  • サービスから登録解除されないためガベージ・コレクタによって再要求できない、ContinuousQueryCache.releaseの問題が修正されました。

  • CacheFactoryメソッドにおける同時アクセスの問題を修正しました。

  • SplitSessionModelの最小サイズを超える属性にクライアントがアクセスする前に再試行が必要になるか遅延が生じる問題が修正されました。

  • Javaインストールにバンドルされている.NETのサンプルの.csprojファイルが.NET framework 4.0用に修正されました。

12.2.1.0.0の機能強化と修正

  • .NETクライアントはアプリケーション構成ファイルではなくキャッシュ構成ファイル内のPOF構成ファイルを構成できるようになりました。カスタム・シリアライザはキャッシュ構成ファイルの<serializer>要素の<init-params>を初期化するコンストラクタを実装しなければならなくなったことに注意してください。

  • デフォルトの接続タイムアウト値は、プラットフォーム間で変わりません。

  • GenericPrincipalから派生したSimplePrincipalが追加されました。SimplePrincipalは、Identity.Nameプロパティを使用してオブジェクトの等価性を判断します。

  • <connect-timeout>要素が<tcp-initiator>要素から削除されました。かわりに<initiator-config>要素に定義されています。

  • クライアントの読取りおよび書込みロックの取得の問題が修正されました。

  • SynchronizedDictionary.AcquireWriteLockメソッドでスレッド割込みが秘匿される問題が修正されました。

  • UUIDの同時アクセスの問題を修正しました。

  • オプション・タイプのサポートがPofReaderおよびPofWriterインタフェースに追加されました。

  • ValueChangeEventFilterクラスの問題が修正され、フィルタによって使用される値が正しく抽出されるようになりました。

  • キーベースのエクストラクタを使用するSimpleMapIndexインスタンスが非常に遅い問題が修正されました。

  • すべてのストレージ・ノードが再起動された後、ニア・キャッシュのフロント・キャッシュが更新されない問題が修整されました。

  • キャッシュの有効期限に達すると、キャッシュ・エントリがバッキング・マップからプロアクティブに放出され、キャッシュ操作で放出を開始する必要がなくなりました。

  • Coherenceシステム・プロパティ名にtangosol接頭辞は必要なくなりました。

  • 構成ファイルの要素の値にシステム・プロパティを使用する機能が追加されました。構文は次のとおりです。

    ${system.property default_value}
    

Oracle Coherence for C++

Oracle Coherence for C++コンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。

12.2.1.4.0の機能強化と修正

  • ローカル・ビューおよびフィルタ可能ビューの作成を可能にするview()メソッドをNamedCacheインタフェースに追加しました。

  • C++クライアントに対するVisual Studio 2019のサポートを追加しました。ただし、Visual Studio 2010のサポートは停止します。

  • CPUやメモリーに制限のあるCoherence*Extendクライアントまたはプロキシ・サーバーでのChannelのクローズ時に未処理のRequestTimeoutExceptionが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • NearCachesでgetリクエストなどの非可変リクエストに対してMapListenerイベントが発行される問題が修正されました。

12.2.1.3.0の機能強化と修正

  • COH_OPEN_NAMESPACE_ANONおよびCOH_CLOSE_NAMESPACE_ANONマクロが追加され、Visual Studio 2017を使用して疑似無名名前空間でのCoherence管理対象のクラスの宣言が容易になりました。

  • APIドキュメントから欠落していたC++クラスが追加されました。

  • コレクションおよび配列ユーティリティ・クラスにリバース・メソッドおよびスワップ・メソッドが追加されました。

  • 様々なタイプのクラスのC++開発を容易にするAbstractProcessorAbstractInvocableおよびAbstractAggregatorメソッドの実装に関する問題が修正されました。

  • connect-timeoutデフォルト値の記述が修正されました。

  • *Extend接続がWSA_IO_PENDINGエラーで切断する可能性のある問題が修正されました。

  • Coherence Javaログ・メッセージに類似するようにログ・メッセージの書式化が修正されました。

  • TopNAggregatorの結果が降順で表示される問題が修正されました。inverseComparatorLowestNで使用されると、TopNAggregatorの結果は昇順で表示されます。

  • メンバーの場所情報の表示の問題が修正され、Javaに厳密に一致する表示がメンバーtoString()で出力されるように改善されました。

12.2.1.2.0の機能強化と修正

  • 接続の例外をパブリックにするConnectionException.hppヘッダー・ファイルが追加されました。

  • 断続的なネットワーク障害によってキャッシュ・サービスが再起動し、非アクティブなNamedCache参照が解放されるクライアント側のNamedCache参照処理の問題が修正されました。

  • 一意のNamedCacheインスタンスを繰り返し作成および破棄するとメモリー・リークが発生するSafeNamedCacheクラスの問題が修正されました。

  • プロキシ・サーバーへの接続が閉じているときに、*Extendクライアントでデッドロックが発生する可能性がある問題が修正されました。

  • プロキシ・サーバーへの接続が失敗した場合、またはプロキシ・サーバー接続が失われた場合にメモリー・リークが発生する問題が修正されました。

  • Windows TCP使用時の短時間のネットワーク停止によるCoherenceクラスタ・メンバーの誤停止検出の原因となる問題が修正されました。

  • Coherenceサービスがサブジェクト・スコープである場合にCacheFactory::shutdownメンバー関数が停止する可能性のある問題が修正されました。

  • Solarisでstaticのコンストラクタとデコンストラクタが複数回呼び出される場合がある問題が修正されました。

  • ClassBasedHeapAnalyzerクラスが初期化でデッドロックする可能性のある問題が修正されました。

12.2.1.1.0の機能強化と修正

  • ContinuousQueryCacheのメモリー・リークを修正しました。

  • サービスから登録解除されないためガベージ・コレクタによって再要求できない、ContinuousQueryCache.releaseの問題が修正されました。

  • LimitFilterPofExtractorによってUnsupportedOperationException例外がスローされる原因となった問題が修正されました。

  • C++ ExtendクライアントがUTF8文字列を正しく検証しない問題が修正されました。

12.2.1.0.0の機能強化と修正

  • すべてのSolarisディストリビューションでのSTLportのサポートが追加されました。

  • C++11のサポートが追加されました。

  • Windows 64ビットのBackTraceのサポートが追加されました。

  • Thread::isAliveメソッドが追加されました。

  • Java 1.8 JDKの追加に従って新規メソッドがcoherence::util::Mapインタフェースに追加されました。これらのメソッドはデフォルトを実装しますが、オーバーライドできます。詳細は、APIのドキュメントでcoherence::util::Mapを参照してください。

  • スレッド・ローカル・メモリー・アロケータのヒット率およびミス率に関するロギング詳細を有効にするプロパティtangosol.coherence.heap.loggingが追加されました。

  • InKeySetFilter::ensureConvertedm_vSetKeysが変更可能である必要があるため、FinalView InKeySetFilter.f_vSetKeysMemberView m_vSetKeysに変更されました。

  • <connect-timeout>要素が<tcp-initiator>要素から削除されました。かわりに<initiator-config>要素に定義されています。

  • Object::toStreamメソッドが非推奨になり、Object::toStringが推奨されるようになりました。

  • 接続タイムアウトのデフォルト値は、プラットフォーム間で変わらなくなりました。

  • デバッグ・スタック・トレースの取得の問題が修正されました。

  • TreeMap::putが古い値ではなく新しい値を返す問題が修正されました。

  • -O3最適化オプションの使用によるコンパイルでの厳密なエイリアシングの警告の問題が解決されました。

  • メモリー・アロケータが、常にヒープ・パディング診断を有効にして動作する問題が修整されました。

  • サービスの停止中にCoherenceサービスの依存するスレッドが停止に失敗することがある問題を修正しました。

  • シリアライズ・バッファ割当てのパフォーマンスの問題が修正されました。

  • UUIDの同時アクセスの問題を修正しました。

  • String::substringが、サブストリング検索を未完了のまま終了する問題が修正されました。

  • ValueChangeEventFilterクラスの問題が修正され、フィルタによって使用される値が正しく抽出されるようになりました。

  • 管理対象オブジェクトのstd::wostreamへの出力のサポートが追加されました。

  • キーベースのエクストラクタを使用するSimpleMapIndexインスタンスが非常に遅い問題が修正されました。

  • すべてのストレージ・ノードが再起動された後、ニア・キャッシュのフロント・キャッシュが更新されない問題が修整されました。

  • キャッシュの有効期限に達すると、キャッシュ・エントリがバッキング・マップからプロアクティブに放出され、キャッシュ操作で放出を開始する必要がなくなりました。

  • Coherenceシステム・プロパティ名にtangosol接頭辞は必要なくなりました。

  • 構成ファイルの要素の値にシステム・プロパティを使用する機能が追加されました。構文は次のとおりです。

    ${system.property default_value}