2 このリリースでの新機能
この章の内容は次のとおりです。
新機能
この項では、リリースで提供されるOracle Coherenceの新機能について説明します。
12.2.1.4.0での新機能と改良点
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DockerおよびKubernetesのサポート – Oracle CoherenceはDockerコンテナ内での動作が保証されており、Coherence Kubernetesオペレータを使用してオーケストレートできます。『Oracle Coherenceの管理』のDockerおよびKubernetesへのCoherenceアプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。
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REST管理 – Coherenceでは、RESTを使用した管理操作がサポートされています。次の機能があります。
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HTTP管理サーバー – Coherence MBeansはRESTリソースとして公開されます。『Oracle Coherenceの管理』のRESTを使用した管理情報へのアクセスに関する項を参照してください。
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Coherence JVisualVMプラグインのRESTに対するサポート – Coherence-JVisualVMプラグインは、REST APIを使用して管理情報を取得できます。『Oracle Coherenceの管理』のRESTを使用するためのCoherence-JVisualVMプラグインの構成に関する項を参照してください。
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REST APIリファレンス – Coherenceを管理するためのすべてのリソースおよびエンドポイントが記載されたREST APIリファレンスが使用可能です。Oracle Coherenceを管理するためのREST APIに関する項を参照してください。
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メトリック・サポート – ローカル・ノードに関連するメトリックを提供するためにスクレイプできるエンドポイント。返されるテキストの書式は、Prometheusと互換性があります。「Coherenceメトリックの使用」を参照してください。
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ビュー・スキーム - レプリケート・キャッシュのかわりとして導入され、連続問合せキャッシュと分散キャッシュを組み合せて、一貫した書込み処理を提供しながら同じ読取りパフォーマンスを実現します。「view-scheme」を参照してください。
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新しいクラスタ・クォーラム・ポリシー - クラスタ・メンバーを停止する前にクラスタに存在している必要のあるメンバーの最小数を指定するために、クラスタ・クォーラム・ポリシーが使用可能です。Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発のクラスタ・クォーラムの使用を参照してください。
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循環冗長性検査(CRC)検証 – CRCを使用してメッセージの破損を検出して処理するようにTCP/IP Message Bus (TMB)実装を構成できます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のTMBのCRC検証の開発に関する項を参照してください。
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パスワード・プロバイダ – パスワード・プロバイダを使用すると、SSLソケット・プロバイダ構成の一部として必要なパスワードを指定する独自のメカニズムを実装できます。『Oracle Coherenceの保護』のSSLパスワードの暗号化に関する項を参照してください。
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Netty HTTPサーバーのサポート – Netty HTTPサーバーを使用するようにCoherence RESTを構成できます。『Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』のNetty HTTPサーバーの使用に関する項を参照してください。
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Oracle GraalVM Enterprise Editionの動作保証 – Oracle Coherence 12.2.1.4は、Oracle GraalVM Enterprise Editionでの動作が保証されている、Oracleのエンタープライズ・クラスJava SEに基づいて構築された高パフォーマンスのランタイム・プラットフォームです。『GraalVM Enterprise EditionでのOracle WebLogic ServerおよびCoherenceの実行』を参照してください。
12.2.1.3.0での新機能と改良点
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修正されたアクティブ-アクティブ・フェデレーション構成 – アクティブ-アクティブ・フェデレーション・トポロジを定義する新しい
<active-active>
構成要素が使用されます。『Oracle Coherenceの管理』のアクティブ-アクティブ・トポロジの定義に関する項を参照してください。 -
グローバル一貫性スナップショット – 実行中のサービス(リクエストを受け入れて処理しているサービス)または一時停止中のサービスのいずれかでスナップショットを作成できます。前者はパーティション・レベルでの一貫性を提供し、後者はグローバルな一貫性を提供します。『Oracle Coherenceの管理』のスナップショットの作成に関する項を参照してください。
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HotCacheの機能強化 – Coherenceに新しいHotCache機能が搭載されています。その機能は次のとおりです。
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HotCacheのマルチスレッド – HotCacheでは、マルチスレッドを使用してCoherenceキャッシュにトレイル・ファイル操作を適用できます。マルチスレッドを使用すると、HotCacheプロセスのスループットがシングルスレッドでトレイル・ファイル操作を適用するよりも増加します。『Oracle Coherenceの統合』のHotCacheでのマルチスレッドの構成に関する項を参照してください。
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HotCacheマルチテナント・モード – HotCacheでは、特定のテナントのキャッシュをリフレッシュできます。マルチテナント・モードの場合、テナント識別子を使用してCoherence範囲名を結合し、HotCacheが特定のテナントのキャッシュのみをリフレッシュするようにします。『Oracle Coherenceの統合』のHotCacheマルチテナント・モードの使用方法に関する項を参照してください。
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HotCache JMX管理 – HotCacheにはキャッシュ更新操作のパフォーマンスを監視する管理データが含まれます。『Oracle Coherenceの統合』のHotCacheの管理に関する項を参照してください。
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12.2.1.2.0での新機能と改良点
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カスタム・フェデレーション・メンバー – カスタム・メンバーにより、アプリケーションでデータを複数の非Coherenceエンドポイントまたはリソースにフェデレートできます。たとえば、キャッシュ・データをデータベース、メッセージ・バス、ログ・ファイルなどにフェデレートできます。カスタム参加者はイベント・インターセプタとして実装され、フェデレーション・トポロジの一部として構成されます。『Oracle Coherenceの管理』のカスタム・メンバーへのイベントのフェデレートに関する項を参照してください。
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HotCacheの機能強化 – Coherenceに新しいHotCache機能が搭載されています。その機能は次のとおりです。
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HotCache JPAプロパティ– JPAプロパティを使用してHotCacheの動作を構成できます。『Oracle Coherenceの統合』のHotCache JPAプロパティの構成に関する項を参照してください。
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キャッシュのウォーム – HotCacheで初期データセットをロードしてキャッシュをウォームできます。『Oracle Coherenceの統合』のHotCacheによるキャッシュのウォームに関する項を参照してください。
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Oracle
SDO_GEOMETRY
型とXMLType
型のサポート – EclipseLinkでサポートされるOracle固有のデータ型をHotCacheで使用できます。『Oracle Coherenceの統合』のOracle Data Typesのサポートに関する項を参照してください。
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12.2.1.1.0での新機能と改良点
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動的アクティブ永続性クォーラム・ポリシー – 動的リカバリ・クォーラム・ポリシーは、アクティブ永続性とともに使用され、事前定義済のアルゴリズムに基づいて永続性リカバリ・クォーラムを自動的に構成します。Oracle Coherenceの管理の動的リカバリ・クォーラム・ポリシーの使用を参照してください。
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簡略化されたフェデレーション・メンバーの構成 – フェデレーション・メンバーの構成時にアドレス・ポートが必要なくなりました。『Oracle Coherenceの管理』のフェデレーション・メンバーの定義に関する項を参照してください。
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リードスルー・キャッシングのフェデレーション・サポート –
CacheStore
の実装を使用してキャッシュにロードされたキャッシュ・エントリがクラスタ全体にフェデレートされるようになりました。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャッシュ・ストアの実装のプラグインに関する項を参照してください。 -
更新されたフェデレーション管理 –
DestinationMBean
MBeanにreplicateAll
操作の管理情報が含まれるようになりました。『Oracle Coherenceの管理』のDestinationMBeanに関する項を参照してください。 -
HTTPセッションのフェデレート – HTTPセッションのキャッシュをフェデレートできるようになりました。『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のフェデレーテッド・セッションのキャッシュに関する項を参照してください。
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フェデレーションの無効化 – 特定のキャッシュに対してフェデレーテッド・キャッシュを無効化できます。『Oracle Coherenceの管理』のキャッシュのフェデレーションからの除外に関する項を参照してください。
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Coherence Session API – Coherence
Session
APIは、NamedCache
インスタンスへの参照を取得するための新しい手法をアプリケーションに提供します。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャッシュ・インスタンスの取得に関する項を参照してください。 -
HTTPアクセプタ管理 – 各プロキシ・サーバー全体の接続数と送受信されたメッセージの合計数を含む、プロキシ・サーバーの管理情報が提供されるようになりました。管理属性は
ConnectionManagerMBean
MBeanに含まれており、プロキシHTTPレポートとCoherence-JVisualVMプラグインのHTTPサーバー・タブに表示されます。『Oracle Coherenceのマネージメント』のプロキシHTTPレポートの理解に関する項を参照してください。 -
2つのメンバーでのパーティション割当 – 記憶域有効メンバーが2つのみであるクラスタのデフォルトのパーティション割当方法で、アクティブ-パッシブ分散アルゴリズムが使用されるようになりました。このアルゴリズムを使用すると、SEOneユース・ケースで最適な分散が行われます。Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発のパーティション分散戦略の変更を参照してください。
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WebLogic Serverでの永続化とフェデレーションの簡略化 - 永続化とフェデレーションを、WebLogic Server管理コンソールで、またはWebLogic Server MBeanを使用して構成できるようになりました。『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のキャッシュの永続化の構成に関する項およびキャッシュのフェデレーションの構成に関する項をそれぞれ参照してください。
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ゼロ・ダウンタイムのサポート – WebLogic ServerにデプロイされたCoherenceアプリケーションがゼロ・ダウンタイムのパッチ適用のメンバーになることができるようになりました。『ゼロ・ダウンタイム・パッチ適用ワークフローの管理』のWLSTを使用したワークフローの起動と監視に関する項の
options
引数を参照してください。 -
IBM WebSphere Libertyのサポート – Coherence*Webでは、IBM WebSphere Liberty 8.5以降をサポートします。IBM WebSphereのその他すべてのバージョンのサポートは削除されました。『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のサポートされるWebコンテナに関する項を参照してください。
12.2.1.0.0での新機能と改良点
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永続化 – Coherence永続化は、Coherence分散キャッシュの永続化およびリカバリを管理する一連のツールおよびテクノロジです。致命的障害や、計画的メンテナンスによるクラスタ再起動の後に迅速なリカバリができるように、キャッシュされたデータは保持されます。Oracle Coherenceの管理の永続キャッシュを参照してください。
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フェデレーテッド・キャッシング – フェデレーテッド・キャッシングでは、地理的に分散された複数のクラスタ間でキャッシュ・データをレプリケートおよび同期します。キャッシュされたデータがクラスタ間でレプリケートされることで冗長性、オフサイト・バックアップ、および地理的に異なる場所にいるアプリケーション・ユーザーに対する複数アクセス・ポイントが提供されます。『Oracle Coherenceの管理』のクラスタ間のキャッシュのレプリケートに関する項を参照してください。
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セキュリティ強化 – Coherenceに新しいセキュリティ機能が搭載されています。その機能は次のとおりです。
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監査ログ – 監査ログを使用してクラスタ操作へのユーザー・アクセスが記録されます。『Oracle Coherenceの保護』のセキュリティ監査ログの有効化に関する項を参照してください。
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アクセス制御認可 – アクセス制御認可では、アプリケーションで独自の認可ロジックを定義し、クラスタ操作へのアクセスを制限できます。『Oracle Coherenceの保護』のサーバー側操作へのアクセスの認可に関する項を参照してください。
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追加JAAS権限 – JAAS権限では、Java Security Managerを使用してCoherence APIの様々な場所が保護されます。『Oracle Coherenceの保護』のローカル権限のプログラムでの指定に関する項を参照してください。
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SSLプロトコルおよび暗号スイート - SSLソケット・プロバイダは、潜在的に弱い暗号や特定のプロトコル・バージョンの使用を制御するように構成することができます。『Oracle Coherenceの保護』の暗号化スイートとプロトコル・バージョンの使用の制御に関する項を参照してください。
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Java 8の機能のサポート – Coherence APIが更新され、Java 8リリースで導入されたプログラミング機能を使用できるようになりました。この機能には、ラムダ、ストリーム、デフォルト・メソッドなどがあります。これらの機能により、データ・グリッド操作の実行時の使いやすさと柔軟性が実現します。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のJava 8機能のサポートに関する項を参照してください。
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ジェネリクスのサポート – Java Genericsでは、コンパイルおよび実行時の型チェックおよびコンパイルでの型推論が提供されます。Coherence APIがりファクタリングされ、Java Genericsをサポートするようになりました。さらに、
NamedCache
APIの一部として型を明示的に構成できます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のジェネリクスのサポートに関する項を参照してください。 -
クラスタ・ポートおよびアドレスの管理 – ポートおよびアドレスの選択が変更されてクラスタ管理が簡略化され、複数のクラスタ間でクラスタ・ポートおよびアドレスを共有できるようになりました。ほとんどの場合、ポートおよびアドレスを明示的に設定する必要はありません。
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Coherenceのポートの選択が簡略化され、ポートの管理が容易になりました。Coherenceに、マルチキャスト通信、ウェル・ノウン・アドレスおよびネーム・サービスを使用する拡張プロキシに使用される共通クラスタ・ポートが含まれるようになりました。さらに、ユニキャスト・ポートが自動的に割り当てられます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のクラスタの設定に関する項および『Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』の拡張プロキシの構成に関する項を参照してください。
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Coherenceのアドレスの選択が簡略化され、アドレスの管理が容易になりました。ユニキャスト通信の場合、複数のIPまたはNICを持つコンピュータにはMTUが最も大きいルーティング可能なIPがCoherenceで自動的に選択されます。ウェル・ノウン・アドレスの場合、CoherenceはWKAリストのIPにルーティング可能なIPを選択します。さらに、CoherenceでDNS名に割り当てられているIPアドレスを(実行時に)自動的に解決できるようになりました。ウェル・ノウン・アドレスおよびプロキシ・アドレスをDNSサーバーに格納して一元的に管理し、リアルタイムに更新できます。Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発のクラスタの設定を参照してください。
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マルチテナンシ – 管理対象Coherenceサーバーを使用してデプロイされたCoherenceアプリケーションは、Weblogic Serverのマルチテナントによって提供されるデンシティおよび操作上の効率を最大限に活用できます。Coherenceの機能には、ドメイン・パーティションをまたがるキャッシュの分離、ドメイン・パーティションをまたがるキャッシュの共有、およびWLSTおよびFusion Middleware Controlを介して提供されるツール・サポートなどがあります。『WebLogic Server Multitenantの使用』のCoherenceの構成に関する項を参照してください。
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非同期のNamedCache API –
AsyncNameCache
インタフェースによってキャッシュ操作をパラレルで完了でき、スループットが改善される結果、ユーザー・インタフェースの応答性がよくなります。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のNameCache操作の非同期の実行に関する項を参照してください。 -
切捨て操作 –
NamedCache
インタフェースに対するtruncate
メソッドでキャッシュはクリアされますが、エントリレベルのキャッシュ・イベントは発生しません。この新しいAPIによってサーバー側のメモリー負荷が大幅に軽減され、リスナーでのキャッシュのネットワーク消費が飛躍的に削減されるため、特にニア・キャッシュに有用です。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャッシュのクリアに関する項を参照してください。 -
有効期限のスライド – 有効期限のスライドでは、アクセス中のキャッシュ・エントリの有効期限が延長されます。有効期限のスライドは、更新されるキャッシュ・エントリに対してはデフォルトで有効ですが、読取り操作および非変異的操作に基づいて有効にすることもできます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャパシティ・プランニングに関する項を参照してください。
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動的管理モード – 動的管理ではクラスタ内のノードの1つを管理ノードとして選択します。これは、管理対象Coherenceサーバーのデフォルト管理モードです。クラスタ・メンバーをJMX管理用に明示的に構成する必要がなくなりました。『Oracle Coherenceの管理』の動的管理モードの使用に関する項を参照してください。
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動的スレッド・プール – すべてのCoherenceサービスで動的にサイズ設定されたデーモン・スレッド・プールが使用されます。動的スレッド・プールはデフォルトで有効で、キャッシュ・スキームの定義時に
<thread-count-max>
および<thread-count-min>
要素を使用してサービスに対して構成されます。 -
Coherence-JVisualVMプラグイン – Coherence-JVisualVMプラグインの新しいバージョンが提供され、新機能が搭載されています。この機能は、ノードの状態のレポート、ニア・キャッシュの統計の表示、パーティションの統計の表示、キャッシュの永続化の管理およびフェデレーテッド・キャッシングの管理などです。『Oracle Coherenceの管理』のCoherence-JVisualVMプラグインの使用に関する項を参照してください。
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Coherence CohQL – Coherence CohQLに新機能が含まれています。この機能は、GARモジュールのロードのサポート、WLSマルチテナントのサポートおよびキャッシュ永続化のサポートなどです。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のCoherence問合せ言語の使用に関する項を参照してください。
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サーバー送信イベント – サーバー送信イベントではCoherence RESTアプリケーションでCoherenceクラスタからキャッシュ・イベントを自動的に受信できます。『Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』のサーバー送信イベントの使用に関する項を参照してください。
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Log4J 2のサポート – Log4J 2ロギングを使用するようにCoherenceロギングを構成できます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のLog4J 2ロギングのCoherenceログでの使用に関する項を参照してください。
親トピック: このリリースでの新機能
非推奨となった機能
この項では、Oracle Coherenceの非推奨になった機能およびサポート対象外になった機能について説明しています。
この項には次のトピックが含まれます:
- ネーム・サービスのアドレス
- ネットワーク・フィルタ
- レプリケート・スキーム
- BACKUP CACHEおよびRESTORE CACHE
- 管理対象CoherenceサーバーのMBean属性
- Coherence*Webコンテナのサポート
- ActiveCache (active-cache.jar)
- スレッド数
- WKAリストでのポートの指定
- システム・プロパティでのtangosolの指定
- TopLink実装
- 非推奨になったObject::toStream
- ParallelAwareAggregator
- SolarisのC++ライブラリ
親トピック: このリリースでの新機能
ネーム・サービスのアドレス
操作構成ファイルのフェデレーション・クラスタ・メンバーを構成するために、<participant>
要素内で使用する<name-service-addresses>
要素は非推奨になりました。かわりに<remote-addresses>
要素を使用してください。
親トピック: 非推奨となった機能
BACKUP CACHEおよびRESTORE CACHE
CohQLのBACKUP CACHE
およびRESTORE CACHE
コマンドは非推奨です。新しいスナップショット・コマンドのセットがあり、新しい永続化機能に使用できます。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のディスクへのキャッシュ・データの永続化に関する項を参照してください。
親トピック: 非推奨となった機能
管理対象CoherenceサーバーのMBean属性
次のMBean属性は、管理対象Coherenceサーバーでは非推奨です。
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CoherenceClusterParamsBean.UnicastListenPort
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CoherenceClusterParamsBean.UnicastPortAutoAdjust
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CoherenceClusterParamsBean.MulticastListenPort
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CoherenceClusterWellKnownAddressBean.ListenPort
次の非推奨のMBean属性は削除されています。
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CoherenceClusterParamsBean.UnicastListenAddress
親トピック: 非推奨となった機能
Coherence*Webコンテナのサポート
Coherence*Webでは、現在、次のWebコンテナをサポートしていません。Apache Tomcat 5.5.n、Apache Tomcat 6.0.n、Caucho Resin 3.1.n、IBM WebSphere 5.n、IBM WebSphere 6.n、IBM WebSphere 7.n、Sun GlassFish 2.n、Sun Application Server 8.n、Oracle OC4J 10.1.3.n、Oracle OC4J 10.1.2.n、Oracle GlassFish 3.n、Oracle GlassFish 4.n、Jetty 6.1.n、Jetty 5.1.n、JBoss Application Server。Coherence HTTPセッション管理が必要なアプリケーションを移行し、サポートされているWebコンテナのバージョンを使用する必要があります。『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』を参照してください。
親トピック: 非推奨となった機能
ActiveCache (active-cache.jar)
ActiveCache (active-cache.jar
)は非推奨になりました。ActiveCacheは、以前のバージョンのWebLogic Server上で実行されるように開発されたアプリケーションでは引き続き使用できます。
ActiveCache機能は、管理対象Coherenceサーバーに置き換えられました。管理対象Coherenceサーバーの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発』を参照してください。
親トピック: 非推奨となった機能
システム・プロパティでのtangosol
の指定
Coherenceシステム・プロパティ名にtangosol
接頭辞は必要なくなりました。たとえば、システム・プロパティtangosol.coherence.distributed.localstorage
はcoherence.distributed.localstorage
と記述するようになりました。tangosol
接頭辞を含むシステム・プロパティではcoherence
接頭辞が使用されるようになりました。たとえば、システム・プロパティtangosol.pof.enabled
はcoherence.pof.enabled
と記述するようになりました。この変更は、UNIXベースの環境にも適用されます。たとえば、Tangosol.Coherence.CacheConfig
はCoherence.CacheConfig
と記述します。
tangosol
接頭辞を含むシステム・プロパティは引き続きサポートされますが、今後のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
親トピック: 非推奨となった機能
TopLink実装
TopLinkGrid
実装はTopLinkCacheLoader
およびTopLinkCacheStore
実装とともにリリース12.2.1で非推奨になりました。
親トピック: 非推奨となった機能
非推奨になったObject::toStream
Object::toStream
メソッドは非推奨になりました。アプリケーションではかわりにObject::toString
メソッドを使用します。
親トピック: 非推奨となった機能
ParallelAwareAggregator
ParallelAwareAggregator
インタフェースは非推奨になっているため、使用しないでください。カスタム・アグリゲータを実装するには、アプリケーションでStreamingAggregator
インタフェースを使用してください。『Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のストリームを使用したデータ・グリッドの集計の実行に関する項を参照してください。
親トピック: 非推奨となった機能
SolarisのC++ライブラリ
12.2.1.3以降、Solaris SPARC32およびSolaris Intel x86のC++ライブラリはCoherenceでサポート対象外になりました。12.2.1.3では、SPARC64およびSolaris x64のライブラリのみがサポートされています。
Solaris SPARC32またはSolaris Intel x86 (32ビット)ライブラリが必要な場合、完全な互換性のあるC++ 12.2.1.2ライブラリのCoherenceを使用してください。
親トピック: 非推奨となった機能