5 データ・サービスの設定
この章の内容は次のとおりです。
関連項目:
『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のWebサービスの使用に関する項。
データ・サービスの設定
データ・サービスは、Webサービス・コンテナ(Webサービス・スタックがインストールされているアプリケーション・サーバー)にデプロイします。このWebサービス・コンテナは、JAX-WSテクノロジに関連付けられたトポロジにデータ・サーバー形式で宣言する必要があります。
データ・サービスをアプリケーション・サーバーにデプロイする際は、そのアプリケーション・サーバーのデータにアクセスするために、データ・ソースもトポロジに定義してデプロイするか、そのアプリケーション・サーバーに作成する必要があります。
データ・サービスを設定するには、次の各項で説明するステップを実行します。
Webサービス・コンテナの構成
Oracle Data Integratorでデータ・サービスをWebサービス・コンテナにデプロイするには、そのWebサービス・コンテナをトポロジ内でデータ・サーバーとして宣言する必要があります。
ノート:
Webサービス・コンテナとデータを格納するサーバーを混同しないように注意してください。どちらもOracle Data Integratorではデータ・サーバーとして宣言されますが、前者はデータを格納しません。それらはデータ・サービスを公開する目的にのみ使用されます。
Oracle Data Integratorで宣言されたWebサービス・コンテナでは、次の3つのモードのいずれかを使用してWebサービスをデプロイします。
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ファイルをサーバーに直接コピーします(サーバーに対するファイル・アクセス権がある場合)。
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FTPを使用してサーバーにアップロードします。
Webサービス・コンテナを構成するための次のステップは、使用するWebサービス・コンテナのタイプおよびデプロイ・モードによって異なります。
Webサービス・コンテナを構成するには:
必要なことは、Webコンテナの物理スキーマを1つ構成することです。デプロイするコンテナの条件をコンテキストで設定するため、ここでは論理スキーマ/コンテキスト/物理スキーマの関連付けが重要です。
データ・ソースの設定
Oracle Data Integratorで生成するデータ・サービスには、ソースおよびターゲットの接続情報が含まれていません。かわりに、データ・サービスは、Webサービス・コンテナ内またはアプリケーション・サーバー上に定義されているデータ・ソースを使用します。これらのデータ・ソースには、データへのアクセスに必要な接続プロパティが含まれています。各データ・ソースは、Oracle Data Integratorトポロジ内にすでに定義されているデータ・サーバーに対応している必要があります。
データ・ソースを設定するには、次のいずれかを実行します。
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アプリケーション・サーバー・コンソールからデータ・ソースを構成します。詳細は、アプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
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コンテナがOracle WebLogic Serverの場合は、Oracle Data Integratorからデータ・ソースをデプロイします。データソースのデプロイの詳細は、「トポロジの設定」を参照してください。
モデルの構成
データ・サービスを構成するには、最初にモデルを作成して移入する必要があります。詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』のデータ・モデルおよびデータストアの作成および使用に関する項を参照してください。
適切なサービス・ナレッジ・モジュール(SKM)をプロジェクトの1つにインポートしておく必要があります。SKMには、データ・サービスを生成するコード・テンプレートが含まれています。KMのインポートの詳細は、『Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発』の統合プロジェクトの作成に関する項を参照してください。
データ・サービスのモデルを構成するには:
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デザイナ・ナビゲータの「モデル」ツリーで、モデルを選択します。
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そのモデルをダブルクリックし、編集します。
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「サービス」タブで、次の各フィールドに値を入力します。
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アプリケーション・サーバー: すでに定義したコンテナに対応する論理スキーマを選択します。
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ネームスペース: WebサービスWSDLで使用するネームスペースを入力します。
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パッケージ名: Webサービスを格納するために生成するJavaパッケージの名前。通常、この名前の形式は
com.<company name>.<project name>
です。 -
データソースの名前: コンテナに定義されている名前。使用するアプリケーション・サーバーに応じて、データ・ソースはローカルまたはグローバルになります。
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データ・ソースがグローバルの場合は、「データソース名」フィールドにデータ・ソース名のみ入力する必要があります。
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データ・ソースがローカルの場合は、データ・ソース名の前に
java:/comp/env/
を付ける必要があります。
OC4Jはデフォルトでグローバル・データ・ソースを使用し、Tomcatはローカル・データ・ソースを使用します。詳細は、アプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
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データ・サービスの名前: この名前は、モデル・レベルでのデータ・サービス操作に使用されます。後でデータストアごとにデータ・サービス名を定義することもできます。
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リストからサービス・ナレッジ・モジュール(SKM)を選択し、そのオプションを設定します。このKMとそのオプションの詳細は、『Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』を参照してください。プロジェクトにインポートされたSKMのみがこのリストに表示されます。
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「デプロイ済データストア」タブに移動します。
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データ・サービスとともに公開するすべてのデータストアを選択します。データストアごとに、「データ・サービス名」および「公開済エンティティ」の名前を入力します。
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「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
必要に応じて、生成されたデータ・サービスの構成をデータストア・レベルおよび属性レベルで微調整することもできます。
たとえば、許可する操作を属性ごとに指定できます。これの重要な用途の1つは、データ・サービスを介した属性に対する書込みをロックすることです。
データ・サービス・オプションをデータストア・レベルで構成するには:
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デザイナ・ナビゲータの「モデル」ツリーで、データストアを選択します。
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このデータストアをダブルクリックし、編集します。
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「サービス」タブを選択します。
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データストアをデプロイする場合は、「データ・サービスとしてデプロイ」を選択します。
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データストアの「データ・サービス名」および「公開済エンティティ」の名前を入力します。
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「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
データ・サービス・オプションを属性レベルで構成するには:
- デザイナ・ナビゲータの「モデル」ツリーで、属性を選択します。
- この属性をダブルクリックして、編集します。
- 「サービス」タブを選択します。
- 許可する操作を「選択」、「挿入」、「削除」から選択します。「挿入」アクションには、「更新」アクションが含まれます。
- 「ファイル」メニューから「保存」を選択します。