一致決定のエクスポート
EDQで行われるすべての関係レビュー・アクティビティ(手動一致決定とレビュー・コメント)は、レビューのベースとなった照合プロセッサから書き出せます。次のいずれかの理由で有用な場合があります。
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レビュー・アクティビティの完全な監査証跡を保管するため
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一致決定を別プロセス(たとえば、同じデータに対して動作する新規照合プロセス)にインポートするためのエクスポートするため
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レビュー・アクティビティに対するデータ分析を有効化するため
手動一致決定とレビュー・コメントは、各照合プロセッサからの「決定」出力フィルタに対して照合プロセスから書き出されます。
データは照合プロセッサのデータ・ビューで直接表示でき、データをステージングするためのライターなど、いずれのダウンストリーム・プロセッサにも接続できます。
すべての決定とコメントを「決定」出力に書き込むレビュー・アクティビティを行った後は、照合プロセッサを再実行する必要があります。
また、照合プロセッサ経由でケース管理決定のエクスポートはできません。かわりにワークフローとケース・ソース用の「ケース管理の管理」内にあるインポートとエクスポートのオプションを使用する必要があります。
次のスクリーンショットでは、ライターを使用して書き出された決定データ出力の例を示します。

結果またはコメントが適用されるデータの監査証跡を常に完全なものとするため、決定やコメントの時点のすべての関係データは決定またはコメント・レコードにコピーされます。前述のように、手動一致決定およびコメント用に格納されたデータは少々異なりますが、レビュー・コメントは一致決定に関係する可能性があるので、これらはまとめて出力されます。
必要な場合、RuleDecision属性に対して「データなしチェック」を実行するなどして、コメントおよび決定レコードをダウンストリーム処理で分割できます。この属性に「データなし」が含まれるすべてのレコードはレビュー・コメントであり、この属性にデータが含まれるすべてのレコードは手動一致決定です。
書き込まれた決定は、永続的な外部データ・ストアにエクスポート、別プロセスで処理、また必要があれば同じデータに対して動作する別照合プロセスにインポートできます。「一致決定のインポート」を参照してください。
詳細は、Enterprise Data Qualityオンライン・ヘルプを参照してください。