実行モードについて

必要な実行タイプをサポートするために、EDQでは3種類の実行モードが用意されています。

次に示すように、リアルタイム・プロバイダに接続しているリーダーがプロセスにない場合、プロセスは常に標準モードで実行します。

リアルタイム・プロバイダに接続しているリーダーが少なくとも1つプロセスに含まれる場合、プロセスの実行モードを次の3つのオプションから選択できます。

標準モード

標準モードでは、プロセスはレコードのバッチを完了するまで実行します。レコードのバッチはリーダーの構成によって定義されます。さらに、その他のサンプリング・オプションがプロセス実行プリファレンスまたはジョブ・オプションで設定されることもあります。

準備モード

準備モードが必要なのは、プロセスがリアルタイム・レスポンスを提供する必要がある場合です。ただし、これが可能になるのは、プロセスのリアルタイムでない部分がすでに実行された場合、つまりプロセスの準備が完了した場合のみです。

準備モードが最も使用されるのはリアルタイム参照照合です。この場合、同じプロセスが別のジョブおよび別のモードで実行するようにスケジュールされます。最初のジョブは、プロセスのリアルタイム以外の部分(たとえば、照合用の参照データに対するすべてのクラスタ・キーの作成など)をすべて実行して、リアルタイム・レスポンス実行のためにプロセスを準備します。2番目のジョブはリアルタイム・レスポンス・プロセスとして実行します(おそらく間隔モード)。

間隔モード

間隔モードでは、プロセスが長期間(絶え間なく)実行しますが、処理の結果は間隔ごとに書き込まれます。レコードまたは時間の制限に達すると、1つの間隔が完了して新しい間隔が始まります。レコードと時間両方のしきい値が指定されている場合は、いずれかのしきい値に達すると新しい間隔が始まります。

間隔モードのプロセスは長時間実行できるため、結果を保存しておく間隔の数を構成できることが重要です。これは、間隔の数または期間によって定義できます。

たとえば、連続して実行し、毎日新しい間隔が開始するようにリアルタイム・レスポンス・プロセスに次のオプションを設定できます。

間隔モード

間隔モードでの処理結果の参照

プロセスが間隔モードで実行しているとき、完了した間隔の結果を参照できます(間隔を保存するために指定されているオプションに対して古すぎない場合)。

結果ブラウザには単純なドロップダウン選択ボックスがあり、各間隔の開始日時と終了日時が表示されます。デフォルトでは最後に完了した間隔が表示されます。間隔を選択して結果を参照します。

間隔と結果の参照

プロセスを開いているときに新しい結果セットが表示可能になると、ステータス・バーに通知が示されます。

新しい結果が表示可能という通知

その後、ドロップダウン選択ボックスで新しい結果を選択できます。