2 既知の問題と回避策
Oracle Managed File Transferのリリース12c (12.2.1.x)の既知の問題および回避策は次のとおりです:
2.1 無効な値にもかかわらず、OCIストレージ・クラウド・サービス・タイプのテスト接続に成功しました
12c (12.2.1.4)以降:「ソースの作成」または「ターゲットの作成」ダイアログで、ソースまたはターゲット・タイプがOCIストレージ・クラウド・サービスの場合、エンドポイントURLまたはコンパートメントIDに無効な値が指定されていても、テスト接続は成功した接続を返します。
OCIストレージ・クラウド・サービス・ソース・タイプおよびOCIストレージ・クラウド・サービス・ターゲット・タイプを参照してください。
2.2 MFT SFTP埋込みサーバーでサポートされるアルゴリズム
リリース12c (12.2.1.3)のMFT sFTP埋込みサーバーでサポートされるアルゴリズムは次のとおりです:
KeyExchange
プレーン- diffie-hellman-group1-sha1
- diffie-hellman-group-exchange-sha1
- diffie-hellman-group14-sha1
- diffie-hellman-group-exchange-sha256
FIPS
- diffie-hellman-group14-sha1
- diffie-hellman-group-exchange-sha256
- ecdh-sha2-nistp256
- ecdh-sha2-nistp384
- ecdh-sha2-nistp521
MessageAuthentication
- hmac-md5
- hmac-sha1
- hmac-md5-96
- hmac-sha1-96
- hmac-sha2-256
- hmac-sha2-512
- hmac-sha1
- hmac-sha2-256
- hmac-sha2-512
Signature
- ssh-dss
- ssh-rsa
- ecdsa-sha2-nistp256
- ecdsa-sha2-nistp384
- ecdsa-sha2-nistp521
Ciphers
- aes128-cbc
- aes192-cbc
- aes256-cbc
- 3des-cbc
- blowfish-cbc
- aes128-ctr
- aes192-ctr
- aes256-ctr
- arcfour128
- arcfour256
FIPS
- aes128-cbc
- aes192-cbc
- aes256-cbc
- 3des-cbc
Compression
- なし
- zlib
- zlib@openssh.com
2.3 リモートSFTPでサポートされるアルゴリズム
リモートSFTPサーバーで最新のアルゴリズムをサポートするには、最初にMLR 28258008 (バグ27446299、28100096、28182619、28212991に対する12.2.1.3.0の最上位でのマージ・リクエスト)を適用してから、バグ27787163 (MFT CS環境でのhmac-sha2-256のサポート)を適用します。
最新のサポートされるリモートSFTPアルゴリズム
- diffie-hellman-group-exchange-sha1
- diffie-hellman-group14-sha1
- diffie-hellman-group-exchange-sha256
- ecdh-sha2-nistp521
- ecdh-sha2-nistp384
- ecdh-sha2-nistp256
- diffie-hellman-group1-sha1 <非推奨>
- なし
- zlib
- zlib@openssh.com
DataIntegrityAlgorithm (MAC)
- hmac-sha1
- hmac-sha256
- hmac-sha256@ssh.com
- hmac-sha2-512
- hmac-sha2-512-etm@openssh.com
- hmac-sha2-512-96
- hmac-sha2-256-96
- hmac-sha2-256-etm@openssh.com
- hmac-sha2-256
- hmac-ripemd160
- hmac-ripemd160-etm@openssh.com
- hmac-sha1-96
- hmac-sha1-etm@openssh.com
- hmac-md5 <非推奨>
PKIAlgorithm
- ssh-rsa
- x509v3-sign-rsa
- x509v3-sign-rsa-sha1
- ecdsa-sha2-nistp521
- ecdsa-sha2-nistp384
- ecdsa-sha2-nistp256
- ssh-dss <非推奨>
CipherSuite
- aes128-cbc
- aes128-ctr
- 3des-cbc
- 3des-ctr
- aes256-cbc
- aes256-ctr
- aes192-cbc
- aes192-ctr
- twofish192-cbc <非推奨>
- cast128-cbc <非推奨>
- twofish256-cbc <非推奨>
- twofish128-cbc <非推奨>
2.4 1分で作成されたスケジューラ期間が0分と表示される
問題
バグ番号: 26398242
1分で作成されたスケジューラ期間が0分と表示される。
10分の頻度と1分の期間でスケジュールを作成する場合、スケジュール頻度期間がMFTコンソールで誤って0と表示されます。1として表示される必要があります。
回避策
回避策はありません。
2.5 無効なGUIDで設計されたWebCenterが実行時に完了ステータスを示す
問題
バグ番号: 26440747
無効なGUIDで設計されたWebCenterが実行時に完了ステータスを示します。
WebCenterターゲットを作成すると、無効なGUIDで作成されます。無効なGUIDは実行時に検証されません。
回避策
回避策はありません。
2.6 sFTP組込みが0バイト・ファイルを選択しない
問題
バグ番号: 26858988
sFTP組込みソースに0バイト・ファイルを置くと、そのファイルは処理用に選択されません。
回避策
この問題への対処方法はありません。
2.7 期間のないスケジュールは失効後もファイルを処理する
問題
バグ番号: 26798713
転送用にスケジュールされたファイルはスケジュール時間の後でも選択されます。
回避策
期間および終了日が開始日の直後のスケジュールを構成します。