WebLogic ServerのためのFusion Middleware Controlヘルプ

前 次 新規ウィンドウで目次を開く
ここから内容の開始

ドメイン: 制御: クラスタ

ボタン     列の表示     

このページでは、クラスタの作成または削除、このドメイン内に構成されたクラスタに関連付けられているサーバー・インスタンスの起動、再開、中断、停止を行うことができます。

ボタン

名前 説明
作成

新しい動的または構成されたクラスタを作成します。

削除

選択したクラスタを削除します。

起動

サーバーをロック解除し、新しいリクエストを受信できるようにします。

サーバーは、コマンドjava weblogic.Admin LOCKでロックできます。ロック状態では、サーバー・インスタンスは管理用ログインのみを受け付けます。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.start

再開

中断しているサーバーを再開します。新規のリクエストを許可します。この操作はサーバーをRUNNING状態に移行させます。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.resume

中断

サーバーを中断します。新規リクエストを拒否します(権限を付与されているユーザーを想定)。保留中のリクエストの完了を許可します。この操作はサーバーをADMIN状態に遷移させます。ADMIN状態では、管理者はアプリケーションおよびリソースを完全に使用できます。しかし、管理ユーザー以外はアプリケーションおよびリソースへのアクセスを拒否されます

サーバーはRUNNINGからADMIN状態に正常に遷移します。

アプリケーションは管理モードです。処理中の作業が完了しました。ADMIN状態では、管理者はアプリケーションおよびリソースを完全に使用できます。しかし、管理ユーザー以外はアプリケーションおよびリソースへのアクセスを拒否されます

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.suspend

停止

実行中の作業の処理の後にサーバーを正常に停止します。オプションで実行中の作業の処理中に保留中HTTPセッションを無視します。

実行中の作業を処理した後、サーバーを正常に停止します。

実行中の作業を処理した後、サーバーを正常に停止します。

次のように、実行中の作業はシャットダウン前の完了を許可されます:

  • 保留中のトランザクションおよびTLOGチェックポイント

  • 保留中のHTTPセッション

  • 保留中のJMS作業

  • 実行キューの保留中の作業

  • トランザクション・コンテキストのRMIリクエスト

さらに、管理コールは実行中の作業が完了しているサーバーに受け付けられます。たとえば、正常にシャットダウンするのに時間がかかっている場合、forceShutdownコマンドを発行すると迅速にシャットダウンされます。

このメソッドは、shutdown(timeout, ignoreSessions, false);の呼出しと同じです。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.shutdown

SSLの再起動

サーバーがリスニングするすべてのSSLチャネルを再起動します。これは、キーストアへのインスタンス更新などのサーバーの一部の変更には必要ありません。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.restartSSLChannels

スケール・アップ/ダウン

動的クラスタで実行中のサーバー・インスタンスの数を変更します。

列の表示

名前 説明
名前

クラスタを作成したときに指定した名前。

ステータス

このクラスタのステータス。

クラスタ・タイプ

クラスタのタイプ。

サーバー

このクラスタのメンバーシップを宣言しているサーバー。

MBean属性:
ClusterMBean.Servers

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

クラスタ・アドレス

クライアントがこのクラスタに接続するために使用するURLの一部となるアドレスで、これはEJBハンドルおよびエンティティEJBのフェイルオーバー・アドレスを生成するために使用されます。(このアドレスは、複数のIPアドレスにマップするDNSホスト名でも、単一アドレスのホスト名またはIPアドレスをカンマで区切ったリストでも構いません)。

クライアントでこのクラスタへの接続に使用されるアドレスを定義します。このアドレスは、複数のIPアドレスにマップするDNSホスト名でも、単一アドレスのホスト名またはIPアドレスをカンマで区切ったリストでも構いません。ネットワーク・チャネルが構成されている場合には、チャネルごとにクラスタ・アドレスを設定することもできます。

MBean属性:
ClusterMBean.ClusterAddress

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

クラスタのメッセージング・モード

クラスタで使用されるメッセージング・タイプを指定します。

マルチキャスト・メッセージングは下位互換性を保つために用意されています。

MBean属性:
ClusterMBean.ClusterMessagingMode

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

移行基盤

サーバーおよびサービスの移行に使用するメカニズムを制御します。

  • データベース

    -- リース情報を格納するには、Oracle RACなどの高可用性データベースを使用できる必要があります。

  • コンセンサス

    -- リース情報をクラスタ・メンバー内でメモリー上に格納します。このオプションを指定するには、ノード・マネージャが構成され、実行されている必要があります。

ノート: WebLogic Serverインストール内では、1つのタイプのリースのみ使用できます。ご使用の環境にリースを使用する機能を複数実装することも可能ですが、各機能が同じタイプのリースを使用する必要があります。

MBean属性:
ClusterMBean.MigrationBasis

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

デフォルトのロード・バランス・アルゴリズム

特定のサービスに対してどのロード・バランシングも指定されていない場合に、レプリケートされたサービス間のロード・バランシングで使用されるアルゴリズムを定義します。「ラウンドロビン」アルゴリズムでは、WebLogic Serverインスタンスのリストを順番に従って周期的にロード・バランシングします。「重みベース」ロード・バランシングは、「ラウンドロビン」アルゴリズムを向上させたもので、各サーバーにあらかじめ割り当てられた重みを考慮します。「ランダム」ロード・バランシングでは、リクエストはランダムにサーバーへルーティングされます。

MBean属性:
ClusterMBean.DefaultLoadAlgorithm

レプリケーションのタイプ

クラスタ内のサーバーが管理通信用に使用するネットワークのタイプのクラスタ間にまたがるレプリケーションを最適化します。

HTTPセッションの信頼性を向上させるために、一連のサーバーを1つのクラスタ内に構成して、そのセッション・データを別のクラスタ内の複数のサーバーにレプリケートすることが可能です。そうした環境においては、クラスタを次のうちの1つのタイプとして構成します。

  • man

    クラスタ化されたサーバーがメトロ・エリア・ネットワーク(metro area network: MAN)を通してデータを送信できる場合、発生するレイテンシはわずかです。サーバーはこのClusterTypeの値を使用して、セッション・ステートを同期的にメモリー内にのみレプリケートします。たとえば、クラスタ1のサーバーAがHTTPセッションを開始した場合、そのバックアップ・サーバーであるクラスタ2のサーバーBのメモリー内に即座にこのセッションがレプリケートされます。

  • wan

    クラスタ同士が遠くはなれていたり、広域ネットワーク(wide area network: WAN)を通してデータを送信する場合、かなりのネットワーク・レイテンシが発生します。サーバーではこのClusterTypeの値を使用して、同じクラスタ内のバックアップ・サーバーには同期的に、リモート・クラスタ内のサーバーには非同期的にセッション・ステートをレプリケートします。たとえば、クラスタ1のサーバーAがHTTPセッションを開始した場合、クラスタ1のサーバーBにデータが送信され、続いてクラスタ2のサーバーXに非同期的にデータが送信されます。サーバーXはセッション・ステートをデータベース内に保持します。

    セッション・データをレプリケート用のデータベースに保持する場合、およびWebLogic Serverではなくデータベースをデータのレプリケート先として使用する場合には、クラスタ・タイプにwanを選択し、リモート・クラスタ・アドレスは未定義のままにします。WebLogic Serverはセッション・データをローカルのデータベースに保存し、データベースが必要に応じてデータをレプリケートするとみなします。

MBean属性:
ClusterMBean.ClusterType

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

クラスタのブロードキャスト・チャネル

クラスタ内の通信の処理に使用されるチャネルを指定します。チャネルが指定されていない場合は、デフォルトのチャネルが使用されます。

ClusterBroadcastChannelはユニキャスト・メッセージング・タイプが使用される場合にのみサポートされます。

MBean属性:
ClusterMBean.ClusterBroadcastChannel

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャスト・アドレス

クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・アドレス。

有効な範囲は224.0.0.0から239.255.255.255までです。WebLogic Serverで使用されるデフォルト値は239.192.0.0です。x.0.0.1の範囲内のマルチキャスト・アドレスは使用しないようにしてください。

このアドレスは、このクラスタに対してユニークである必要があり、他のアプリケーションと共有することはできません。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastAddress

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャスト・ポート

クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・ポート(1から65535の間で指定)。

クラスタのメンバーが相互に通信するために使用するマルチキャスト・ポートを定義します。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastPort

最小値: 1

最大値: 65535

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャストTTL

クラスタ・マルチキャスト・メッセージが通過できるネットワーク・ホップ数(1から255の間で指定)。

クラスタ・マルチキャスト・メッセージが通過できるネットワーク・ホップ数を定義します。この値を1に設定すると、そのクラスタでは1つのサブネット内に制限されます。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastTTL

最小値: 1

最大値: 255

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャスト・バッファ・サイズ

マルチキャスト・ソケットの送信および受信バッファのサイズ(最小で64 KB)。

マルチキャスト・ソケットの送信および受信バッファのサイズを戻します。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastBufferSize

最小値: 64

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャスト送信遅延

OSレベルでのバッファのオーバーフローを防止するために、マルチキャストによるメッセージの送信が遅延されるミリ秒数(0から250ミリ秒の間で指定)。

OSレベルでのバッファのオーバーフローを防止するために、マルチキャストによるメッセージの送信が遅延されるミリ秒数を定義します。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastSendDelay

最小値: 0

最大値: 250

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

サービス期間しきい値

2つの競合するサービスがある場合に、それらの一方が他方より古いと判断される基準となる存続時間の差の秒数(0から65534の間で指定)。

2つの競合するサービスがある場合に、それらの一方が他方より古いと判断される基準となる存続時間の差の秒数を定義します。

MBean属性:
ClusterMBean.ServiceAgeThresholdSeconds

最小値: 0

最大値: 65534

クライアント証明書プロキシの有効化

リクエストとともにWL-Proxy-Client-Certヘッダーを受信するかどうかを指定します。

MBean属性:
ClusterMBean.ClientCertProxyEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

Weblogicプラグインの有効化

このクラスタがプロキシ・プラグインまたはHttpClusterServletからのリクエストを受信する場合に指定します。

クラスタがプロキシ・プラグインまたはHttpClusterServletからの要求を受信する場合に、この属性をtrueに設定します。getRemoteAddrを呼び出すと、Webサーバーではなく、独自のWL-Proxy-Client-IPヘッダーからブラウザ・クライアントのアドレスが戻されます。

config.xmlファイルでweblogic-plugin-enabledパラメータを無効にする場合は(weblogic-plugin-enabled=false)、この属性をfalseに設定します。

ノート: Oracle HTTP Server、WebLogicプロキシ・プラグインまたはOracle Traffic Directorを使用して管理対象サーバーまたはクラスタにクライアント・リクエストを配信する場合は、この属性をtrueに設定することをお薦めします。

MBean属性:
ClusterMBean.WeblogicPluginEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

メンバーのウォームアップ・タイムアウト(秒)

クラスタのメンバーがクラスタ内の他のサーバーを検出して同期するまでに待機する最大秒数。通常、メンバーは30秒以内に同期できます。この属性に大きな値を設定することが、必ずしもメンバーのウォームアップにかかる時間が長くなることを意味するわけではありません。そうではなく、このプロパティはサーバーが検出した他のサーバーとの同期を待機する時間の上限を定義するものです。この値を0に設定した場合、サーバーの初期化時にクラスタ内で実行されている他のサーバーの検出が試行されなくなります

MBean属性:
ClusterMBean.MemberWarmupTimeoutSeconds

最小値: 0

HTTPトレース・サポートの有効化

HttpTraceSupportEnabledの値を戻します。

MBean属性:
ClusterMBean.HttpTraceSupportEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

フロントエンド・ホスト

リダイレクト対象のすべてのURLが送られるホストの名前。

クラスタ内のすべてのサーバーのデフォルトWebサーバー(仮想ホストではない)用にHTTP FrontendHostを設定します。このプロパティを使用して、リクエストがファイアウォールまたはプロキシを介して受信される場合にも、Webアプリケーションで常に正確なHOST情報を把握できます。このパラメータが構成されている場合、HOSTヘッダーは無視され、リダイレクト用の絶対URLの作成中にこのパラメータの情報が適切に使用されます。

MBean属性:
ClusterMBean.FrontendHost

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

フロントエンドHTTPポート

リダイレクト対象のすべてのURLが送られるHTTPポートの名前。

クラスタ内のすべてのサーバーのデフォルトWebサーバー(仮想ホストではない)用にFrontendHTTPPortを設定します。このプロパティを使用して、リクエストがファイアウォールまたはプロキシを介して受信される場合にも、Webアプリケーションで常に正確なポート情報を把握できます。このパラメータが構成されている場合、HOSTヘッダーは無視され、リダイレクト用の絶対URLの作成中にこのパラメータの情報が適切に使用されます。

MBean属性:
ClusterMBean.FrontendHTTPPort

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

フロントエンドHTTPSポート

リダイレクト対象のすべてのURLが送られるセキュアHTTPポートの名前。

クラスタ内のすべてのサーバーのデフォルトWebサーバー(仮想ホストではない)用にFrontendHTTPSPortを設定します。このプロパティを使用して、リクエストがファイアウォールまたはプロキシを介して受信される場合にも、Webアプリケーションで常に正確なポート情報を把握できます。このパラメータが構成されている場合、HOSTヘッダーは無視され、リダイレクト用の絶対URLの作成中にこのパラメータの情報が適切に使用されます。

MBean属性:
ClusterMBean.FrontendHTTPSPort

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

タイムアウトまでのアイドル期間

クラスタの1つのメンバーがタイム・アウトするまでにクラスタ・メンバーが待機する最大回数。

クラスタの1つのメンバーがタイム・アウトするまでにクラスタ・メンバーが待機する最大回数。

MBean属性:
ClusterMBean.IdlePeriodsUntilTimeout

最小値: 3

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

リモート・クラスタ・アドレス

外部クラスタを設定します。クラスタのインフラストラクチャでは、WAN/MANを利用したHTTPセッションのフェイルオーバーのために、このアドレスを使用して外部クラスタに接続します。

MBean属性:
ClusterMBean.RemoteClusterAddress

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

レプリケーション・チャネル

トラフィックのレプリケーションのために使用されるチャネルの名前。クラスタ・インフラストラクチャでは、このチャネルを使用してHTTPセッションおよびステートフル・セッションBeanの更新を送信します。設定されていない場合、デフォルトのチャネルが使用されます。

この機能が動作するには、クラスタのすべてのメンバーに名前付きのチャネルが存在し、同じプロトコルを使用するように構成されている必要があります。セキュアなプロトコルを使用する構成は、選択されたチャネルで有効です。

MBean属性:
ClusterMBean.ReplicationChannel

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

クラスタ間通信リンクのヘルス・チェック間隔

2つのクラスタ間のクラスタ・リンクがダウンした場合に、リンクが復元されたかどうかを定期的に確認するトリガーが実行されます。その間隔をミリ秒単位で指定します。

MBean属性:
ClusterMBean.InterClusterCommLinkHealthCheckInterval

ジョブ・スケジューラ表名

ジョブ・スケジューラでアクティブとなっているタイマーの格納に使用する表名。

MBean属性:
ClusterMBean.JobSchedulerTableName

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

停止時にセッションを保持

サーバー停止時に、セッションは更新されません。セッションのプライマリおよびセカンダリ・サーバーが、セッションを更新せずに停止された場合、そのセッションは失われます。PersistSessionsOnShutdownを有効にすると、サーバー停止時に、すべてのアクティブなセッションがClusterMBean#getDataSourceForSessionPersistence()で指定したデータベースに保存されます。それ以外のときにセッションが書き込まれることはありません。(たとえば、サーバーがクラッシュしても、このメカニズムを使用してセッションが保存されることはありません。)

この属性は、サーバー停止時のセッション永続性と、WAN全体でのセッション永続性の両方に適用されます。

ローリング・アップグレードでは、従来のメモリー上でのセッション・レプリケーションとの相互作用が無効になる可能性があります。管理対象サーバーが停止および更新される際、メモリー上のサーブレット・セッションは、そのセッションに対する新しいリクエストを受信する前にプライマリとセカンダリの両方が再起動された場合に、失われます。

MBean属性:
ClusterMBean.PersistSessionsOnShutdown

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

セッション・フラッシュ間隔

HTTPセッションが、ディスク上にセッション・ステートをダンプするためにバックアップ・クラスタに定期的にフラッシュされるまでの間隔(秒)。

MBean属性:
ClusterMBean.SessionFlushInterval

セッション・フラッシュのしきい値

フラッシュの対象となるセッションの数がこのしきい値の制限に達すると、セッションはフラッシュ間隔が経過する前にバックアップ・クラスタにフラッシュされます。この機能は、負荷のかかっている状況下でサーバーがセッションを迅速にフラッシュするために役立ちます。

MBean属性:
ClusterMBean.SessionFlushThreshold

ヘルス・チェック間隔

移行可能なサーバーおよびクラスタのマスターが、自身が利用可能であることをデータベースを介して証明する間隔(ミリ秒)。

MBean属性:
ClusterMBean.HealthCheckIntervalMillis

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

分離までのヘルス・チェック待機回数

クラスタのマスターがタイムアウトするまでにクラスタ・メンバーが待機する最大の回数。移行可能サーバーがタイムアウトするまでにクラスタのマスターが待機する最大の回数でもあります。

MBean属性:
ClusterMBean.HealthCheckPeriodsUntilFencing

最小値: 2

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

分離までの猶予期間(ミリ秒)

自動移行中にクラスタのマスターによってサーバーが利用不可能(dead)と判断された場合、マスターはサービスをクラスタ内の別のサーバーへ移行する前にこの時間のみ待機します(ミリ秒)。

MBean属性:
ClusterMBean.FencingGracePeriodMillis

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マルチキャスト・データの暗号化

暗号化するマルチキャスト・データを有効化します。暗号化されるのはマルチキャスト・データのみです。マルチキャスト・ヘッダー情報は暗号化されません。

MBean属性:
ClusterMBean.MulticastDataEncryption

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

自動移行の追加試行回数

移行可能サーバーが、構成されている可能性のあるマシンのすべてに移行できないことがあります。この属性では、最初の試行の後に何回、試行するかを制御します。

ここで指定された各試行は、構成されているすべてのマシンを改めて一巡して移行を試行することを示しています。つまり、3サーバーのクラスタでデフォルトの値3が指定されている場合、全部で9回、移行が試行されます。

-1に設定されている場合、移行はサーバーが開始されるまで永続的に続行されます。

MBean属性:
ClusterMBean.AdditionalAutoMigrationAttempts

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

自動移行の試行間のスリープ時間

getAdditionalAutoMigrationAttempts()で示されている移行の試行間に、休止する時間の長さを制御します。この遅延は、サーバーがすべてのマシンには移行できなかった場合にのみ発生します。

MBean属性:
ClusterMBean.MillisToSleepBetweenAutoMigrationAttempts

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

レプリケーション・タイムアウトの有効化

セッション・レプリケーションの呼出しにタイムアウトが適用されるかどうかを示します。

MBean属性:
ClusterMBean.ReplicationTimeoutEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

ユニキャスト検出期間

ユニキャスト・メッセージング方式で、クラスタ内の他のメンバーの検出頻度を決定するタイマー期間。この設定はマルチキャスト・モードには適用されません。ユニキャスト・モードにのみ適用されます。

最小値: 1000


トップに戻る