WebLogic監査プロバイダ: プロバイダ固有
このページでは、このWebLogic監査プロバイダのプロバイダ固有の属性を構成します。
WebLogic監査プロバイダにより記録されたすべての監査情報は、デフォルトで
WL_HOME/yourdomain/yourserver/logs/DefaultAuditRecorder.log
に保存されます。監査プロバイダはセキュリティ・レルムごとに構成されますが、各サーバーは監査データをサーバーのディレクトリにある独自のログ・ファイルに書き込みます。コマンドラインでJava起動オプション-Dweblogic.security.audit.auditLogDir=c:\foo
を使用して、DefaultAuditRecorder.log
ファイルの新しいディレクトリを指定できます。新しいファイルの配置場所は、c:\foo\yourserver\logs\DefaultAuditRecorder.log
になります。構成オプション
名前 説明 重大度 監査を開始する重大度レベル。
重大度レベルは次の順序で並んでいます。
INFORMATION
WARNING
ERROR
SUCCESS
FAILURE
ある重大度レベルを選択すると、そのレベル以上のすべてのイベントが監査対象になります。たとえば、重大度をERRORに設定した場合、FAILURE、SUCCESS、およびERRORのイベントが監査され、WARNINGとINFORMATIONのイベントは監査されません。この他、重大度をCUSTOMに設定すると、監査の必要な特定の重大度レベルのイベントを対象にすることもできます。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.Severity
セキュアな値:
CUSTOM
アクティブなコンテキスト・ハンドラのエントリ この監査プロバイダで処理するContextHandlerエントリを選択し、選択したエントリを矢印ボタンで「使用可能」から「選択済み」に移動します。
監査イベントには、様々な情報またはオブジェクトを保持できる
ContextHandler
が組み込まれています。デフォルトでは、ContextHandler
のどのエントリも監査されません。多くの場合、ContextHandler
内のオブジェクトはtoString
メソッドによって記録されます。監査プロバイダでサポートされるContextHandlerエントリのリストについては、Oracle WebLogic Serverのセキュリティの管理のセキュリティ・プロバイダの構成にあるWebLogic監査プロバイダの構成の構成監査を参照してください。ローテーション時間 新しいDefaultAuditRecorder.logファイルを作成する前に待機する分数を指定します。指定された時間が経過すると、監査ファイルが閉じられて新しい監査ファイルが作成されます。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.RotationMinutes
最小値:
1
重大度INFORMATIONの監査を有効化 Severityの値をCUSTOMに設定した場合に、重大度レベルがINFORMATIONであるイベントの監査レコードが監査プロバイダによって生成されるようにします。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.InformationAuditSeverityEnabled
重大度WARNINGの監査を有効化 Severityの値をCUSTOMに設定した場合に、重大度レベルがWARNINGであるイベントの監査レコードが監査プロバイダによって生成されるようにします。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.WarningAuditSeverityEnabled
セキュアな値:
true
重大度ERRORの監査を有効化 Severityの値をCUSTOMに設定した場合に、重大度レベルがERRORであるイベントの監査レコードが監査プロバイダによって生成されるようにします。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.ErrorAuditSeverityEnabled
セキュアな値:
true
重大度FAILUREの監査を有効化 Severityの値をCUSTOMに設定した場合に、重大度レベルがFAILUREであるイベントの監査レコードが監査プロバイダによって生成されるようにします。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.FailureAuditSeverityEnabled
セキュアな値:
true
重大度SUCCESSの監査を有効化 Severityの値をCUSTOMに設定した場合に、重大度レベルがSUCCESSであるイベントの監査レコードが監査プロバイダによって生成されるようにします。
開始マーカー 監査レコードの開始点を示す標識。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.BeginMarker
終了マーカー 監査レコードの終了点を示す標識。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.EndMarker
フィールドの接頭辞 監査レコードのフィールドの開始点を示す接頭辞文字。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.FieldPrefix
フィールドの接尾辞 監査レコードのフィールドの終了点を示すサフィックス文字。
MBean属性:
DefaultAuditorMBean.FieldSuffix