6 EJBセッションBeanバインディングの構成
EJBセッションBeanバインディングはSCAサービスおよびSCA参照の両方に適用できます。アプリケーション用のSpringアプリケーション・コンテキスト・ファイルの<binding.ejb>
要素で、EJBセッションBeanバインディングを構成します。
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WebLogic Spring SCAアプリケーション用のSpringアプリケーション・コンテキスト構成の構成についての一般情報は、Springアプリケーション・コンテキストの構成を参照してください。
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<binding.ejb>
要素を定義するスキーマについては、WebLogic SCAバインディング・スキーマ(weblogic-sca-binding.xsd)を参照してください。
ノート:
EJBバインディング・コンポーネントの実装は、SCA EJBセッションBeanバインディング仕様(http://www.oasis-opencsa.org/sca-bindings
)に基づきます。
ただし、このリリースのWebLogic SCAでは、次の機能はサポートされません。
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ステートフル・セッションBeanバインディング(対話はサポートされません)
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<ejb-link>
要素 -
ローカルEJBサービス・バインディング
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ローカルEJB参照バインディング
binding.ejb要素の属性
binding.ejb
要素の属性は次のとおりです。
name
オプション。バインディングの名前を指定します。
uri
必須。参照のEJBバインディングの場合、uri
はターゲットEJBのJNDI名を指定します。サービスのEJBバインディングの場合、uri
値はEJBがバインドされるJNDI名です。
拡張CORBA名URIはサポートされません。次の2つの単純化されたパターンがサポートされます。どちらも、JNDI名ejb/MyHome
にバインドされるサービス実装になります。
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uri="corbaname:rir:#ejb/MyHome"
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uri="ejb/MyHome"
dispatchPolicy
オプション。サービス・バインディングとともに使用されます。着信起動に使用されるWorkManagerの名前を指定します。
サービスへのバインディング
binding.ejb
がSCAサービスに構成されている場合、サービス・インタフェースの実装はアプリケーションがデプロイされるときにJNDIで使用可能になります。するとサービスはEJBプログラミング・モデルを使用して起動できます。たとえば、これによりクライアントは、基礎となるサービスがデプロイされたEJBであるかのように、サービスをルックアップおよび起動できます。これは従来のEJBのクライアントを更新する必要なしに、 既存のEJBサービスをSCA実装で置き換えたい場合に有用なことがあります。
EJB3プログラミング・モデルだけがEJBセッションBeanサービス・バインディング用にサポートされます。
binding.ejbのuri
属性を使用してJNDI名を指定します。
binding.ejb要素の属性を参照してください。
すべてのEJBサービス・バインディングはリモートなので、リモートからルックアップおよび起動できます。
リモート・サービスの実装はクラスタ化可能です。サービス・バインディングにクライアント・タイムアウトを設定できます。クライアント・タイムアウトを指定するには、binding.ejb
jarファイルにあるEJBServiceDelegateImplRTD.xml
ファイルを編集します。
EJBサービス・バインディングはオプションでディスパッチ・ポリシーを指定できます。ディスパッチ・ポリシーを指定するには、<binding.ejb>
のdispatchPolicy
属性を、着信起動に使用するWorkManagerの名前に設定します。設定したWorkManagerが見つからない場合、実行時に警告が発行され、デフォルトのWorkManagerが使用されます。
参照へのバインディング
binding.ejb
がSCAリファレンスに対して構成されていると、ターゲットEJBは、EJBプログラミング・モデルについて知らなくても解決され、呼び出されます。(WebLogic SCAランタイムは、JNDIルックアップから返されたオブジェクトがjavax.ejb.EJBHome
を実装するしないかに基づいて、ターゲットEJBのプログラミング・モデルを決定します。)
ターゲットEJBはすぐに解決されるわけではなく、起動のサービスの必要に応じて実行時に解決されます。
これにより、SCA POJO実装はデプロイされたEJBを他のSCA参照の起動と同じ方法で起動できます。WebLogic SCAランタイムはターゲットEJBをJNDIからリックアップし、メソッド呼出しをEJBへ委任します。この方法でbinding.ejb
を使用すると、依存コンポーネントの実装を更新する必要なく、柔軟に、EJBサービスをEJB以外のサービスに置き換えることができます。
次に説明するように、EJB2およびEJB3プログラミング・モデルは参照バインディング用にサポートされます。
EJB2プログラミング・モデル
ターゲットEJBがEJB 2.xクライアント・ビューを使用する場合、バインディング実装はhome.create()
メソッドを起動してEJBのリモート・インタフェース実装を取得します。バインディング実装はまた参照インタフェース・メソッド起動をEJBリモート・インタフェース起動へ変換します。
参照インタフェースのメソッドは、SCA EJBセッションBeanバインディング仕様(http://www.oasis-opencsa.org/sca-bindings
)のルールに従って、リモート・インタフェースにマップされます。