4 WebLogic診断フレームワークとJavaフライト・レコーダとの統合のチューニング
- Javaフライト・レコーダの使用
Javaフライト・レコーダは、パフォーマンス監視とプロファイリングを行うツールで、システム・クラッシュなどの壊滅的な障害が発生しても、常に利用可能な状態で継続的に診断情報を記録します。 - WLDFの使用
WebLogic ServerがOracle HotSpotで構成され、Javaフライト・レコーダを有効にしている場合、Javaフライト・レコーダ・データも診断イメージのキャプチャで自動的に取得されます。このデータは、診断イメージのキャプチャから抽出して、Java Mission Controlで表示できます。Javaフライト・レコーダを有効にしていない場合、またはWebLogic Serverを別のJVMで構成した場合、Javaフライト・レコーダ・データが診断イメージのキャプチャで取得されません。 - チューニングの考慮事項
多くの環境では、「診断ボリューム」を「低」に設定すると、パフォーマンスにほとんど影響はありません。「診断ボリューム」を「高」に設定すると、パフォーマンスに大きな影響があります。WebLogic Serverによって生成された診断データのボリュームを可能性のあるパフォーマンスの損失と比較して検討する必要があります。
Javaフライト・レコーダの使用
Javaフライト・レコーダは、パフォーマンス監視とプロファイリングを行うツールで、システム・クラッシュなどの壊滅的な障害が発生しても、常に利用可能な状態で継続的に診断情報を記録します。
Javaフライト・レコーダは、Oracle HotSpotで使用できます。WebLogic ServerがHotSpotで構成される場合、Javaフライト・レコーダはデフォルトで有効ではありません。WebLogic ServerでJavaフライト・レコーダを有効にする方法については、『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用』のOracle HotSpotでのJavaフライト・レコーダの使用に関する項を参照してください。
WLDFの使用
WebLogic ServerがOracle HotSpotで構成され、Javaフライト・レコーダを有効にしている場合、Javaフライト・レコーダ・データも診断イメージのキャプチャで自動的に取得されます。このデータは、診断イメージのキャプチャから抽出して、Java Mission Controlで表示できます。Javaフライト・レコーダを有効にしていない場合、またはWebLogic Serverを別のJVMで構成した場合、Javaフライト・レコーダ・データが診断イメージのキャプチャで取得されません。
取得されるJavaフライト・レコーダ・データのボリュームは、WebLogic Server管理コンソールの「診断ボリューム」属性を使用して構成できます。『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使用』のWLDF診断ボリュームの構成に関する項を参照してください。WLSTを使用してもボリュームを設定できます。