1 Oracle WebLogic Server on Microsoft Azure IaaSのスタート・ガイド
Oracle WebLogic Server on Microsoft Azure IaaSオファーおよびオファーの選択プロセスについて説明します。
Oracle WebLogic Server on Microsoft Azure IaaSのデプロイについて
オラクル社は、Oracleソフトウェアのデプロイ方法により優れた選択と柔軟性を提供することで、お客様がクラウド・コンピューティングを導入できるよう取り組んでいます。この取組みを進めるために、オラクル社では、プレインストールされたOracleソフトウェアを含む、すぐにデプロイ可能な複数のAzureアプリケーションを作成しました。これらのアプリケーションを使用して、Azure環境に仮想マシンを作成し、Oracleソフトウェアでアプリケーションを実行できます。
このドキュメントでは、Microsoft Azure IaaSでホストされるOracle WebLogic Server 12cイメージの使用方法を説明します。これらのオファーは、Azure MarketplaceでOracle WebLogic Serverを検索することにより見つけられます。
Azureアプリケーションには、プレインストールされた次の製品が含まれています:
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Oracle WebLogic Server 12c (12.2.1.3.0)
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Oracle JDK 8u131
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Oracle Linux 7.4
WebLogic Server 12cイメージに基づいてAzureアプリケーションを作成した場合、業務用の仮想マシンまたは物理マシン上で使用する場合と同じように使用できます。すべての構成および管理ツールが使用できます。
これらのアプリケーションはライセンス持込み(BYOL)です。Oracleソフトウェアを実行するには、該当するライセンスが必要です。詳細は、次のリンクを参照してください。
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Oracle Fusion Middlewareライセンス情報ユーザー・マニュアル:
https://docs.oracle.com/en/middleware/fusion-middleware/12.2.1.3/fmwlc/
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Azure上のOracle製品のエンド・ユーザー・ライセンス契約:
http://www.oracle.com/technetwork/licenses/oracle-license-2016066.html
また、使用するライセンスを所有するソフトウェアの詳細は、オラクル社とのライセンス契約を参照してください。
WebLogic Server仮想マシンのディレクトリ構造について
次の表に、Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0イメージを使用して作成された各仮想マシンにおけるOracle固有のディレクトリ構造を示します。
Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照する際は、これらのパスをドキュメントのディレクトリ変数に置き換えてください。
表1-1 WebLogic Server仮想マシンのディレクトリ
ディレクトリ変数 | 用途 | ディレクトリ・パス |
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Oracleホーム・ディレクトリ |
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WebLogic Serverホーム・ディレクトリ |
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Javaホーム・ディレクトリ |
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構成するドメインが作成されるディレクトリ |
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