1 概要とロードマップ

この章では、このガイド『RESTful管理サービスによるOracle WebLogic Serverの管理』の内容と構成について説明します。

このドキュメントの手引き

情報ロードマップ

WebLogic Server RESTリソースはWLS Beanツリーに基づいており、対応するルート・リソースに応じて組織されています。「WLS BeanのRESTへのマッピング」を参照してください。

指定されたパーティション内でWLSを管理するためのRESTリソースは、別個のマニュアル(MTリファレンス・ガイド)にあります。各々のMTマニュアルは、パーティション・ユーザー・ロールにアクセスできるリソースを参照しています。各々の非MTマニュアルは、パーティション・ユーザー・ロールにアクセスできるリソースを参照しています。WebLogic Server Multitenantでのユーザー・ロールの詳細は、『Oracle WebLogic Server Multitenantの使用』構成および管理のための管理ロールに関する項を参照してください。

ノート:

WebLogic Server Multitenantドメイン・パーティション、リソース・グループ、リソース・グループ・テンプレート、仮想ターゲットおよびリソース消費管理は、WebLogic Server 12.2.1.4.0で非推奨になり、次のリリースで削除されます。

MTリファレンス・ガイドでは、RESTリソースには次の性質があります。

  • パーティション内で実行されます。

  • そのパーティションのセキュリティ・レルムで定義されたユーザーが、パーティション化されたURL経由でアクセスする必要があります。

  • そのパーティションを管理するためにのみ使用できます。

  • すべてのWLS MBeanを管理するためには使用できません。WLS MBeanの多くは、パーティション・ユーザーには使用できません。

非MTリファレンス・ガイドでは、RESTリソースには次の性質があります。

  • ドメイン・レベルで実行されます(パーティション内でなく)。

  • ドメインのデフォルト・セキュリティ・レルムで定義されたユーザーが、パーティション化されていないURL経由でアクセスする必要があります。

  • すべてのパーティションを管理するために使用できます。

  • すべてのWLS MBeanを管理するために使用できます。

WLS RESTのリファレンス・ドキュメントの完全なリストとその使用方法の説明は、表1-1を参照してください。

表1-1 WLS RESTful管理インタフェースのリファレンス・ドキュメント

参照マニュアルのタイトル このRESTリソースを使用してできること

Oracle WebLogic Server RESTful編集リファレンス

WLS構成を編集します。

Oracle WebLogic Server RESTfulドメイン構成リファレンス

最後にアクティブ化されたWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server RESTfulドメイン・ランタイム・リファレンス

WLSドメイン全体を監視します。

Oracle WebLogic Server RESTfulサーバー構成リファレンス

管理サーバーが現在実行対象としているWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server RESTfulサーバー・ランタイム・リファレンス

管理サーバーまたは管理対象サーバーを監視します。

管理対象サーバーを監視するには、管理サーバーのdomainRuntime/serverRuntimes/<managedServerName>/...リソース、または管理対象サーバーのserverRuntime/...リソースを使用できます。

Oracle WebLogic Server MT RESTful編集リファレンス(非推奨)

指定されたドメイン・パーティションにあるWLS構成を編集します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulドメイン構成リファレンス(非推奨)

指定されたドメイン・パーティションにある、最後にアクティブ化されたWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulドメイン・ランタイム・リファレンス(非推奨)

指定されたWLSドメイン・パーティションを監視します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulサーバー構成リファレンス(非推奨)

指定されたドメイン・パーティションで管理サーバーが現在実行対象としているWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulサーバー・ランタイム・リファレンス(非推奨)

指定されたドメイン・パーティションにある管理サーバーを監視します

Oracle WebLogic Server RESTfulライフ・サイクル・リファレンス

WLSライフ・サイクル管理RESTリソースを使用します。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverのすべての新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』を参照してください。