A Oracle Web Servicesのセキュリティおよびポリシー注釈
この付録では、Webサービス・セキュリティおよびポリシー注釈について説明しており、次の項があります。
A.1 Webサービスのセキュリティおよびポリシー注釈について
Oracle Webサービスのプログラミング・モデルでは、JDKメタデータ注釈が使用されます。
JDKメタデータ注釈については、次のテクニカル・ノートで説明されています。
http://docs.oracle.com/javase/7/docs/technotes/guides/language/annotations.html
詳細は、次の場所にあるJSR 175を参照してください。
http://www.jcp.org/en/jsr/detail?id=175
このプログラミング・モデルでは、注釈付きのJavaファイルを使用してWebサービスの形状や特性を作成します。
使用可能な注釈の詳細は、Oracle Infrastructure Web ServicesのためのJava APIリファレンスを参照してください。OWSMの事前定義済ポリシーの詳細は、Oracle Web Services Managerの事前定義済ポリシーを参照してください。
A.2 Webサービスのセキュリティおよびポリシー注釈のサマリー
Webサービスのセキュリティおよびポリシー注釈は、Oracle Webサービスで高度な機能を保護し、有効にします。
表A-1は、この付録で説明しているWebサービスのセキュリティおよびポリシー注釈の概要を示しています。「設計時におけるWebサービスおよびクライアントへのポリシーのアタッチの理解」で説明しているように、この表は、Webサービス・クライアントのサブセットにポリシーをアタッチする際に使用可能な、対応するWebサービス機能クラスも示しています。
表A-1 Oracle Web Servicesのセキュリティおよびポリシー注釈
| 注釈 | 説明 |
|---|---|
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SOAP 1.1/HTTPバインディングとSOAP 1.2/HTTPバインディングのいずれかでWS-Addressingを使用することを指定します。 |
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Webサービスのアトミック・トランザクションを有効にします。 |
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Webサービスのバッファリングを有効にします。 |
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コンテンツのバイナリ・キャッシュを有効にして、構成します。 |
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クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときに管理ポリシーをアタッチします。 |
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クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときにMTOMポリシーをアタッチします。 |
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|
コールバック・サービスに接続される非同期Webサービスのコールバック・クライアントに、1つ以上のポリシー・セットをアタッチします。 |
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|
クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。 |
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|
コールバック・サービスに接続される非同期Webサービスのコールバック・クライアントで、Fast Infosetを有効にして、構成します。 |
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|
Webサービス・クライアント上のFast Infosetを有効にして、構成します。 |
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WebサービスのFast Infosetを有効にします。 |
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JAX-WS Webサービス・クライアントについて、SOAP over JMSトランスポートを有効化および構成します。 |
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|
JAX-WS Webサービスについて、SOAP over JMSトランスポートを有効化および構成します。 |
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|
管理ポリシーをWebサービスにアタッチします。 |
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Webサービスに送信可能なリクエスト・メッセージの最大サイズをバイト単位で構成します。 |
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メタデータの交換を有効にします。 |
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Webサービスでのメッセージ転送最適化メカニズム(MTOM)の使用を有効にします。 |
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MTOMが有効になっている場合の、MTOM対応SOAPフォルト・メッセージの作成を有効にします。 |
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MTOMポリシーをWebサービスにアタッチします。 |
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| @ OAuth1クライアント・ポリシー | 静的に生成されたコンシューマおよびアクセス・トークンを使用してアプリケーションがTwitter APIを使用できる管理ポリシーをアタッチします。 |
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Webサービスに、セキュア通信セッション永続性メカニズムを構成します。 |
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サブジェクトに単一ポリシーをアタッチし、オプションで構成プロパティ値をオーバーライドします。 |
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|
一連のポリシー参照を定義し、オプションでスコープのない構成プロパティ値をオーバーライドします。 |
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ユーザー定義の |
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1つ以上のポリシーの構成のオーバーライドに使用できる単一プロパティを指定します。 |
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|
信頼できるメッセージング・ポリシー |
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Webサービス・エンドポイントを有効にします。 |
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スキーマに対するリクエスト・メッセージの検証を有効にします。 |
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リクエストまたはレスポンスSOAPメッセージにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。 |
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|
リクエストまたはレスポンスSOAPメッセージにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。 |
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|
Webサービス・エンドポイントでのSOAPリクエストの処理を有効にします。 |
|
|
Webサービス・テスト・クライアントを有効にします。 |
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WebサービスのWSDLを有効にします。 |
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|
Webサービス・エンドポイントの診断ログのログ・レベルを設定します。 |
A.3 Webサービスのセキュリティおよびポリシー注釈のリスト
Oracle Webサービスには、次のセキュリティおよびポリシー注釈が含まれています。
A.3.1 @Addressing
javax.xml.ws.soap.Addressing注釈は、SOAP 1.1/HTTPバインディングとSOAP 1.2/HTTPバインディングのいずれかでWS-Addressingを使用することを指定します。
A.3.1.1 @Addressingの属性
次の表は、javax.xml.ws.soap.Addressing注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-2 javax.xml.ws.soap.Addressing注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
エンドポイントでWS-Addressingをサポートするかどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
WS-Addressingヘッダーが受信メッセージに存在する必要があるかどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
エンドポイントで、匿名、非匿名、すべてのタイプのレスポンスのいずれを使用する必要があるかを指定する値。有効な値は、
|
|
A.3.2 @AtomicTransaction
com.oracle.webservices.api.tx.at.AtomicTransaction注釈は、Webサービスのアトミック・トランザクションを有効にします。
詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のWebサービスのアトミック・トランザクションの使用に関する項を参照してください。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.2.1 @AtomicTransactionの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.tx.at.AtomicTransaction注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-3 com.oracle.webservices.api.tx.at.AtomicTransaction注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
機能を有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
Webサービスアトミック・トランザクション調整コンテキストがトランザクション・フローとともに渡されるかどうか。 有効な値は、
有効な値の詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のWebサービスのアトミック・トランザクションの構成に関する項を参照してください。 |
|
|
|
SOAサービスまたはSOA参照に対してサポートされているWebサービス・アトミック・トランザクション調整コンテキストのバージョン。SOA参照の場合、アウトバウンド・メッセージに使用されるバージョンのみを指定します。トランザクション全体で同じ値を指定する必要があります。 有効な値は、
有効な値の詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のWebサービスのアトミック・トランザクションの構成に関する項を参照してください。 |
|
A.3.3 @Buffering
com.oracle.webservices.api.Buffering注釈は、Oracle Infrastructure Webサービスのバッファリングを有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
バッファリングされたWebサービス上の操作が呼び出されると、その呼出しを表すメッセージがJMSキューに格納されます。WebLogic Serverは、このバッファリングされたメッセージを非同期に処理します。メッセージがまだキュー内にある間にWebLogic Serverがダウンした場合、WebLogic Serverが再起動するとすぐに処理されます。
次に例を示します。
@Buffering(
enabled=true,
requestQueueEnabled=true)
次の表に、com.oracle.webservices.api.Buffering注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-4 com.oracle.webservices.api.Buffering注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
リクエスト・メッセージ・バッファリングに使用する接続ファクトリのJNDI名。この値のデフォルトは、サーバーで定義されているデフォルトのJMS接続ファクトリです。 |
サーバーによって定義されたデフォルトのJMS接続ファクトリ |
|
|
リクエスト・キューが有効かどうかを指定するフラグ。 |
|
|
|
リクエスト・バッファリング・キューのJNDI名。 |
"" |
|
|
リクエスト・バッファリング・キューのメッセージを格納および取得するときにトランザクションを使用するかどうかを指定するフラグ。 |
|
|
|
レスポンス・メッセージ・バッファリングに使用する接続ファクトリのJNDI名。 |
サーバーによって定義されたデフォルトのJMS接続ファクトリ |
|
|
レスポンス・キューが有効かどうかを指定するフラグ。 |
|
|
|
レスポンス・バッファリング・キューのJNDI名。 |
"" |
|
|
レスポンス・バッファリング・キューのメッセージを格納および取得するときにトランザクションを使用するかどうかを指定するフラグ。 |
|
|
|
JMSキューが、操作が正常に呼び出されるまでWebサービスの実装にメッセージの配信を試みる回数。 |
|
|
|
バッファリングされたリクエストとレスポンスの再試行の間隔。この値は、 指定する値はXMLスキーマの期間を表す字句形式( |
|
A.3.4 @CacheBinaryContent
com.oracle.webservices.api.CacheBinaryContent注釈は、コンテンツのバイナリ・キャッシュを有効にして、構成します。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.4.1 @CacheBinaryContentの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.CacheBinaryContent注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-5 com.oracle.webservices.api.CacheBinaryContent注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
次のいずれかの値を定義するブール値。
|
|
|
|
機能を有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
OraSAAJのXTIスケーラブルDOMのランタイム要件を指定する値。有効な値は、
|
|
A.3.5 @CallbackManagementPolicy
oracle.webservices.annotations.CallbackManagementPolicy注釈は、クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときに管理ポリシーをアタッチできるようにします。
『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』の非同期Webサービスの開発に関する項で説明しているように、この注釈は、oracle.webservices.annotations.async.AsyncWebService注釈が注釈付けされる非同期Webサービス実装クラスに適用されます。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@CallbackPolicySetで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.5.1 @CallbackManagementPolicyの属性
次の表に、oracle.webservices.annotations.async.CallbackManagementPolicy注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-6 oracle.webservices.annotations.async.CallbackManagementPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
WS-Policyファイルの取得元の場所。Web上のWS-PolicyファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.6 @CallbackMtomPolicy
oracle.webservices.annotations.async.CallbackMtomPolicy注釈は、クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときにMTOMポリシーをアタッチします。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@CallbackPolicySetで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』の非同期Webサービスの開発に関する項で説明しているように、この注釈は、oracle.webservices.annotations.async.AsyncWebService注釈が注釈付けされる非同期Webサービス実装クラスに適用されます。
A.3.6.1 @CallbackMtomPolicyの属性
次の表に、oracle.webservices.annotations.async.CallbackMtomPolicy注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-7 oracle.webservices.annotations.async.CallbackMtomPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
MTOMポリシー・ファイルの取得元の場所。Web上のMTOMポリシー・ファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.7 @CallbackPolicySet
oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈は、コールバック・サービス用の一連のポリシー参照を定義し、オプションでスコープのない構成プロパティ値をオーバーライドします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.7.1 @CallbackPolicySetの属性
次の表は、oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-8 oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
構成オーバーライドのプロパティ値を定義する |
"" |
|
|
サブジェクトにアタッチするポリシーを定義する |
"" |
A.3.8 @CallbackSecurityPolicy
oracle.webservices.annotations.async.CallbackSecurityPolicy注釈は、クライアント・コールバック・サービスに非同期レスポンスを送信するときにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@CallbackPolicySetで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.CallbackPolicySet注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』の非同期Webサービスの開発に関する項で説明しているように、この注釈は、oracle.webservices.annotations.async.AsyncWebService注釈が注釈付けされる非同期Webサービス実装クラスに適用されます。
A.3.8.1 @CallbackSecurityPolicyの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.async.CallbackSecurityPolicy注釈に渡すことができる属性の概要を示しています。
表A-9 oracle.webservices.annotations.async.CallbackSecurityPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
オプション。ポリシーが有効かどうかを指定するブール値です。 |
|
|
|
オプション。プロパティの値と名前の組合せの配列です。 |
"" |
|
|
WS-Policyファイルの取得元の場所。Web上のWS-PolicyファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.9 @FastInfosetCallbackClient
com.oracle.webservices.api.FastInfosetCallbackClient注釈は、コールバック・サービスに接続される非同期Webサービスのコールバック・クライアントで、Fast Infosetを有効にして、構成します。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
非同期Webサービスおよび非同期コールバック・クライアントの開発の詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』の非同期Webサービスの開発に関する項を参照してください。Fast Infosetの詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のFast Infosetを使用したXML転送の最適化に関する項を参照してください。
A.3.9.1 @FastInfosetCallbackClientの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.FastInfosetCallbackClient注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-10 com.oracle.webservices.api.FastInfosetCallbackClient注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
コンテンツ・ネゴシエーション戦略。有効な値は、
詳細は、次を参照してください。
|
|
|
|
機能を有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.10 @FastInfosetClient
com.oracle.webservices.api.FastInfosetClient注釈は、Webサービス・クライアントでFast Infosetを有効にして構成します。
Fast Infosetの詳細は、次を参照してください。
-
JAX-WS Webサービス: 『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のFast Infosetを使用したXML転送の最適化に関する項
-
Oracle Infrastructure Webサービス: 『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のFast Infosetを使用したXML転送の最適化に関する項。
A.3.11 @FastInfosetService
com.oracle.webservices.api.FastInfosetService注釈は、Webサービス上のFast Infosetを有効にします。
Fast Infosetの詳細は、次を参照してください。
-
JAX-WS Webサービス: 『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のFast Infosetを使用したXML転送の最適化に関する項
-
Oracle Infrastructure Webサービス: 『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』のFast Infosetを使用したXML転送の最適化に関する項。
A.3.11.1 @FastInfosetServiceの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.FastInfosetService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-11 com.oracle.webservices.api.FastInfosetService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
機能を有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.12 @JMSTransportClient
com.oracle.webservices.api.jms.JMSTransportClient注釈は、Oracle InfrastructureおよびJAX-WS (Java EE) Webサービス・クライアントに対してSOAP over JMSトランスポートを有効にして、構成します。
SOAP over JMSトランスポートを使用すると、WebサービスとクライアントがHTTP接続ではなくJMS宛先を使用して通信するようになるため、次のような利点があります。
-
信頼性
-
スケーラビリティ
-
サービス品質
SOAP over JMSトランスポートの使用の詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP Over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
注意:
SOAP over JMSトランスポートは、Webサービス機能のうち、信頼性のあるメッセージングおよびHTTPトランスポート固有のセキュリティとは互換性がありません。
Oracle Infrastructure Web Servicesの場合、SOAP over JMSトランスポートは、非同期Webサービスと互換性がありません。
A.3.12.1 @JMSTransportClientの属性
@JMSTransportClient注釈を使用して構成できる属性については、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のJMSトランスポートのプロパティの構成に関する項を参照してください。
A.3.12.2 @JMSTransportClientの例
@JMSTransportClient (
destinationName="myQueue",
replyToName="myReplyToQueue",
jndiURL="t3://localhost:7001",
jndiInitialContextFactory="weblogic.jndi.WLInitialContextFactory",
jndiConnectionFactoryName="weblogic.jms.ConnectionFactory",
timeToLive=1000, priority=1,
messageType=com.oracle.webservices.api.jms.JMSMessageType.TEXT
)
A.3.13 @JMSTransportService
com.oracle.webservices.api.jms.JMSTransportService注釈は、Oracle InfrastructureおよびJAX-WS (Java EE) Webサービス・クライアントに対してSOAP over JMSトランスポートを有効にして、構成します。
SOAP over JMSトランスポートを使用すると、WebサービスとクライアントがHTTP接続ではなくJMS宛先を使用して通信するようになるため、次のような利点があります。
-
信頼性
-
スケーラビリティ
-
サービス品質
SOAP over JMSトランスポートの使用の詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のSOAP Over JMSトランスポートの使用に関する項を参照してください。
注意:
SOAP over JMSトランスポートは、Webサービス機能のうち、信頼性のあるメッセージングおよびHTTPトランスポート固有のセキュリティとは互換性がありません。
Oracle Infrastructure Web Servicesの場合、SOAP over JMSトランスポートは、非同期Webサービスと互換性がありません。
A.3.13.1 @JMSTransportServiceの属性
@JMSTransportService注釈を使用して構成できる属性については、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のJMSトランスポートのプロパティの構成に関する項を参照してください。
A.3.13.2 @JMSTransportServiceの例
@JMSTransportService(destinationName="myQueue",
activationConfig = {
@ActivationConfigProperty(
propertyName = "destinationType",
propertyValue = "TOPIC"),
@ActivationConfigProperty(
propertyName = "subscriptionDurability",
propertyValue = "Durable"),
@ActivationConfigProperty(propertyName = "topicMessagesDistributionMode",
propertyValue = "One-Copy-Per-Application")})
A.3.14 @ManagementPolicy
oracle.webservices.annotations.ManagementPolicy注釈は、管理ポリシーをWebサービスにアタッチします。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@PolicyReferenceで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.14.1 @ManagementPolicyの属性
次の表に、oracle.webservices.annotations.ManagementPolicy注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-12 oracle.webservices.annotations.ManagementPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
WS-Policyファイルの取得元の場所。Web上のWS-PolicyファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.15 @MaxRequestSize
com.oracle.webservices.api.MaxRequestSize注釈は、Webサービスに送信可能なリクエスト・メッセージの最大サイズをバイト単位で構成できるようにします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.15.1 @MaxRequestSizeの属性
次の表に、com.oracle.webservices.api.MaxRequestSize注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-13 com.oracle.webservices.api.MaxRequestSize注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
リクエスト・メッセージの最大サイズ(バイト単位)。 |
|
A.3.16 @MEXRequestProcessingService
com.oracle.webservices.api.MEXRequestProcessingService注釈は、Webサービス・メタデータの交換を有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.16.1 @MEXRequestProcessingServiceの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.MEXRequestProcessingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-14 com.oracle.webservices.api.MEXRequestProcessingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.17 @MTOM
javax.xml.ws.soap.MTOM注釈は、Webサービスでのメッセージ転送最適化メカニズム(MTOM)の使用を有効にします。MTOMは、SOAPメッセージ内のxs:base64Binaryまたはxs:hexBinaryタイプのXMLデータの転送を最適化するためのメソッドを定義します。
詳細は、次を参照してください。
-
『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のバイナリ・データ送信の最適化に関する項
-
@MTOMJavadoc (http://docs.oracle.com/javase/7/docs/api/javax/xml/ws/soap/MTOM.html)
A.3.17.1 @MTOMの属性
次の表は、javax.xml.ws.soap.MTOM注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-15 javax.xml.ws.soap.MTOM注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
MTOMを有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.18 @MTOMEncodeFaultService
com.oracle.webservices.api.MTOMEncodeFaultService注釈は、MTOMが有効になっている場合の、MTOM対応SOAPフォルト・メッセージの作成を有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.18.1 @MTOMEncodeFaultServiceの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.MTOMEncodeFaultService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-16 com.oracle.webservcies.api.MTOMEncodeFaultService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
MTOMを有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.19 @MtomPolicy
oracle.webservices.annotations.MtomPolicy注釈は、MTOMポリシーをWebサービスにアタッチします。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@PolicyReferenceで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.19.1 @MtomPolicyの属性
次の表に、oracle.webservices.annotations.MtomPolicy注釈に渡すことができる属性を定義します。
表A-17 oracle.webservices.annotations.MtomPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
MTOMポリシー・ファイルの取得元の場所。Web上のMTOMポリシー・ファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.20 @OAuth1クライアント・ポリシー
OAuth1クライアント・ポリシー注釈は、静的に生成されたコンシューマおよびアクセス・トークンを使用してアプリケーションがTwitter APIを使用できる管理ポリシーをアタッチします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.21 @Persistence
oracle.webservices.annotations.Persistence注釈は、Webサービスに、セキュア通信セッション永続性メカニズムを構成します。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.21.1 @Persistenceの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.Persistence注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-18 oracle.webservices.annotations.Persistence注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
システムに登録されている永続性プロバイダを識別します。次の値を指定できます。
|
|
A.3.22 @PolicyReference
oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈は、サブジェクトに単一ポリシーをアタッチし、オプションで構成プロパティ値をオーバーライドします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure WebサービスおよびRESTful Webサービスに適用されます。
A.3.22.1 @PolicyReferenceの属性
次の表は、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-19 oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
構成オーバーライドのプロパティ値を定義する |
"" |
|
|
MTOMポリシー・ファイルの取得元の場所。Web上のMTOMポリシー・ファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.23 @PolicySet
oracle.wsm.metadata.annotation.PolicySet注釈は、Webサービス用の一連のポリシー参照を定義し、オプションでスコープのない構成プロパティ値をオーバーライドします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.23.1 @PolicySetの属性
次の表は、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicySet注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-20 oracle.wsm.metadata.annotation.PolicySet注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
構成オーバーライドのプロパティ値を定義する |
"" |
|
|
サブジェクトにアタッチするポリシーを定義する |
"" |
A.3.24 @POXHttpBindingService
com.oracle.webservices.api.POXHttpBindingService注釈は、ユーザー定義のjavax.xml.ws.Provider<T>.invokeメソッドによって処理される非SOAP XMLメッセージをエンドポイントで受信できるようにします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.24.1 @POXHttpBindingServiceの属性
次の表は、com.oracle.webservices.api.POXHttpBindingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-21 com.oracle.webservcies.api.POXHttpBindingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
MTOMを有効にするかどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.25 @Property
oracle.wsm.metadata.annotation.Property注釈は、1つ以上のポリシーの構成のオーバーライドに使用できる単一プロパティを指定します。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure WebサービスおよびRESTful Webサービスに適用されます。
A.3.25.1 @Propertyの属性
次の表は、oracle.wsm.metadata.annotation.Property注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-22 oracle.wsm.metadata.annotation.Property注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
スコープのない構成オーバーライドのプロパティ値を定義する |
"" |
|
|
サブジェクトにアタッチするポリシーを定義する |
"" |
A.3.26 @ReliabilityPolicy
oracle.webservices.annotations.ReliabilityPolicy注釈は、信頼できるメッセージング・ポリシーoracle/wsrm10_policyまたはoracle/wsrm10_policyをWebサービスにアタッチします。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@ReliableMessagingで説明しているように、com.oracle.webservices.api.rm.ReliableMessaging注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.26.1 @ReliabilityPolicyの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.ReliabilityPolicy注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-23 oracle.webservices.annotations.ReliabilityPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
信頼できるメッセージング・ポリシー・ファイルの取得元の場所。Web上の信頼できるメッセージング・ポリシー・ファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.27 @ReliableMessaging
com.oracle.webservices.api.rm.ReliableMessaging注釈は、oracle/reliable_messaging_policyポリシーをWebサービスにアタッチします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.27.1 @ReliableMessagingの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.ReliableMessaging注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-24 oracle.webservices.annotations.ReliableMessaging注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
|
信頼できるメッセージング・ポリシー・ファイルの取得元の場所。Web上の信頼できるメッセージング・ポリシー・ファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.28 @RequestProcessingService
com.oracle.webservices.api.RequestProcessingService注釈は、Webサービス・エンドポイントで着信リクエストを処理できるようにします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.28.1 @RequestProcessingServiceの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.RequestProcessingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-25 oracle.webservices.annotations.RequestProcessingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.29 @SchemaValidation
com.oracle.webservices.api.SchemaValidation注釈は、スキーマに対するリクエスト・メッセージの検証を有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.29.1 @SchemaValidationの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.SchemaValidation注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-26 oracle.webservices.annotations.SchemaValidation注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.30 @SecurityPolicies (Oracle Infrastructure Webサービス)
oracle.webservices.annotations.SecurityPolicies注釈は、oracle.webservices.annotations.SecurityPolicy注釈の配列を指定します。複数のWS-Policyファイルをクラスにアタッチする場合は、この注釈を使用します。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@PolicySetで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicySet注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
次に例を示します。
@SecurityPolicies({
@SecurityPolicy(uri=
"policy:oracle/wss10_username_token_with_message_protection_server_policy"),
@SecurityPolicy(uri="policy:oracle/authorization_policy")
A.3.31 @SecurityPolicies (Java EE Webサービス)
weblogic.wsee.jws.jaxws.owsm.SecurityPolicies注釈は、weblogic.wsee.jws.jaxws.owsm.SecurityPolicy注釈の配列を指定します。複数のWS-Policyファイルをクラスにアタッチする場合は、この注釈を使用します。
注意:
この注釈は、Java EE Webサービスにのみ適用されます。
A.3.32 @SecurityPolicy (Oracle Infrastructure Webサービス)
oracle.webservices.annotations.SecurityPolicy注釈は、セキュリティ・ポリシーをリクエストSOAPメッセージまたはレスポンスSOAPメッセージにアタッチします。この注釈を単独で使用して、単一のWS-Policyファイルをクラスに適用できます。複数のWS-Policyファイルをクラスに適用する場合は、@SecurityPolicies注釈を使用してそれらのファイルを1つにまとめます。
注意:
この注釈は非推奨になりました。@PolicyReferenceで説明しているように、oracle.wsm.metadata.annotation.PolicyReference注釈を使用することをお薦めします。
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.32.1 @SecurityPolicyの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.SecurityPolicy注釈に渡すことができる属性をまとめたものです。
表A-27 oracle.webservices.annotations.SecurityPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
オプション。ポリシーが有効かどうかを指定するブール値です。 |
|
|
|
オプション。プロパティの値と名前の組合せの配列です。 |
"" |
|
|
WS-Policyファイルの取得元の場所。Web上のWS-PolicyファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.33 @SecurityPolicy (Java EE Webサービス)
weblogic.wsee.jws.jaxws.owsm.SecurityPolicy注釈は、リクエストまたはレスポンスSOAPメッセージにセキュリティ・ポリシーをアタッチします。この注釈を単独で使用して、単一のWS-Policyファイルをクラスに適用できます。複数のWS-Policyファイルをクラスに適用する場合は、@SecurityPolicies注釈を使用してそれらのファイルを1つにまとめます。
注意:
この注釈は、Java EE Webサービスにのみ適用されます。
A.3.33.1 @SecurityPolicyの属性
次の表は、weblogic.wsee.jws.jaxws.owsm.SecurityPolicy注釈に渡すことができる属性の概要を示しています。
表A-28 weblogic.wsee.jws.jaxws.owsm.SecurityPolicy注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
オプション。ポリシーが有効かどうかを指定するブール値です。 |
|
|
|
WS-Policyファイルの取得元の場所。Web上のWS-PolicyファイルのURLを指定するには、 |
"" |
A.3.34 @SOAPRequestProcessingService
このcom.oracle.webservices.api.SOAPRequestProcessingService注釈は、Webサービス・エンドポイントでのSOAPリクエストの処理を有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.34.1 @SOAPRequestProcessingServiceの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.SOAPRequestProcessingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-29 oracle.webservices.annotations.SOAPRequestProcessingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.35 @TestPageProcessingService
com.oracle.webservices.api.TestPageProcessingService注釈は、Webサービス・テスト・クライアントを有効にします。この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
詳細は、Webサービスの管理のWebサービス・テスト・クライアントの使用に関する項を参照してください。
注意:
この項で説明している手順が、Fusion Middleware Controlの「Webサービスのテスト」ページにアクセスできるようにする「Webサービス・エンドポイント」ページ上の「Webサービスのテスト」リンクの可用性に影響を与えることはありません。詳細は、『Webサービスの管理』のFusion Middleware Controlの「Webサービスのテスト」ページの使用に関する項を参照してください。
A.3.35.1 @TestPageProcessingServiceの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.TestPageProcessingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-30 oracle.webservices.annotations.TestPageProcessingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.36 @WSDLRequestProcessingService
このcom.oracle.webservices.api.WSDLRequestProcessingService注釈は、WebサービスのWSDLへのアクセスを有効にします。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.36.1 @WSDLRequestProcessingServiceの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.WSDLRequestProcessingService注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-31 oracle.webservices.annotations.WSDLRequestProcessingService注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
A.3.37 @WSLoggingLevel
このcom.oracle.webservices.api.WSLoggingLevel注釈は、Webサービス・エンドポイントの診断ログのログ・レベルを設定します。
注意:
この注釈は、Oracle Infrastructure Web Servicesにのみ適用されます。
A.3.37.1 @WSLoggingLevelの属性
次の表は、oracle.webservices.annotations.WSLoggingLevel注釈に渡すことができる属性を定義しています。
表A-32 oracle.webservices.annotations.WSLoggingLevel注釈の属性
| 属性 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|
|
|
ポリシーが有効かどうかを指定するブール値。 |
|
|
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ロギング・レベルを定義します。有効な値は、SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINER、FINESTまたはNULLです。 |
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