3 Capacity-on-Demandライセンスの情報
この章では、Oracle Database Applianceベア・メタル・インストールのためのCapacity-on-Demandライセンスの情報を示します。
- Oracle Database Appliance Capacity-on-Demandライセンス方式
Capacity-on-Demandソフトウェア・ライセンス方式では、Oracle Database Applianceにデプロイするプロセッサの数を作業負荷に応じて決定できます。 - Oracle Database Appliance X8-2S、X8-2MおよびX8-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X8-2S、X8-2MおよびX8-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。 - Oracle Database Appliance X4-2のCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X4-2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance Capacity-on-Demandライセンス方式
Capacity-on-Demandソフトウェア・ライセンス方式では、Oracle Database Applianceにデプロイするプロセッサの数を作業負荷に応じて決定できます。
Oracle Database ApplianceのCapacity-on-Demand方式では、増大するシステム要求に合わせてプロセッサ・コアを追加してシステムをスケール・アップすることができ、ハードウェアのアップグレードに伴いがちな膨大なコストやダウンタイムも発生しません。コアは2コア単位で追加できます。
Oracle Database Applianceスケーリング機能
次の表は、Oracle Database Applianceのベア・メタルおよび仮想化プラットフォーム・デプロイメントのスケーリング機能を一覧したものです。ベアメタルとOracle Database Appliance仮想化プラットフォームのどちらを使用するかについては、企業方針と各実装が企業にもたらす利点を考慮して判断してください。
表3-1 Oracle Database Applianceスケーリング機能
Oracle Database Applianceプラットフォーム | 最小プロセッサ・コア数 | 最大プロセッサ・コア数 |
---|---|---|
X8-2S |
2 |
16 |
X8-2M |
2 |
32 |
X8-2-HA |
2 |
64 |
X7-2S |
2 |
10 |
X7-2M |
2 |
36 |
X7-2-HA |
2 |
72 |
X6-2S |
2 |
10 |
X6-2M |
2 |
20 |
X6-2L |
2 |
20 |
X6-2-HA |
2 |
40 |
X5-2 |
2 |
72 |
X4-2 |
2 |
48 |
Oracle Database ApplianceにデプロイされたアプリケーションとCapacity-on-Demand
Oracle Database ApplianceにデプロイされたOracle製品はすべて、Capacity-on-Demandライセンスの対象となります。
注意:
ハードウェア・モデルのCPUコア数を設定する手順は、Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザー・ガイドを参照してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X8-2S、X8-2MおよびX8-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X8-2S、X8-2MおよびX8-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
ハードウェア・モデルのCPUコア数を設定する手順は、Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザー・ガイドを参照してください。
各Oracle Database Appliance X8-2モデルのコア数は次のリストのとおりです。
-
Oracle Database Appliance X8-2Sは16個のコアで構成される単一サーバーです。
-
Oracle Database Appliance X8-2Mは32個のコアで構成される単一サーバーです。
-
Oracle Database Appliance X8-2-HAは2台のサーバーで構成されています。各サーバーに32個、合計64個のコアがあります。
デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。デプロイメントの前または後にアクティブ・コアの数を減らすことができます。さらに容量が必要になったときに、アクティブ・コアの数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。
Oracle Database Appliance X8-2S、X8-2MおよびX8-2-HAベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
CPUコア数は、2からハードウェア・モデルの最大コア数までの間の2の倍数に変更できます。たとえばX8-2-HAの場合、各サーバーのコアを2から32の間で設定でき、最大コア数は64です。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
-
必要な数が最大コア数より少ない場合にのみ、CPUコア数を変更してください。
たとえば、CPUコア数を8に変更した後は、CPUコア数をこれより大きい数に増やすことはできますが(2の倍数の単位で)、減らすことはできません。
- 各サーバーで最大のコア数を使用する場合は(X8-2MおよびX8-2-HAの場合は各サーバーで32コア)、デフォルト構成を使用してください。CPUコア数を設定する必要はありません。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を最大数に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
ハードウェア・モデルのCPUコア数を参照する手順は、Oracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザー・ガイドを参照してください。
各Oracle Database Appliance X7-2モデルのコア数は次のリストのとおりです。
-
Oracle Database Appliance X7-2Sは10個のコアで構成される単一サーバーです。
-
Oracle Database Appliance X7-2Mは36個のコアで構成される単一サーバーです。
-
Oracle Database Appliance X7-2-HAは2台のサーバーで構成されています。各サーバーに36個、合計72個のコアがあります。
デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。デプロイメントの前または後にアクティブ・コアの数を減らすことができます。さらに容量が必要になったときに、アクティブ・コアの数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。
Oracle Database Appliance X7-2S、X7-2MおよびX7-2-HAベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
CPUコア数は、2からハードウェア・モデルの最大コア数までの間の2の倍数に変更できます。たとえばX7-2-HAの場合、各サーバーのコアを2から36の間で設定でき、最大コア数は72です。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
-
必要な数が最大コア数より少ない場合にのみ、CPUコア数を変更してください。
たとえば、CPUコア数を8に変更した後は、CPUコア数をこれより大きい数に増やすことはできますが(2の倍数の単位で)、減らすことはできません。
- 各サーバーで最大のコア数を使用する場合は(X7-2MおよびX7-2-HAの場合は各サーバーで36コア)、デフォルト構成を使用してください。CPUコア数を設定する必要はありません。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を最大数に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2-HAのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance X6-2-HAは2台のサーバーで構成されています。各サーバーに20個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
-
2台のサーバーのそれぞれで、20個のCPUコアが有効です
-
40個のCPUコアが有効です
Oracle Database Appliance X6-2-HAでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
各サーバーのCPUコア数は、2から20までの2の倍数に変更できます。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえばCPUコア数を12に変更した場合、その後はCPUコア数は16または20にしか増やせません。CPUコア数を16に変更した後は、CPUコア数を20にしか増やせません。
-
各サーバーで20個のCPUコアが必要な場合は、デフォルトの構成を使用します。CPUコア数を40に設定する必要はありません。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を40に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2LのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2Lは20個のコアで構成される単一サーバーです。デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。Capacity-on-demandはOracle Database Enterprise Editionソフトウェアでのみ利用できます。
アクティブのコア数はデプロイメントの前でも後でも減らすことができます。より高い処理能力が必要になったときに、アクティブのコア数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。
Oracle Database Appliance X6-2MおよびX6-2Lベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
CPUコア数は、2から20までの2の倍数に変更できます。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
-
必要になるコア数が20個未満の場合にのみ、CPUコア数を変更してください。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を20に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X6-2SのCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance X6-2Sは10個のコアで構成される単一サーバーです。デフォルトでは、Oracle Database Applianceはすべてのコアが有効な状態で出荷されます。Capacity-on-demandはOracle Database Enterprise Editionソフトウェアでのみ利用できます。
アクティブのコア数はデプロイメントの前でも後でも減らすことができます。より高い処理能力が必要になったときに、アクティブのコア数を増やすことができます。これをcapacity-on-demandと呼びます。コアは2コア単位で追加できます。
Oracle Database Appliance X6-2Sベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
CPUコア数は、2から10までの2の倍数に変更できます。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
-
必要になるコア数が10個未満の場合にのみ、CPUコア数を変更してください。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を10に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X5-2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance X5-2は2台のサーバーで構成されています。各サーバーに36個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
-
2台のサーバーのそれぞれで、36個のCPUコアが有効です
-
72個のCPUコアが有効です
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで2個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を18個に変更すると、次のようになります。
-
2台のサーバーのそれぞれで、18個のCPUコアが有効です
-
合計36個の有効なCPUコアがあります
Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
-
各サーバーのCPUコア数は、2から36までの2の倍数に変更できます。
-
CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえばCPUコア数を28に変更した場合、その後はCPUコア数は30、32、34または36にしか増やせません。CPUコア数を34に変更した後は、CPUコア数を36にしか増やせません。
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各サーバーに必要なCPUコア数が36の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X5-2ベア・メタル・デプロイメントのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を36に設定する必要はありません。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を36に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報
Oracle Database Appliance X4-2のCapacity-On-Demandライセンス
Oracle Database Appliance X4–2のCapacity-On-Demandライセンスについて説明します。
Oracle Database Appliance X4-2は2台のサーバーで構成されています。各サーバーに24個のCPUコアがあります。デフォルトでは、Oracle Database Applianceは、両方のサーバーのすべてのコアが有効な状態で出荷されます。
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2台のサーバーのそれぞれで、24個のCPUコアが有効です
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48個のCPUコアが有効です
デフォルトのCPUコア数(各サーバーで24個)を使用することも、「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順に従ってCPUコア数を変更することもできます。たとえば、各サーバーのCPUコア数を16個に変更すると、サーバーは次のような構成になります。
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2台のサーバーのそれぞれで、16個のCPUコアが有効です
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32個のCPUコアが有効です
Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでCPUコア数を設定する場合のルールと制限
CPUコア数を変更する前に次のルールと制限を確認してください。
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各サーバーのCPUコア数は、2から24までの2の倍数に変更できます。
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CPUコア数を変更した場合、その後はCPUコア数を増やすことのみ可能です。
たとえばCPUコア数を16に変更した場合、その後はCPUコア数は18、20、22または24にしか増やせません。CPUコア数を22に変更した後は、CPUコア数は24にしか増やせません。
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各サーバーに必要なCPUコア数が24の場合、デフォルト構成を使用します。「Oracle Database Appliance X4-2ベア・メタル・デプロイメントでのCPUコア数の設定」の手順を使用してCPUコア数を24に設定しないでください。デフォルト構成を使用していれば、後からCPUコア数を16未満の数に変更できます。
注意:
手順に従って誤ってCPUコア数を24に設定し、後でCPUコア数を減らせない状態であることにすぐに気付いた場合、Oracleサポートに連絡してください。親トピック: Capacity-on-Demandライセンスの情報