G.4 HDFSディスクまたはOracle NoSQL Databaseディスクの構成

オペレーティング・システムで使用されていないすべてのディスクで、次の手順を実行します。「ディスク・ドライブの機能の識別」を参照してください。

ディスクを構成するには、それをパーティション化してフォーマットする必要があります。

注意:

次のコマンドのsnp1は、s4p1などの適切なシンボリック名に置き換えてください。

HDFSまたはOracle NoSQL Databaseで使用するためにディスクをフォーマットするには、次の手順を実行します。

  1. 「ディスク・ドライブの交換」のステップをまだ完了していない場合は完了します。

  2. ドライブをパーティション化します。

    # parted /dev/disk/by-hba-slot/sn -s mklabel gpt mkpart primary ext4 0% 100%
    
  3. ext4ファイル・システムのパーティションをフォーマットします。

    # mkfs -t ext4 /dev/disk/by-hba-slot/snp1
    
  4. 存在しないデバイスに適切なパーティション・ラベルを再設定します。表13-2を参照してください。

    # tune2fs -c -1 -i 0 -m 0.2 -L /unn /dev/disk/by-hba-slot/snp1
    

    たとえば、次のコマンドでは、/u03に対して/dev/disk/by-hba-slot/s2p1というラベルを再設定します。

    # tune2fs -c -1 -i 0 -m 0.2 -L /u03 /dev/disk/by-hba-slot/s2p1
    Setting maximal mount count to -1
    Setting interval between checks to 0 seconds
    Setting reserved blocks percentage to 0.2% (976073 blocks)
    
  5. 交換したディスクがオペレーティング・システムによって認識されることを確認します。

    $ ls -l /dev/disk/by-label
    total 0
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 BDAUSB -> ../../sdn1
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 BDAUSBBOOT -> ../../sdm1
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 SWAP-sda3 -> ../../sda3
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 SWAP-sdb3 -> ../../sdb3
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 u01 -> ../../sda4
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 u02 -> ../../sdb4
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 u03 -> ../../sdc1
    lrwxrwxrwx 1 root root 10 Aug  3 01:22 u04 -> ../../sdd1
         .
         .
         .
    
  6. 出力に交換したディスクがリストされない場合:

    • Linux 6で、udevadm triggerを実行します。

    その後、ステップ5を繰り返します。lsscsiコマンドも、ディスクの正しい順序をレポートする必要があります。

  7. 適切なマウント・ポイントを入力してHDFSパーティションをマウントします。

    # mount /unn
    

    たとえば、mount /u03とします。

  8. 複数のドライブを構成する場合、前述のステップを繰り返します。

  9. Cloudera ManagerでHDFSドライブのマウント・ポイントを削除していた場合、リストにリストアします。

    1. Cloudera Managerのブラウザ・ウィンドウを開きます。次に例を示します。

      http://bda1node03.example.com:7180

    2. Cloudera Managerを開き、adminとしてログインします。

    3. 「Services」ページで、「hdfs」をクリックします。

    4. 「Instances」サブタブをクリックします。

    5. 「Host」列で、交換ディスクのあるサーバーを特定します。次に、「Name」列のサービス(datanodeなど)をクリックしてそのページを開きます。

    6. 「Configuration」サブタブをクリックします。

    7. 「Directory」フィールドにマウント・ポイントがない場合、リストに追加します。

    8. 「Save Changes」をクリックします。

    9. 「Actions」リストから、「Restart」を選択します。

  10. 以前に「NodeManager Local Directories」からマウント・ポイントを削除した場合、Cloudera Managerを使用してそれもリストにリストアします。

    1. 「Services」ページで、「Yarn」をクリックします。

    2. 「Status Summary」で、「NodeManager」をクリックします。

    3. リストから、障害ディスクのあるホスト上のNodeManagerをクリックして選択します。

    4. 「Configuration」サブタブをクリックします。

    5. 「NodeManager Local Directories」フィールドにマウント・ポイントがない場合、リストに追加します。

    6. 「Save Changes」をクリックします。

    7. 「Actions」リストから、「Restart」を選択します。

  11. 構成を確認します。「ディスク構成の確認」を参照してください。