4 OEDAコマンドライン・インタフェース
oedacli
プログラムを実行すると、OEDAコマンドライン・インタフェースが起動します。
- OEDAコマンドライン・インタフェースの概要
oedacli
の主な目的は、様々なExadataライフ・サイクル管理タスクの実行を支援することです。 - OEDACLIユーティリティの起動
Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)の2017年8月リリースからは、Exadataでの様々なルーチン・タスクのためにコマンドライン・ユーティリティoedacli
を使用できます。 - OEDACLIコマンド・リファレンス
これらのOEDACLIコマンドは、それらが作用するオブジェクト別に整列されています。
4.1 OEDAコマンドライン・インタフェースの概要
oedacli
の主な目的は、様々なExadataライフサイクル管理タスクの実行を支援することです。
OEDAコマンドライン・インタフェースは、既存のes.xml
ファイルを更新できる新しいインタフェースです。これらの更新は、アクションと呼ばれます。アクションは、単一のアトミックなタスクです。このコマンドライン・インタフェースを使用すると、次のタスクをどれでも実行できます。
-
Exadata上の仮想クラスタでのノードの追加または削除
-
物理クラスタでのデータベース・ホームの追加または削除
-
ストレージ・セルの追加または削除
-
Oracle ASMディスク・グループのサイズ変更
-
他のデータベースの追加または削除
-
Oracle VMクラスタでの他のデータベース・ホームの追加または削除
アクションには多数のサブ・コマンドがある場合があります。ただし、ほとんどのアクションは単一コマンドです。複数コマンド・ステップの例としては、CLONE GUESTおよびCLONE CELLがあります。
oedacli
には、2つの動作モードがあります。
-
編集モード
-
install.sh
コマンド・ステップを実行する前に、es.xml
ファイルに対して使用されます。 -
XMLファイルの編集に使用されます。たとえば、2つ目のデータベース・ホームを追加してからXMLファイルを保存するなどです。
-
デプロイメントの前に
es
モデルのための論理XMLエディタとして使用できます。
-
-
デプロイ・モード
-
install.sh
コマンド・ステップを実行した後に、es.xml
ファイルの編集に使用されます。 -
Oracle VMゲストのクローニングや、Oracle ASMディスク・グループの拡張または縮小に使用できます。
-
サポートされている変更のリストは、編集モードよりも小さくなります。
-
初期デプロイメント後に論理XMLエディタおよびデプロイメント・ツールとして使用できます。
-
編集モードのワークフロー
-
コマンドライン・インタフェースは、起動すると、作業対象となる
es.xml
ファイルがないためまずes.xml
ファイルをロードします。LOAD FILE name=es.xml
-
es.xml
のインメモリー・バージョンを変更します。デプロイメント中に実行する、他のアクションを指定しますたとえば、新規ゲストへのOracle VMゲストのクローニングです。clone guest srcname=asd set privnet name1='test08adm01-priv1',ip1='192.168.216.102',name2='testadm01-priv2',ip2='192.168.216.103' set parent name='test08adm01a' set adminnet name='test08adm01vm02',ip='10.128.218.70' set clientnet name='test08client01vm02',ip='10.128.196.63' set vipnet name='test08client01vm02-vip',ip='10.128.196.71'
-
アクションのためのすべてのコマンドを指定した後、コマンドライン・インタフェース内の処理するアクションのリストにそのアクションを保存します。この時点では、
es.xml
ファイル内のデータはまだ更新されていません。SAVE ACTION
-
FORCE
キーワードを使用して、es.xml
のインメモリー・コピーの本体にアクションをマージします。MERGE ACTIONS FORCE
-
入力ファイルを上書きするか、指定した新規ファイルに書き込み、
es.xml
のメモリー・コピーを保存します。SAVE FILE [name=new_es.xml]
デプロイ・モードのワークフロー
-
コマンドライン・インタフェースは、起動すると、作業対象となる
es.xml
ファイルがないためまずes.xml
ファイルをロードします。LOAD FILE name=es.xml
-
es.xml
のインメモリー・バージョンを変更します。実行するアクションを指定します。 -
アクションのためのすべてのコマンドを指定した後、コマンドライン・インタフェース内の処理するアクションのリストにそのアクションを保存します。この時点では、
es.xml
ファイル内のデータはまだ更新されていません。SAVE ACTION
-
es.xml
のインメモリー・コピーの本体にアクションをマージします。MERGE ACTIONS
-
es.xml
ファイルの本体にアクションをデプロイします。このステップでは、新規Oracle VMゲストの作成など、指定したアクションが実行されます。DEPLOY ACTIONS
-
入力ファイルを上書きするか、指定した新規ファイルに書き込み、
es.xml
のメモリー・コピーを保存します。SAVE FILE [name=new_es.xml]
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.2 OEDACLIユーティリティの起動
oedacli
を使用できます。前提条件
oedacli
を使用するには、次に示す要件を満たす必要があります。
-
OEDAの2017年8月リリース以降をダウンロードする。Oracle Linuxでは、OEDAの2017年8月リリースのみがサポートされています。
-
デプロイメントに元のOEDA構成XMLファイルを使用してある。
-
クラスタ内のノード上でデフォルト・パスワードを使用する(
root
、oracle
およびgrid
ユーザーの場合)。
注意:
ご使用の環境で、指定されたユーザーにデフォルト・パスワードを使用しない場合は、My Oracle Support Doc ID 2163751.1を参照してください。ファイル・パス
OEDAダウンロードからの解凍済ファイルを含むディレクトリ。たとえば、/u01/joc/linux-x64
です。
構文
./oedacli
使用上の注意
ヘルプ出力を表示するには、次のいずれかを使用します。
-
HELP
-
HELP コマンド名
- OEDACLIのヘルプ出力の表示
HELP
コマンドを使用して、OEDACLIユーティリティの構文ヘルプを表示できます。 - OEDACLIコマンドのヘルプ出力の表示
この例では、OEDACLIALTER DATABASE
コマンドをリストするヘルプ出力を示します。
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.2.1 OEDACLIのヘルプ出力の表示
HELP
コマンドを使用して、OEDACLIユーティリティの構文ヘルプを表示できます。
例4-1 OEDACLIのヘルプ出力
この例では、OEDACLI 18c (18.1.0)リリースで使用可能なオブジェクトおよびコマンドをリストする、ヘルプ出力を示します。
oedacli> HELP
HELP [topic]
Available Objects:
ACFSVOLUME
LIST ACFSVOLUMES
CELL
LIST CELLS
CLUSTER
LIST CLUSTERS
DISKGROUP
LIST DISKGROUPS
DATABASE
LIST DATABASES
DATABASEHOME
LIST DATABASEHOMES
DOM0
LIST DOM0S
GUEST
CLONE GUEST
DELETE GUEST
LIST GUESTS
ILOM
LIST ILOMS
MACHINE
LIST MACHINES
NETWORK
LIST NETWORKS
SCAN
LIST SCANS
SWITCH
LIST SWITCHES
VIP
LIST VIPS
CLI COMMANDS
LOAD FILE
SAVE FILE
SAVE FILES
LIST XMLACTIONS
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
親トピック: OEDACLIユーティリティの起動
4.2.2 OEDACLIコマンドのヘルプ出力の表示
この例では、OEDACLI ALTER DATABASE
コマンドをリストするヘルプ出力を示します。
例4-2 OEDACLI ALTER DATABASEコマンドのヘルプ出力
この例では、OEDACLIのALTER DATABASEコマンドの構文を表示する方法を示します。ヘルプ出力は、18c (18.1.0)リリースについて表示されます。
oedacli> HELP ALTER DATABASE
Usage:
ALTER DATABASE
BLOCKSIZE = <blocksize> |
CHARSET = <characterset> |
DATADG = <datadg> |
DBLANG = <dblang> |
DBNAME = <dbname> |
DBTEMPLATE = <dbtemplate> |
DBTYPE = <dbtype> |
HOSTNAMES = <hostnames> |
RECODG = <recodg>
WHERE
ID = <databaseid> |
CLUSTERNUMBER = <clusternumber> DATABASENAME = <databasename> |
CLUSTERNAME = <clustername> DATABASENAME = <databasename> |
CLUSTERID = <clusterid> DATABASENAME = <databasename>
Purpose:
Alters an existing database
Arguments:
<blocksize> : Default: 8192, not required for PDB
<characterset> : Default: AL32UTF8, not required for PDB
<datadg> : *The DATA diskgroup, not required for PDB
<dblang> : Default: all_langs, not required for PDB
<dbname> : *Database name
<dbtemplate> : Default: ADMIN, otherwise ADMIN or DW, not required for PDB
<dbtype> : Default: normal DB, otherwise CDB or PDB
<hostnames> : Default: list of nodes from db home
<recodg> : *The RECO diskgroup, not required for PDB
Where:
<databaseid> : The es xml id of the database
<clusternumber> : The cluster number in the es xml, starting at 1
<clustername> : The name of the cluster
<clusterid> : The es xml id of the cluster
<databasename> : The name of the database in the cluster
親トピック: OEDACLIユーティリティの起動
4.3 OEDACLIコマンド・リファレンス
これらのOEDACLIコマンドは、それらが作用するオブジェクト別に整列されています。
- OEDACLIコマンド
これらのコマンドは、OEDACLIとやり取りして、ファイルをロードおよび保存するためや、アクションをマージ、保存およびデプロイするために使用されます。 - ACFSVOLUME
Oracle ACFSボリュームを追加、変更、削除またはリストできます。 - CELL
Oracle Exadataストレージ・セルをクローニング、削除またはリストできます。 - CLUSTER
Oracle Exadata Database Machine上のOracle RAC Clusterを変更またはリストできます。 - COMPUTE
物理計算ノードをクラスタ・メンバーとして追加または削除するには、次のコマンドを使用します。 - DATABASE
Oracleデータベースを追加、変更、削除またはリストできます。 - DATABASE HOME
Oracleデータベース・ホームを追加、変更、削除またはリストできます。 - DISKGROUP
Oracle ASMディスク・グループを追加、変更、削除またはリストできます。 - ES
エンジニアド・システムを検出したり、エンジニアド・システムの限られた数の属性を変更できます。 - GUEST
Oracle VMゲストをクローニングまたは削除できます。 - ILOM
ロードしたes.xml
ファイル内のILOMSを変更またはリストできます。 - MACHINE
es.xml
ファイル内のマシンを変更またはリストできます。 - NETWORK
XML構成ファイル内で定義されているネットワークを追加、変更、削除またはリストできます。 - SCAN
クラスタのSCANを追加、変更、削除またはリストできます。 - SWITCH
スイッチを変更またはリストできます。 - VIP
クラスタのVIPを追加、変更、削除またはリストできます。
親トピック: OEDAコマンドライン・インタフェース
4.3.1 OEDACLIコマンド
これらのコマンドは、OEDACLIとやり取りして、ファイルをロードおよび保存するためや、アクションをマージ、保存およびデプロイするために使用されます。
- LOAD FILE
このコマンドを使用して、編集のためにエンジニアド・システムXMLファイル(es.xml)をOEDACLIメモリー・コピーにロードします。 - SAVE ACTION
このコマンドを使用して、現在のアクションをエンジニアド・システムXMLメモリー・コピーに保存します。 - MERGE ACTIONS
このコマンドを使用して、現在のアクションをエンジニアド・システム・モデル内の他のアクションにマージします。 - DEPLOY ACTIONS
このコマンドを使用して、エンジニアド・システムXMLファイルの「アクション」セクションからのすべてのアクションを実行します。 - SAVE FILE
このコマンドを使用して、現在の一連のアクションを新しいエンジニアド・システムXMLファイルに保存します。 - SAVE FILES
このコマンドを使用して、OEDAから新しい一連の構成ファイルを生成します。 - LIST STEPS
このコマンドは、指定されたクラスタのステップをリストします。 - LIST XMLACTIONS
このコマンドは、OEDACLIによって作成された現在のアクションをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.1.1 LOAD FILE
構文
LOAD FILE NAME=filename
引数
-
NAME
: 既存のエンジニアド・システムXMLファイルの名前を指定します。
例4-3 編集のためのOEDACLIへのファイルのロード
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : testadm01 - Oracle
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.2 SAVE ACTION
構文
SAVE ACTION [FORCE]
引数
アクションをエンジニアド・システム・モデルに自動マージする必要がある場合は、FORCE
を指定します。
注意:
エンジニアド・システム構成は、後続のSAVE FILE
コマンドを使用してファイルとして保存する必要があります。
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.3 MERGE ACTIONS
構文
MERGE ACTIONS [FORCE]
引数
このアクションがDEPLOY ACTIONS
コマンドで処理されないようにする場合は、FORCE
を指定します。
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.4 DEPLOY ACTIONS
構文
DEPLOY ACTIONS
例4-4 データベースを追加するアクションのデプロイ
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 4 add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='
RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome'
Deploying ADD DATABASE
Running datapatch on database 'testdb'
Done...
Done
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.5 SAVE FILE
構文
SAVE FILE [ NAME=filename ]
引数
オプションの引数であるNAME
は、新規エンジニアド・システムXMLファイルの名前を指定するために使用されます。NAME
引数を指定しない場合は、このコマンドによってソース・ファイルが上書きされます。
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.6 SAVE FILES
構文
SAVE FILES LOCATION = dirname
引数
LOCATION
引数では、新規ファイル・セットを作成するディレクトリを指定します。
使用上の注意
指定したディレクトリが存在しない場合は、それが作成されます。
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.7 LIST STEPS
このコマンドは、指定されたクラスタのステップをリストします。
各ステップには、Create Virtual Machine
などの名前が付けられます。各ステップには、CREATEVM
などの1つの単語の識別子もあります。短い名前の識別子は、CREATE CLUSTER
コマンドにSTEPS
またはSKIPSTEPS
を指定するときに使用します。
クラスタの有効なステップのリストは、クラスタに対して選択された機能によって異なります。リストされたステップは、識別されたクラスタに対して有効です。XMLファイルに1つのクラスタのみが含まれている場合は、クラスタを明示的に指定する必要はありません。
リストされるステップ番号は、クラスタに実装されている機能によって変わることがありますが、短い名前の識別子は特定のステップに対して常に同じです。
構文
oedacli> LIST STEPS WHERE clustername = Cluster-c1
{
"step" : [ {
"stepName" : "Validate Configuration File",
"shortName" : "VALIDATE",
"id" : "1"
}, {
"stepName" : "Create Virtual Machine",
"shortName" : "CREATEVM",
"id" : "2"
}, {
"stepName" : "Create Users",
"shortName" : "USERS",
"id" : "3"
}, {
"stepName" : "Setup Cell Connectivity",
"shortName" : "CELLCONN",
"id" : "4"
}, {
"stepName" : "Calibrate Cells",
"shortName" : "CALIBRATE",
"id" : "5"
}, {
"stepName" : "Create Cell Disks",
"shortName" : "CELLDISKS",
"id" : "6"
}, {
"stepName" : "Create Grid Disks",
"shortName" : "GRIDDISKS",
"id" : "7"
}, {
"stepName" : "Install Cluster Software",
"shortName" : "INSTALLGI",
"id" : "8"
}, {
"stepName" : "Initialize Cluster Software",
"shortName" : "INITGI",
"id" : "9"
}, {
"stepName" : "Install Database Software",
"shortName" : "INSTALLDB",
"id" : "10"
}, {
"stepName" : "Relink Database with RDS",
"shortName" : "RELINK",
"id" : "11"
}, {
"stepName" : "Create ASM Diskgroups",
"shortName" : "ASMDG",
"id" : "12"
}, {
"stepName" : "Create Databases",
"shortName" : "DATABASE",
"id" : "13"
}, {
"stepName" : "Apply Security Fixes",
"shortName" : "APPLYFIXES",
"id" : "14"
}, {
"stepName" : "Install Exachk",
"shortName" : "EXACHK",
"id" : "15"
}, {
"stepName" : "Create Installation Summary",
"shortName" : "INSTALLSUMMARY",
"id" : "16"
}, {
"stepName" : "Resecure Machine",
"shortName" : "RESECURE",
"id" : "17"
} ]
}
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.1.8 LIST XMLACTIONS
構文
LIST XMLACTIONS
親トピック: OEDACLIコマンド
4.3.2 ACFSVOLUME
Oracle ACFSボリュームを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD ACFSVOLUME
このコマンドは、Oracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを追加します。 - ALTER ACFSVOLUME
このコマンドは、既存のOracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを変更します。 - DELETE ACFSVOLUME
このコマンドは、既存のOracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームを削除します。 - LIST ACFSVOLUME
このコマンドは、Oracle ASM Cluster File System (Oracle ACFS)ボリュームをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.2.1 ADD ACFSVOLUME
構文
ADD ACFSVOLUME
VOLUMENAME = volume_name |
VOLUMESIZE = volume_size |
MOUNTPATH = mountpath
WHERE
DISKGROUPID = diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DISKGROUPNAME = diskgroup_name |
CLUSTERNAME = cluster_name DISKGROUPNAME diskgroup_name |
CLUSTERID = cluster_id DISKGROUPNAME = diskgroup_name
引数
新規Oracle ACFSボリュームについて次の属性を指定できます。
-
VOLUMENAME
: 新規ボリュームの一意の名前を指定します。 -
VOLUMESIZE
: 新規ボリュームのサイズ(GB)を指定する数値です。 -
MOUNTPATH
: 新規ボリュームのファイル・システム・マウント・パスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.2.2 ALTER ACFSVOLUME
構文
ALTER ACFSVOLUME
VOLUMENAME = volume_name |
VOLUMESIZE = volume_size |
MOUNTPATH = mountpath
WHERE
ID = acfs_volume_id |
DISKGROUPID = diskgroup_id VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERNUMBER = cluster_number DISKGROUPNAME = diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERNAME = cluster_name DISKGROUPNAME diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERID = cluster_id DISKGROUPNAME = diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name
引数
Oracle ACFSボリュームについて次の属性を変更できます。
-
VOLUMENAME
: 新しい一意のボリューム名を指定します。 -
VOLUMESIZE
: ボリュームの新しいサイズ(GB)を指定する数値です。 -
MOUNTPATH
: ボリュームの新しいファイル・システム・マウント・パスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: 既存のOracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。 -
VOLUMENAME
: 既存のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.2.3 DELETE ACFSVOLUME
構文
DELETE ACFSVOLUME
WHERE
ID = acfs_volume_id |
DISKGROUPID = diskgroup_id VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERNUMBER = cluster_number DISKGROUPNAME = diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERNAME = cluster_name DISKGROUPNAME diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name|
CLUSTERID = cluster_id DISKGROUPNAME = diskgroup_name VOLUMENAME = volume_name
引数
WHERE句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: Oracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。 -
VOLUMENAME
: 既存のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.2.4 LIST ACFSVOLUME
構文
LIST ACFSVOLUMES
WHERE
ID = id |
DISKGROUPID = diskgroup_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number [DISKGROUPNAME = diskgroup_name] |
CLUSTERNAME = cluster_name [DISKGROUPNAME diskgroup_name] |
CLUSTERID = cluster_id [DISKGROUPNAME = diskgroup_name]
引数
WHERE句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: Oracle ACFSボリュームのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPID
: コンテナ・ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: コンテナ・ディスク・グループの名前を指定します。
使用上の注意
es.xml
ファイル内のすべてのOracle ACFSボリュームをリストするWHERE
句はありません。
親トピック: ACFSVOLUME
4.3.3 CELL
Oracle Exadataストレージ・セルをクローニング、削除またはリストできます。
- CLONE CELL
このコマンドは、既存のストレージ・セルをクローニングします。 - DELETE CELL
このコマンドは、既存のストレージ・セルを削除します。 - LIST CELLS
このコマンドは、ストレージ・セルをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.3.1 CLONE CELL
構文
CLONE CELL SRCNAME = source_cell
SET ADMINNET NAME=admin_name,IP=IP_admin
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1,IP1=priv_ip1,NAME2=priv_name_2,IP2=priv_ip2
SET ILOMNET NAME=ilom_name,IP=ilom_ip
SET RACK NUM=rack_number,ULOC=ulocation
引数
SRCNAME
は、新規セルの元になる既存のセルの名前を指定するために使用されます。
SET句には、次の引数を使用できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含むDNS名(admin_name)、およびIPアドレスを指定します。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含む名前、およびIPアドレスを指定します。 -
ILOMNET
: ILOMネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含むDNS名、およびIPアドレスを指定します。 -
RACK
: マルチ・ラック構成でのラック番号を指定します。ここで1は1つ目のラックであり、そのラック内のセルの物理的な位置(スロット)です。
親トピック: CELL
4.3.3.2 DELETE CELL
構文
DELETE CELL WHERE SRCNAME = cell_host_name
引数
SRCNAME
は、削除する既存セルのホスト名を指定するために使用されます。
親トピック: CELL
4.3.4 CLUSTER
Oracle Exadata Database Machine上のOracle RAC Clusterを変更またはリストできます。
- ALTER CLUSTER
このコマンドは、既存のOracle RAC Clusterについて属性を変更します。 - CREATE CLUSTER
このコマンドは、クラスタの仮想ゲストを作成するために必要なすべてのステップを実行したり、Oracle RACデータベースを構成およびデプロイするための次のステップを実行するために使用します。 - DESTROY CLUSTER
このコマンドは、クラスタをクリーンに破棄するために使用します。 - LIST CLUSTERS
このコマンドは、既存のOracle RACクラスタをリストします。 - UPGRADE CLUSTER
このコマンドは、仮想ホスト上で実行されているOracle Clusterwareをアップグレードするために使用します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.4.1 ALTER CLUSTER
構文
ALTER CLUSTER { CLUSTERNAME = cluster_name | GIVERSION = grid_version |
GIHOMELOC = grid_home_location | INVLOC = inventory_location|
BASEDIR = oracle_base_directory | PATCHLIST = patch_list }
WHERE
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id
引数
Oracle RAC Clusterについて次の属性を変更できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの新しい一意の名前を指定します。 -
GIVERSION
: バンドル・パッチを含めてクラスタウェア・バージョンを指定します。たとえば、12.1.0.2.170418のようになります。 -
GIHOMELOC
: Gridホームの新規パスを指定します。 -
INVLOC
: インベントリの新規パスを指定します。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの新規パスを指定します。 -
PATCHLIST
: 一重引用符で囲んでカンマ区切りでパッチをすべて示す、リストを指定します。デフォルトでは、これは、GIVERSION
で指定されたバンドル・パッチから導出されます。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: CLUSTER
4.3.4.2 CREATE CLUSTER
このコマンドは、クラスタの仮想ゲストを作成するために必要なすべてのステップを実行したり、Oracle RACデータベースを構成およびデプロイするための次のステップを実行するために使用します。
構文
このコマンドの最も簡単な形式では、引数は必要ありません。ただし、OEDACLIで使用されているXMLファイルに複数のクラスタが含まれている場合、WHERE
句は必須です。
CREATE CLUSTER [WHERE CLUSTERNAME=cluster_name]
このコマンドには、使用できる追加のパラメータおよびWHERE
句のオプションがあります。
CREATE CLUSTER [STEPS='short_names'] [SKIPSTEPS='short_names']
[DELETEDB={true|false}] [WHERE {CLUSTERNAME=cluster_name |
CLUSTERNUMBER=cluster_number | CLUSTERID=cluster_id }
引数
-
STEPS
: このパラメータでは、実行するステップを指定できます。リスト内の各ステップは空白で区切り、リストを一重引用符で囲みます。このパラメータを指定してCREATE CLUSTER
コマンドを実行すると、STEPS
句にリストされているステップのみが実行され、SKIPSTEPS
句にリストされているステップは除外されます。 -
SKIPSTEPS
:CREATE CLUSTER
コマンドを実行すると、LIST STEPS
にリストされているすべてのステップが実行されますが、SKIPSTEPS
句にリストされているステップは除外されます。リスト内の各ステップは空白で区切り、リストを一重引用符で囲みます。 -
DELETEDB
: OEDAによって作成されたデータベースが必要ない場合、DELETEDB=true
パラメータを指定すると、CREATE CLUSTER
コマンドの完了時にデータベースを削除できます。このパラメータのデフォルト値はfalse
であり、データベースがそのまま残ります。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-5 CREATE CLUSTERでのSTEPSパラメータの使用
Cluster-c1クラスタのゲスト・ドメインのみを作成する場合は、次のコマンドを使用します。
CREATE CLUSTER STEPS='CREATEVM' WHERE CLUSTERNAME=Cluster-c1
例4-6 CREATE CLUSTERでのSKIPSTEPSおよびDELETEDBパラメータの使用
CREATE CLUSTER
コマンドに17個のステップあり、SKIPSTEPS
ステップが指定されていない場合、OEDACLIは17個のステップをすべて実行します。次のコマンドを使用した場合、13個のステップのみが実行され、その後データベースが削除されます。
CREATE CLUSTER SKIPSTEPS='VALIDATE CALIBRATE EXACHECK RESECURE'
DELETEDB=true WHERE CLUSTERNAME=Cluster-c1
親トピック: CLUSTER
4.3.4.3 DESTROY CLUSTER
このコマンドはクラスタをクリーンに破棄するために使用します。
XMLファイルに1つのクラスタのみが含まれている場合は、クラスタを明示的に指定する必要はありません。MERGEステップでは、破棄されるマシンおよび影響を受けるセルが示されます。
構文
DESTROY CLUSTER WHERE {CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name | CLUSTERID = cluster_id }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-7 DESTROY CLUSTERコマンドの使用
次の例は、XMLファイル内に1つのクラスタのみがある最も単純なケースを示しています。
oedacli> DESTROY CLUSTER
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
oedacli> DEPLOY ACTIONS
親トピック: CLUSTER
4.3.4.4 LIST CLUSTERS
このコマンドは、既存のOracle RACクラスタをリストします。
構文
LIST CLUSTERS
[ WHERE
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上の注意
WHERE
句はオプションです。
例4-8 LIST CLUSTERSコマンドの使用
この例では、ホスト上のOracle RACクラスタを識別する方法を示します。
OEDACLI> LIST CLUSTERS
version : "CloneInstall"
clusterName : "DBMclu1"
clusterOwner : "grid"
clusterVersion : "19.3.0.0.190416"
clusterHome : "/u01/app/19.0.0.0/grid"
inventoryLocation : "/u01/app/oraInventory"
asmScopedSecurity : "false"
親トピック: CLUSTER
4.3.4.5 UPGRADE CLUSTER
このコマンドは、仮想ホスト上で実行されているOracle Clusterwareをアップグレードするために使用します。
構文
UPGRADE CLUSTER {GIVERSION = Grid_relnum | GIHOMELOC = Grid_home_dir }
[WHERE {CLUSTERNAME=cluster_name | CLUSTERNUMBER=cluster_number |
CLUSTERID=cluster_id } [STEPNAME = step_name] ]
引数
-
GIVERSION
: アップグレード後のOracle Grid Infrastructureソフトウェアのバージョン -
GIHOMELOC
: Oracle Grid Infrastructureホーム・ディレクトリのターゲットの場所
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
STEPNAME
: 実行する個々のアップグレード・ステップの名前を指定します。このパラメータを指定しない場合は、ADD_HOME
操作およびCONFIG_HOME
操作が実行されます。
使用上の注意
- このオプションは仮想環境でのみ使用できます。
RUN_ROOTSCRIPT
ステップでは、すべてのノードでローリング・モードでrootupgrade.sh
スクリプトが実行されます。また、このステップでは各ノードのデータベース・インスタンスが再起動されます。
例4-9 UPGRADE CLUSTERコマンドの使用
この例は、最初のクラスタの両方のノードのOracle Grid Infrastructureソフトウェアをリリース18.6にアップグレードする方法を示しています。
OEDACLI> UPGRADE CLUSTER GIVERSION=18.6.0.0.190416 GIHOMELOC=/u01/app/18.0.0.0/grid
WHERE CLUSTERNUMBER=1
deploy actions
Deploying Action ID : 3 UPGRADE CLUSTER GIVERSION=18.6.0.0.190416 GIHOMELOC=/u01/app/18.0.0.0/grid
WHERE CLUSTERNUMBER=1 STEPNAME=RUN_ROOTSCRIPT
Deploying UPGRADE CLUSTER
Upgrading Cluster
Running Cluster Verification Utility for upgrade readiness..
Pre-upgrade Validation completed successfully.
Running rootupgrade.sh on node dbm01adm01vm01.example.com
Checking file root_dbm01adm01vm01.example.com_2019-05-02_05-56-08-814110215.log on node
dbm01adm01vm01.example.com
Checking status of cluster on dbm01adm01vm01.example.com
Running rootupgrade.sh on node dbm01adm02vm0.example.com
Checking file root_dbm01adm02vm01.example.com_2019-05-02_06-14-40-524921970.log on node
dbm01adm02vm01.example.com
Checking status of cluster on dbm01adm02vm01.example.com
Running Configuration Assistants on dbm01adm01vm01.example.com
Active cluster version after upgrade [18.0.0.0.0]
Done...
Done
親トピック: CLUSTER
4.3.5 COMPUTE
物理計算ノードをクラスタ・メンバーとして追加または削除するには、次のコマンドを使用します。
- CLONE COMPUTE
このコマンドは、既存の物理計算クラスタ・ノードをクローニングするために使用します。 - DELETE COMPUTE
このコマンドは、既存の計算ノードを削除し、クラスタからインスタンス、ホームおよびクラスタウェアを削除します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.5.1 CLONE COMPUTE
このコマンドは、既存の物理計算クラスタ・ノードをクローニングするために使用します。
構文
CLONE COMPUTE
SRCNAME = source_compute_node
TGTNAME = target_compute_node
WHERE
[ STEPNAME = stepname ]
SET ADMINNET NAME=admin_name,IP=admin_IP
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1,IP1=priv_ip1,NAME2=priv_name_2,IP2=priv_ip2
[ SET INTERCONNECT NAME1=priv_name_1,IP1=priv_ip1, [ NAME2=priv_name_2,IP2=priv_ip2 ]]
SET CLIENTNET NAME=client_name,IP=client_ip
SET VIPNET NAME=vipname,IP=vip_ip
[ SET BACKUP NAME=backup_name,IP=backup_ip ]
SET ILOMNET NAME=ilom_name,IP=ilom_ip
SET RACK NUM=rack_number,ULOC=ulocation
引数
SRCNAME
は、新しい計算ノードを導出する既存の計算サーバーのホスト名を指定するために使用します。
TGTNAME
は、新しい計算サーバーのホスト名を指定するために使用します。
SET
句には、次の引数を使用できます。
-
ADMINNET
: 管理ネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含むDNS名(admin_name)、およびIPアドレス(admin_IP)を指定します。 -
PRIVNET
: 1つ目と2つ目のプライベート・ネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含む名前、およびIPアドレスを指定します。 -
INTERCONNECT
: 計算ノードがInfiniBandセキュリティ(PKEYS)で構成されている場合のみ必要です。1つ目と2つ目のプライベート・ネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含む名前、およびIPアドレスを指定します。 -
CLIENTNET
: クライアント・ネットワーク用に使用する、ドメイン名を含むDNS名、およびIPアドレスを指定します。 -
VIPNET
: 仮想IP (VIP)ネットワーク用に使用する、ドメイン名を含むDNS名、およびIPアドレスを指定します。 -
BACKUP
: オプションのバックアップ・ネットワーク用に使用する、ドメイン名を含むDNS名、およびIPアドレスを指定します。 -
ILOMNET
: ILOMネットワーク用に使用する、オプション・ドメイン名を含むDNS名、およびIPアドレスを指定します。 -
RACK
: マルチ・ラック構成でのラック番号を指定します。ここで1は1つ目のラックであり、そのラック内のセルの物理的な位置(スロット)です。
例4-10 計算ノードのクローニング
この例では、dbadm03
計算サーバーを新しいサーバーdbadm04
にクローニングします。
LOAD FILE NAME=mycluster.xml
CLONE COMPUTE srcname=dbadm03 tgtname=dbadm04
SET ADMINNET name=dbadm04, ip=10.128.161.192
SET PRIVNET name1=dbadm04-priv1, ip1=192.168.161.195, name2=dbadm04-priv2, ip2=192.168.161.196
SET CLIENTNET name=dbadm04-client,ip=198.51.100.112
SET VIPNET name=dbadm04-vip ,ip=10.128.177.116
SET ILOMNET name=dbadm04-ilom ,ip=10.128.161.203
SET RACK num=1, uloc=17
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
SAVE FILE name=mycluster2.xml
例4-11 ステップを使用した計算ノードのクローニング
この例では、各ステップを個別に実行して、dbadm03
計算サーバーを新しいサーバーdbadm04
にクローニングします。この例では、計算ノードのクローニングに関連するすべてのステップが示されるわけではありません。
CLONE COMPUTE srcname=dbadm03 tgtname=dbadm04
WHERE STEPNAME=CREATE_USERS
SET ADMINNET name=dbadm04, ip=10.128.161.192
SET PRIVNET name1=dbadm04-priv1, ip1=192.168.161.195, name2=dbadm04-priv2, ip2=192.168.161.196
SET CLIENTNET name=dbadm04-client,ip=198.51.100.112
SET VIPNET name=dbadm04-vip ,ip=10.128.177.116
SET ILOMNET name=dbadm04-ilom ,ip=10.128.161.203SET RACK num=1, uloc=17
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
CLONE COMPUTE compute srcname=dbadm03 tgtname=dbadm04
WHERE STEPNAME=CELL_CONNECTIVITY
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
CLONE COMPUTE srcname=dbadm03 tgtname=dbadm04
WHERE STEPNAME=ADD_NODE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
...
親トピック: COMPUTE
4.3.5.2 DELETE COMPUTE
このコマンドは、既存の計算ノードを削除し、クラスタからインスタンス、ホームおよびクラスタウェアを削除します。
構文
DELETE COMPUTE WHERE SRCNAME = cell_host_name
[ STEPNAME = stepname ]
引数
SRCNAME
は、削除するゲストのホスト名を指定するために使用されます。
STEPNAME
は、失敗したCREATE COMPUTE
コマンドのステップをクリーン・アップするために使用します。元に戻す個々の作成ステップの名前を指定します。stepnameの値は、次のとおりです。
ADD_INSTANCE
EXTEND_DBHOME
ADD_NODE
CELL_CONNECTIVITY
CREATE_USERS
例4-12 計算ノードの削除 - 単純なケース
この例では、クラスタからdbadm04
計算ノードを削除します。
LOAD FILE NAME=4-4compute.xml
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
SAVE FILE name=3-4compute.xml
例4-13 個別のステップを指定した計算ノードの削除
この例では、各ステップを個別に実行して、クラスタからdbadm04
計算ノードを削除します。この例では、計算ノードの削除に関連するすべてのステップが示されるわけではありません。
LOAD FILE NAME=4-4compute.xml
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=ADD_INSTANCE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=EXTEND_DBHOME
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
DELETE COMPUTE where srcname=dbadm04 stepname=ADD_NODE
SAVE ACTION
MERGE ACTIONS
DEPLOY ACTIONS
...
親トピック: COMPUTE
4.3.6 DATABASE
Oracleデータベースを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DATABASE
このコマンドは、Oracleデータベース、またはCDBかPDBを既存のCDBに追加します。 - ALTER DATABASE
このコマンドは、既存のOracleデータベースを変更します。 - DELETE DATABASE
このコマンドは、既存のOracleデータベースを削除します。 - LIST DATABASES
このコマンドは、既存のOracleデータベースをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.6.1 ADD DATABASE
構文
ADD DATABASE
[ BLOCKSIZE = blocksize ]
[ CHARSET = database_character_set
DATADG = data_diskgroup
[ DBLANG = database_language ]
DBNAME = database_name
[ DBTEMPLATE = database_template ]
[ DBTYPE = database_type ]
[ HOSTNAMES = 'host_names' ]
RECODG = reco_diskgroup
WHERE
{ DBHOMEID = database_home_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DBHOMELOC = database_home_location |
CLUSTERNAME = cluster_name DBHOMELOC = database_home_location |
CLUSTERID = cluster_id DBHOMELOC = database_home_location |
CLUSTERNUMBER = cluster_number CDBNAME = container_database_name |
CLUSTERNAME = cluster_name CDBNAME = container_database_name |
CLUSTERID = cluster_id CDBNAME = container_database_name }
引数
新規Oracleデータベースについて次の属性を指定できます。
-
BLOCKSIZE
: 新規データベースのブロック・サイズを指定します。デフォルト値は8192です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
CHARSET
: 新規データベースで使用する文字セットを指定します。デフォルト値は、AL32UTF8
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DATADG
: (必須)新規データベースのDATAディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBLANG
: 新規データベースで使用する言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBNAME
: (必須)新規データベースの名前を指定します。 -
DBTEMPLATE
: 新規データベースの作成時に使用するテンプレートADMIN
またはDW
を指定します。デフォルト値は、ADMIN
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBTYPE
: 作成するデータベースのタイプを指定します。使用可能な値は、normal DB
、CDB
またはPDB
です。デフォルト値は、normal DB
です。 -
HOSTNAMES
: データベースを実行するホストの名前を示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、データベース・ホームに登録されているノードのリストです。 -
RECODG
: (必須)新規データベースのRECOディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DBHOMEID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOCATION
: ターゲット・データベース・ホームのパスを指定します。 -
CDBNAME
: コンテナ・データベースのデータベース名を指定します。この引数は、DBTYPE
がPDBに設定されている場合のみ必要です。
例4-14 OEDACLIの使用による新規Oracleデータベースの追加
この例では、新規データベースを構成に追加する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
コマンド
LIST DATABASEHOMES
を使用して、ターゲット・データベース・ホームに関連付けられているdatabasehome_id
を識別します。このデータベース・ホームは、新規データベースの作成に使用されます。oedacli> LIST DATABASEHOMES version : "CloneInstall" cluster : id : "c0_clusterHome" databaseHomeName : "c0_DbHome_0" databaseSwOwner : "c0_oracle" databaseVersion : "12.2.0.1.170718" databaseHomeLoc : "/u01/app/oracle/product/12.2.0.1/dbhome_1" inventoryLocation : "/u01/app/oraInventory" language : "all_langs" machines : machine : ... ... patches : patch : patchNumber : "26133434" basedir : "/u01/app/oracle" useZfs : "false" id : "c0_databaseHome1"
-
新規データベースを作成するためのアクションを作成します。新規データベースの名前、および新規データベースで使用する必要があるDATAおよびRECOディスク・グループの名前を指定する必要があります。また、前のステップで取得したIDを使用して、このデータベースを作成するOracleホームを指定します。
oedacli> ADD DATABASE DBNAME='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' WHERE DBHOMEID='c0_databaseHome'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG='RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Merging ADD DATABASE Action Validated and Merged OK
-
新しいエンジニアド・システムXML構成ファイルにアクションを保存します。
oedacli> SAVE FILE NAME ='cli-test-2databases.xml' File : cli-test-2databases.xml saved OK
-
アクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 4 add database dbname='testdb' DATADG='DATAC1' RECODG=' RECOC1' where DBHOMEID='c0_databaseHome' Deploying ADD DATABASE Running datapatch on database 'testdb' Done... Done
親トピック: DATABASE
4.3.6.2 ALTER DATABASE
構文
ALTER DATABASE
[ BLOCKSIZE = blocksize ]
[ CHARSET = database_character_set
DATADG = data_diskgroup
[ DBLANG = database_language ]
DBNAME = database_name
[ DBTEMPLATE = database_template ]
[ DBTYPE = database_type ]
[ HOSTNAMES = 'host_names' ]
RECODG = reco_diskgroup
WHERE
ID = database_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DATABASENAME = database_name |
CLUSTERNAME = cluster_name DATABASENAME = database_name |
CLUSTERID = cluster_id DATABASENAME = database_name
引数
Oracleデータベースについて次の属性を変更できます。
-
BLOCKSIZE
: データベースの新しいブロック・サイズを指定します。デフォルト値は8192です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
CHARSET
: データベースで使用する新しい文字セットを指定します。デフォルト値は、AL32UTF8
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DATADG
: (必須)データベースのDATAディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBLANG
: データベースで使用する新しい言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBNAME
: (必須)データベースの名前を指定します。 -
DBTEMPLATE
: データベースの作成時に使用するテンプレートADMIN
またはDW
を指定します。デフォルト値は、ADMIN
です。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。 -
DBTYPE
: 作成するデータベースのタイプを指定します。使用可能な値は、normal DB
、CDB
またはPDB
です。デフォルト値は、normal DB
です。 -
HOSTNAMES
: データベースを作成する必要があるホストの名前を示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、データベース・ホームに登録されているノードのリストです。 -
RECODG
: (必須)データベースのRECOディスク・グループの名前を指定します。この引数は、プラガブル・データベースには必要ありません。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DATABASENAME
: クラスタ内のデータベースの名前を指定します。
親トピック: DATABASE
4.3.6.3 DELETE DATABASE
構文
DELETE DATABASE
WHERE
ID = database_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DATABASENAME = database_name |
CLUSTERNAME = cluster_name DATABASENAME = database_name |
CLUSTERID = cluster_id DATABASENAME = database_name
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DATABASENAME
: クラスタ内のデータベースの名前を指定します。
例4-15 OEDACLIの使用によるOracleデータベースの削除
この例では、既存のデータベースを構成から削除する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
XML構成ファイルに含まれているデータベースをリストします。それにより、削除が必要なデータベースに関連付けられているデータベースIDを識別できます。
oedacli> LIST DATABASES version : "2" databaseOwner : "c0_oracle" databaseSid : "dbm01" databaseBlockSize : "8192" characterset : "AL32UTF8" databaseHome : id : "c0_databaseHome" machines : machine : ..... ..... diskGroups : diskGroup : id : "c0_datadg" id : "c0_recodg" id : "c0_dbm01" ..... ..... databaseHome : id : "c0_databaseHome3" machines : machine : .... .... databaseTemplate : "OLTP" databaseStyle : "ADMIN" language : "all_langs" diskGroups : diskGroup : id : "c0_datadg" id : "c0_recodg" id : "c0_testdb01"
-
ターゲット・データベースを削除するアクションを作成します。前のステップで識別したデータベースIDを使用します。
oedacli> delete database where id='c0_testdb01'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : delete database where id='c0_testdb01' Merging DELETE DATABASE Action Validated and Merged OK
-
現在の構成にアクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 1 delete database where id='c0_testdb01' Deploying DELETE DATABASE Deleting database testdb Done... Done
親トピック: DATABASE
4.3.6.4 LIST DATABASES
構文
LIST DATABASES
[ WHERE
ID = database_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベースのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DATABASE
4.3.7 DATABASE HOME
Oracleデータベース・ホームを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DATABASEHOME
このコマンドは、Oracleデータベース・ホームを既存のクラスタに追加します。 - ALTER DATABASEHOME
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームを変更します。 - DELETE DATABASEHOME
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームを削除します。 - LIST DATABASEHOMES
このコマンドは、既存のOracleデータベース・ホームをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.7.1 ADD DATABASEHOME
構文
ADD DATABASEHOME
OWNER = owner DBVERSION = version
DBHOMELOC = database_home_path [DBHOMENAME = database_home_name]
[INVLOC = inventory_location] [DBLANG = database_language]
[MACHINELIST = 'machine_list'] [PATCHLIST = 'patch_list']
[BASEDIR = base_directory] [VOLUMESIZE = volume_size]
WHERE
{ CLUSTERNUMBER = cluster_number | CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id }
引数
新規Oracleデータベース・ホームについて次の属性を指定できます。
-
OWNER
: (必須) Oracleホームを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。 -
DBVERSION
: (必須)バンドル・パッチを含めて、データベース・ホーム内のソフトウェアのバージョンを指定します。たとえば、12.1.0.2.170418です。 -
DBHOMELOC
: (必須)新規Oracleデータベース・ホーム・ディレクトリのファイル・システム・パスを指定します。 -
DBHOMENAME
: 新規データベース・ホームの名前を指定します。デフォルト値は、標準テンプレート名です。たとえば、dbhome_1
です。 -
INVLOC
: Oracleインベントリ・ディレクトリの場所を指定します。デフォルト値は、クラスタ・ホームから導出されます。 -
DBLANG
: Oracleホームで使用する言語を指定します。デフォルト値は、all_langs
です。 -
MACHINELIST
: Oracleホームを作成するノードのリストを指定します。デフォルト値は、Gridホームに登録されているノードのリストです。 -
PATCHLIST
: データベース・ホームのパッチを示すカンマ区切りリストを指定します。デフォルト値は、DBVERSION
から導出されます。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの場所を指定します。デフォルト値は、OWNER
から導出されます。 -
VOLUMESIZE
: ホーム・ディレクトリ・ボリュームのサイズを指定します。デフォルト値は、50GBです。この引数は、Oracle VMクラスタのデータベース・ホームの場合のみ適用できます。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
例4-16 OEDACLIの使用によるデプロイメントへのデータベース・ホームの追加
この例では、新規Oracleホームの追加方法を示します。dbversion
では、ベース・バージョンとターゲット・バンドル・パッチ・バージョンを両方とも指定する必要があります。この例では、12.1.0.2 DBBP 170418を指定して新規Oracleデータベース・ホームを設定しています。ソフトウェアは、/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2
の下にインストールされます。
./oedacli
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : ora07adm01 - Oracle
oedacli> ADD DATABASEHOME OWNER='oracle' DBVERSION='12.1.0.2.170418' DBHOMELOC='/u0
1/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' WHERE CLUSTERNUMBER=1
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
processMerge
processMergeActions
Merging Action : add databasehome owner='oracle' dbversion='12.1.0.2.170418'
dbhomeloc='/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' where clusternumber=1
Merging ADD DATABASEHOME
Action Validated and Merged OK
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 1 add databasehome owner='oracle' dbversion='12.1.0.2.170418'
dbhomeloc='/u01/app/oracle/product/12.1.0.2/dbhome_2' where clusternumber=1
Deploying ADD DATABASEHOME
Checking local files..
Required files are:
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p26022196_121020
_Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p26027162_121020
_Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/p6880880_122010_
Linux-x86-64.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/linuxamd64_12102
_database_2of2.zip exists...
SUCCESS: Required file /scratch/cpabba/Oeda/main/linux-x64/WorkDir/linuxamd64_12102
_database_1of2.zip exists...
Copying required files...
Checking status of remote files...
Checking status of existing files on remote nodes...
Getting status of local files...
Copying file: linuxamd64_12102_database_1of2.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: linuxamd64_12102_database_2of2.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26022196_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26027162_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm01.example.com
Copying file: p26022196_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm02.example.com
Copying file: p26027162_121020_Linux-x86-64.zip to node node1adm02.example.com
Completed copying files...
Extracting files...
Completed extracting files...
Validating nodes for database readiness...
Installing database software ...
Running database installer on node node1adm01.example.com ... Please wait...
After running database installer...
Patching...
Done...
Done
親トピック: DATABASE HOME
4.3.7.2 ALTER DATABASEHOME
構文
ALTER DATABASEHOME
OWNER = owner |
DBVERSION = version |
DBHOMELOC = database_home_path |
DBHOMENAME = database_home_name |
INVLOC = inventory_location |
DBLANG = language |
MACHINELIST = 'machine_list' |
PATCHLIST = 'patch_list' |
BASEDIR = base_directory
WHERE
ID = database_home_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DBHOMELOC = database_home_path |
CLUSTERNAME = cluster_name DBHOMELOC = database_home_path |
CLUSTERID = cluster_id DBHOMELOC = database_home_path
引数
Oracleデータベース・ホームについて次の属性を変更できます。
-
OWNER
: Oracleホームを所有するオペレーティング・システム・ユーザーを指定します。 -
DBVERSION
: バンドル・パッチを含めて、データベース・ホーム内のソフトウェアのバージョンを指定します。たとえば、12.1.0.2.170418です。 -
DBHOMELOC
: 新規Oracleデータベース・ホーム・ディレクトリのファイル・システム・パスを指定します。 -
DBHOMENAME
: データベース・ホームの新しい名前を指定します。データベース・ホーム名は、クラスタ内で一意である必要があります。 -
INVLOC
: Oracleインベントリ・ディレクトリの場所を指定します。 -
DBLANG
: Oracleホームでのサポート対象言語を指定します。 -
MACHINELIST
: ノードのリストを指定します。これらのノードは、クラスタ内に存在する必要があります。 -
PATCHLIST
: データベース・ホームのパッチを示すカンマ区切りのカスタム・リストを指定します。 -
BASEDIR
: Oracleベース・ディレクトリの場所を指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOC
: データベース・ホーム・ディレクトリのパスを指定します。
親トピック: DATABASE HOME
4.3.7.3 DELETE DATABASEHOME
構文
DELETE DATABASEHOME
WHERE
ID = database_home_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number DBHOMELOC = database_home_path |
CLUSTERNAME = cluster_name DBHOMELOC = database_home_path |
CLUSTERID = cluster_id DBHOMELOC = database_home_path
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DBHOMELOC
: データベース・ホーム・ディレクトリのパスを指定します。
使用上の注意
削除するデータベース・ホームには、従属するデータベースが存在しないようにする必要があります。
例4-17 既存のOracleデータベース・ホームの削除
この例では、既存のOracleデータベース・ホーム・ディレクトリを削除する方法を示します。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test12.xml
SUCCESS - file loaded OK
Customer : ora07adm01 - Oracle
oedacli> DELETE DATABASEHOME WHERE id='c0_databaseHome1'
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
processMerge
processMergeActions
Merging Action : delete databasehome where id='c0_databaseHome1'
Merging DELETE DATABASEHOME
Action Validated and Merged OK
oedacli> DEPLOY ACTIONS
Deploying Action ID : 3 delete databasehome where id='c0_databaseHome1'
Deploying DELETE DATABASEHOME
Validating Oracle home..
Deinstalling database home c0_DbHome_1
Unmounting file system..
Updating /etc/fstab entries...
Done...
Done
親トピック: DATABASE HOME
4.3.7.4 LIST DATABASEHOMES
構文
LIST DATABASEHOMES
[ WHERE
ID = database_home_id |
CLUSTERNUMBER = cluster_number NAME = database_home_name |
CLUSTERNAME = cluster_name NAME = database_home_name |
CLUSTERID = cluster_id NAME = database_home_name ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲット・データベース・ホームのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
NAME
: ターゲット・データベース・ホームの名前を指定します。
親トピック: DATABASE HOME
4.3.8 DISKGROUP
Oracle ASMディスク・グループを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD DISKGROUP
このコマンドは、Oracle ASMディスク・グループを追加します。 - ALTER DISKGROUP
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループについて属性を変更します。 - ALTER DISKGROUPS
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループについてディスク・グループ・サイズ設定属性を変更します。 - DELETE DISKGROUP
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループを削除します。 - LIST DISKGROUPS
このコマンドは、既存のOracle ASMディスク・グループをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.8.1 ADD DISKGROUP
構文
ADD DISKGROUP
[ ACFSNAME=acfs_name ]
[ ACFSPATH=acfs_path ]
[ ACFSSIZE=acfs_size ]
[ CELLLIST='cell_list' ]
DISKGROUPNAME=diskgroup_name
DISKGROUPSIZE=diskgroup_size
[ OCRVOTE=ocr_voting_disks_included ]
[ QUORUMDISK=quorum_disks_included ]
REDUNDANCY=redundancy_level
SLICESIZE=slice_size
[ SPARSE=sparse ]
[ SPARSEVIRTUALSIZE=sparse_virtual_size ]
[ TYPE = diskgroup_type [ DATABASENAME = database_name ]]
WHERE
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id
引数
新規Oracle ASMディスク・グループについて次の属性を指定できます。
-
ACFSNAME
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの名前を指定します。 -
ACFSPATH
: Oracle ACFSファイル・システムのパスを指定します。 -
ACFSSIZE
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームのサイズを指定します。 -
CELLLIST
: 一重引用符で囲みカンマで区切ってこのディスク・グループのセルを示すリストです。 -
DISKGROUPNAME
: (必須)ディスク・グループの名前を指定します。 -
DISKGROUPSIZE
: (必須)ディスク・グループのサイズを指定します。 -
OCRVOTE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクラスタのOCRおよび投票ディスクを格納する必要があることを示します。 -
QUORUMDISK
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクォーラムを必要とすることを示します。 -
REDUNDANCY
: (必須)ディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SLICESIZE
: (必須)このディスク・グループのグリッド・ディスクごとにディスク上のスライス・サイズを指定します。 -
SPARSE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、これがスパース・ディスク・グループである必要があることを示します。 -
SPARSEVIRTUALSIZE
: スパース仮想サイズを指定します。 -
TYPE
: ディスク・グループ・タイプを指定します。DATA
、RECO
、DBFS
またはOTHER
を指定できます。デフォルト値は、OTHER
です。データベースでこのディスク・グループを使用する必要がある場合は、タイプをDATA
またはRECO
に設定する必要があります。 -
DATABASENAME
: タイプDATA
またはRECO
のディスク・グループのターゲット・データベースの名前を指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.8.2 ALTER DISKGROUP
構文
ALTER DISKGROUP {
ACFSNAME=acfs_name|
ACFSPATH=acfs_path |
ACFSSIZE=acfs_size |
CELLLIST='cell_list' |
DISKGROUPNAME=diskgroup_name |
DISKGROUPSIZE=diskgroup_size |
OCRVOTE=ocr_voting_disks_included |
QUORUMDISK=quorum_disks_included |
REDUNDANCY=redundancy_level |
SLICESIZE=slice_size |
SPARSE=sparse |
SPARSEVIRTUALSIZE=sparse_virtual_size }
WHERE {
ID = diskgroup_id|
CLUSTERNUMBER = cluster_number DISKGROUPNAME = diskgroup_name|
CLUSTERNAME = cluster_name DISKGROUPNAME = diskgroup_name|
CLUSTERID = cluster_id DISKGROUPNAME = diskgroup_name }
引数
Oracle ASMディスク・グループについて次の属性を変更できます。
-
ACFSNAME
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの新しい名前を指定します。 -
ACFSPATH
: Oracle ACFSファイル・システムの新しいパスを指定します。 -
ACFSSIZE
: このディスク・グループ上のOracle ACFSボリュームの新しいサイズを指定します。 -
CELLLIST
: 一重引用符で囲みカンマで区切ってこのディスク・グループのセルを示すリストです。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの新しい名前を指定します。 -
DISKGROUPSIZE
: ディスク・グループの新しいサイズを指定します。 -
OCRVOTE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクラスタのOCRおよび投票ディスクを格納する必要があることを示します。 -
QUORUMDISK
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、ディスク・グループがクォーラムを必要とすることを示します。 -
REDUNDANCY
: ディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SLICESIZE
: このディスク・グループのグリッド・ディスクごとにディスク上のスライス・サイズを指定します。 -
SPARSE
: ブール変数です。ここでのTRUE
は、これがスパース・ディスク・グループである必要があることを示します。 -
SPARSEVIRTUALSIZE
: スパース仮想サイズを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの名前を指定します。
使用上の注意
冗長性を変更する場合、ボリューム・サイズは維持されますが、スライス・サイズは再計算されます。
例4-18 OEDACLIの使用によるOracle ASMディスク・グループのサイズ変更
この例では、OEDACLIを使用して既存のOracle ASMディスク・グループのサイズを変更する方法を示します。
-
OEDA XML構成ファイルをロードします。
oedacli> LOAD FILE NAME=Oracle-test.xml SUCCESS - file loaded OK Customer : ora07adm01 - Oracle
-
コマンド
LIST DISKGROUPS
を使用してディスク・グループ詳細を表示します。oedacli> LIST DISKGROUPS version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "DBFS_DG" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "default" machines : machine : ... ... cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "436G" ocrVote : "true" quorumDisk : "false" id : "c0_dbfsdg" version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "DATAC1" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "2953G" machines : .. .. cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "53154G" ocrVote : "false" quorumDisk : "false" id : "c0_datadg" version : "PhysicalLayoutLegacy" diskGroupName : "RECOC1" redundancy : "NORMAL" sliceSize : "ALL" machines : .. .. cellDisks : "ALL" diskGroupSize : "13284G" ocrVote : "false" quorumDisk : "false" id : "c0_recodg"
-
ディスク・グループのサイズを変更するためのアクションを作成します。
oedacli> ALTER DISKGROUP DISKGROUPSIZE='2500G' WHERE CLUSTERNUMBER=1 DISKGROUPN AME='DATAC1'
-
アクションを保存します。
oedacli> SAVE ACTION
-
すべてのアクションをマージします。
oedacli> MERGE ACTIONS processMerge processMergeActions Merging Action : alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupname='DAT AC1' clusternumber=1 Merging ALTER DISKGROUP Action Validated and Merged OK
-
アクションをデプロイします。
oedacli> DEPLOY ACTIONS Deploying Action ID : 3 alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupna me='DATAC1' Deploying ALTER DISKGROUP Deploying Action ID : 4 alter diskgroup diskgroupsize='2500G' where diskgroupna me='DATAC1' clusternumber=1 Deploying ALTER DISKGROUP Validating ASM Disk status.. Disks in ASM Disk Group DATAC1 have valid status Shrinking Disk Group size to 2500 GB Resizing ASM Disk Group.. Checking Reblance operations in disk group DATAC1 Rebalance operations completed in disk group DATAC1 Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm02.example.com Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm03.example.com Original Grid Disk Size 2953 GB, new size 138 GB on node1celadm01.example.com Updated/New Disk Group size 2484 GB, original size 53154 GB. Done... Done
親トピック: DISKGROUP
4.3.8.3 ALTER DISKGROUPS
構文
ALTER DISKGROUPS
DATASPLIT=data_split_percent
RECOSPLIT=reco_split_percent
DATAREDUNDANCY=data_redundancy_level
RECOREDUNDANCY=reco_redundancy_level
SPLITDISK=percent_of_cell_disk
WHERE
DATADG = data_diskgroup
RECODG = reco_diskgroup
CLUSTERNAME = cluster_name | CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERID = cluster_id
引数
DATA
およびRECO
Oracle ASMディスク・グループについて次のサイズ設定属性を変更できます。
-
DATASPLIT
: DATAディスク・グループに割り当てられているOracle ASMボリュームの割合を指定します。 -
RECOSPLIT
: RECOディスク・グループに割り当てられているOracle ASMボリュームの割合を指定します。 -
DATAREDUNDANCY
: DATAディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
RECOREDUNDANCY
: RECOディスク・グループの冗長性レベルを指定します。使用可能な値は、NORMAL
またはHIGH
です。 -
SPLITDISK
: DATAおよびRECOディスク・グループに割り当てるセル・ディスクの割合を指定します。指定値は、1から100までの、より小さい整数である必要があります。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
DATADG
: クラスタ内のDATAディスク・グループの名前を指定します。 -
RECODG
: クラスタ内のRECOディスク・グループの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.8.4 DELETE DISKGROUP
構文
DELETE DISKGROUP
WHERE
ID = diskgroup_id|
CLUSTERNUMBER = cluster_number DISKGROUPNAME = diskgroup_name|
CLUSTERNAME = cluster_name DISKGROUPNAME = diskgroup_name|
CLUSTERID = cluster_id DISKGROUPNAME = diskgroup_name
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの名前を指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.8.5 LIST DISKGROUPS
構文
LIST DISKGROUPS
[ WHERE
ID = diskgroup_id|
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERID = cluster_id ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ディスク・グループのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
DISKGROUPNAME
: ディスク・グループの名前を指定します。
親トピック: DISKGROUP
4.3.9 ES
エンジニアド・システムを検出したり、エンジニアド・システムの限られた数の属性を変更できます。
- ALTER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの属性を変更します。 - DISCOVER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの既存の構成を検出します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.9.1 ALTER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの属性を変更します。
構文
ALTER ES
PAAS = 'pass_mode' |
CUSTOMERNAME = customer_name |
CUSTOMERDEPT = customer_dept
引数
エンジニアド・システムについて次の属性を変更できます。
-
PAAS
: ブール値TRUE
またはFALSE
。これは、PaaSモードを有効にするかどうかを指定します。 -
CUSTOMERNAME
: 顧客名を指定します。 -
CUSTOMERDEPT
: 顧客の部門を指定します。
親トピック: ES
4.3.9.2 DISCOVER ES
このコマンドは、エンジニアド・システムの既存の構成を検出します。
構文
DISCOVER ES
HOSTNAMES = host_names
LOCATION = directory_name
引数
エンジニアド・システムの構成を検出する場合は、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAMES
: 各ホスト名を「,」またはスペースで区切って、検出するノードのリストを指定します。リストは引用符で囲む必要があります(例:'node1,node2'
または'node1 node2'
)。ユーザー・ドメインがある仮想環境の場合は、管理ドメイン(dom 0)のホスト名およびストレージ・サーバーのみのリストを提供する必要があります。 -
LOCATION
: ファイルを作成するターゲット・ディレクトリを指定します。
親トピック: ES
4.3.10 GUEST
Oracle VMゲストをクローニングまたは削除できます。
- CLONE GUEST
このコマンドは、既存のOracle VMゲストをクローニングし、ストレージ、ユーザーおよびOracle RACインスタンスを含む完全に機能する新しいゲストを作成します。 - DELETE GUEST
このコマンドは既存のOracle VMゲストを削除し、その構成(インスタンス、ソフトウェア・インストール、ストレージおよびクラスタのユーザー)をすべて削除します。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.10.1 CLONE GUEST
このコマンドは、既存のOracle VMゲストをクローニングし、ストレージ、ユーザーおよびOracle RACインスタンスを含む完全に機能する新しいゲストを作成します。
前提条件
Oracle VMノードをクローニングする前に、My Oracle Supportから適切なソフトウェア・イメージをダウンロードして、ファイルを抽出する必要があります。Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseの抽出された"klone.zip"ファイルを、新しいゲスト・クローンが作成される管理ドメイン(dom0)の/EXAVMIMAGES
ディレクトリに配置します。
注意:
Exadataデータベース・サーバーで8台を超えるVMの作成はサポートされていません。構文
CLONE GUEST SRCNAME = source_guest
[TGTNAME = target_guest
WHERE STEPNAME = stepname ]
SET PARENT NAME=parent_name
[SET ADMINNET NAME=admin_name,IP=admin_ip ]
[SET BACKUP NAME=backup_name,IP=backup_ip ]
SET PRIVNET NAME1=priv_name_1,IP1=priv_ip1,
NAME2=priv_name_2,IP2=priv_ip2
[ SET INTERCONNECT NAME1=priv_name_1,IP1=priv_ip1,
NAME2=priv_name_2, IP2=priv_ip2]
SET CLIENTNET NAME=client_name,IP=client_ip
SET VIPNET NAME=vip_name,IP=vip_ip
引数
SRCNAME
は、新しいゲストVMの導出元の既存のゲストVM (DomU)の名前を指定するために使用します。TGTNAME
は、クローン操作で作成する新しいゲストVMのホスト名を指定するために使用します。この引数は、WHERE STEPNAME
句とともに使用されます。WHERE STEPNAME
句を使用すると、クローン操作の個々のステップを実行できます。stepnameの値には、次のいずれかを指定できます。CREATE_GUEST
CREATE_USERS
CELL_CONNECTIVITY
ADD_NODE
EXTEND_DBHOME
ADD_INSTANCE
SET
句は、WHERE STEPNAME = CREATE_GUEST
句を指定したCLONE GUEST
を指定する場合、またはWHERE STEPNAME
句を使用せずにCLONE GUEST
を指定する場合にのみ使用されます。SET
句は、次の追加引数を取ります。PARENT
: この新規ゲストをホストするために使用するDom0のホスト名を指定しますADMINNET
:NAME
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP
は管理ネットワーク用に使用するIPアドレスを指定しますBACKUP
:NAME
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP
はバックアップ・ネットワーク用に使用するIPアドレスを指定しますPRIVNET
:NAME1
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP1
は1つ目のプライベート・ネットワーク用に使用するIPアドレスを指定します。NAME2
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP2
は2つ目のプライベート・ネットワーク用に使用するIPアドレスを指定します。INTERCONNECT
:NAME1
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP1
は1つ目のプライベート・インターコネクト用に使用するIPアドレスを指定します。NAME2
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP2
は2つ目のプライベート・インターコネクト用に使用するIPアドレスを指定します。CLIENTNET
:NAME
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP
はクライアント・ネットワーク用に使用するIPアドレスを指定しますVIPNET
:NAME
はDNS名(およびドメイン名)を指定し、IP
はVIPネットワーク用に使用するIPアドレスを指定します
使用上の注意
SET INTERCONNECT
句は、計算ノードがInfiniBandセキュリティ(PKEYS)で構成されている場合のみ必要です。- ゲスト・ドメインのクローニング時に使用するXML構成ファイルをロードする場合、XMLファイルには、定義されているがゲスト・ドメインに拡張されているクラスタには割り当てられていないソースVMの管理ドメイン(dom0)ノードが必要です。
- 新しいゲスト・ドメインの追加を反映する新しいXMLファイルを使用できるように、アクションをマージした後に、変更したXMLファイルを保存する必要があります。
例4-19 ゲストVMのクローニング
この例では、クラスタ内の既存のノードから新しいゲストをクローニングする方法を示します。この例では、ソース・ノード名はexa01adm01vm01.example.com
で、新しいノードはexa01adm03vm01.example.com
です。一連のSET
コマンドを使用して、新しいゲストVMの構成を指定します。
この例の最初にロードされたXMLファイルにはdom0ノード(host01adm01.example.com)が定義されていますが、ゲストに拡張されているクラスタに割り当てられていません。
oedacli> LOAD FILE NAME=exa01-pre-cloning-node3.xml
oedacli> CLONE GUEST SRCNAME='exa01adm01vm01.example.com'
oedacli> SET PARENT NAME='exa01adm03.example.com'
oedacli> SET ADMINNET NAME='exa01adm03vm01.example.com',IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SET CLIENTNET NAME='exa01client03vm01.example.com',IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SET PRIVNET NAME1='exa01adm03vm01-priv', IP1='192.168.16.8'
NAME2='exa01adm01vm03-priv2', IP2='192.168.16.9'
oedacli> SET VIPNET NAME='exa01client03m01-vip.example.com', IP='10.xxx.xx.x'
oedacli> SAVE ACTION
oedacli> MERGE ACTIONS
oedacli> SAVE FILE NAME='exa01-cloned-node3-rac.xml'
oedacli> DEPLOY ACTIONS
4.3.10.2 DELETE GUEST
このコマンドは既存のOracle VMゲストを削除し、その構成(インスタンス、ソフトウェア・インストール、ストレージおよびクラスタのユーザー)をすべて削除します。
構文
DELETE GUEST WHERE SRCNAME = node_name
[STEPNAME = stepname ]
引数
-
SRCNAME
は、削除する既存DomUのホスト名を指定するために使用されます。 -
WHERE STEPNAME
句を使用すると、クローン操作の個々のステップを元に戻すことができます。stepnameの値には、次のいずれかを指定できます。
CREATE_GUEST
CREATE_USERS
CELL_CONNECTIVITY
ADD_NODE
EXTEND_DBHOME
ADD_INSTANCE
DELETE GUEST
とともに使用する場合は、STEPNAME
句をCLONE GUEST
のステップと逆の順序で使用する必要があり、ステップをスキップしないでください。たとえば、ADD_NODE
ステップとADD_INSTANCE
ステップを元に戻す場合は、次のコマンドを使用します。DELETE GUEST WHERE SRCNAME = node_name STEPNAME=ADD_INSTANCE DELETE GUEST WHERE SRCNAME = node_name STEPNAME=EXTEND_DBHOME DELETE GUEST WHERE SRCNAME = node_name STEPNAME=ADD_NODE
親トピック: GUEST
4.3.11 ILOM
ロードしたes.xml
ファイル内のILOMSを変更またはリストできます。
- ALTER ILOM
このコマンドは、ILOMの属性を変更します。 - LIST ILOMS
このコマンドは、es.xml
ファイル内のILOMをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.11.1 ALTER ILOM
構文
ALTER ILOM { DNSSERVERS='dns_servers' | NTPSERVERS= 'ntp_servers' |
TIMEZONE = timezone }
WHERE {
ID = ilom_id |
HOSTNAME = hostname |
ILOMNAME = ilom_hostname }
引数
ILOMについて次の属性を指定できます。
-
DNSSERVERS
: 一重引用符で囲んでDNSサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
NTPSERVERS
: 一重引用符で囲んでNTPサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
TIMEZONE
: ILOMの有効なタイムゾーンを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲットILOMのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
ILOMNAME
: ILOMの現在のホスト名を指定します。
親トピック: ILOM
4.3.11.2 LIST ILOMS
es.xml
ファイル内のILOMをリストします。構文
LIST ILOMS
[ WHERE {
ID = ilom_id |
HOSTNAME = hostname |
ILOMNAME = ilom_hostname } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲットILOMのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
ILOMNAME
: ILOMの現在のホスト名を指定します。
使用上の注意
WHERE句を指定しない場合、このコマンドでは、es.xml
ファイル内のすべてのILOMがリストされます。
親トピック: ILOM
4.3.12 MACHINE
es.xml
ファイル内のマシンを変更またはリストできます。
- ALTER MACHINE
このコマンドは、エンジニアド・システム内の計算ノードまたはストレージ・セルの属性を変更します。 - LIST MACHINES
このコマンドは、エンジニアド・システムのためのes.xml
ファイル内の使用可能なマシンをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.12.1 ALTER MACHINE
構文
ALTER MACHINE { DNSSERVERS='dns_servers' | GATEWAYADAPTER=gateway_adapter |
HOSTNAMEADAPTER=hostname_adapter | NTPSERVERS= 'ntp_servers' |
TIMEZONE = timezone }
WHERE {
ID = machine_id |
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNUMBER = cluster_number COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number STORAGENUMBER = storage_number |
CLUSTERNAME = cluster_name COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERNAME = cluster_name STORAGENUMBER = storage_number |
CLUSTERID = cluster_id COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERID = cluster_id STORAGENUMBER = storage_number }
引数
マシンについて次の属性を指定できます。
-
DNSSERVERS
: 一重引用符で囲んでDNSサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
GATEWAYADAPTER
: マシン・ゲートウェイとして使用するネットワーク・アダプタを指定します。有効な値は、ADMIN
またはCLIENT
です。 -
HOSTNAMEADAPTER
: ホスト名として使用するネットワーク・アダプタを指定します。有効な値は、ADMIN
またはCLIENT
です。 -
NTPSERVERS
: 一重引用符で囲んでNTPサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
TIMEZONE
: マシンの有効なタイムゾーンを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: ターゲット・マシンのes.xml
IDを指定します。 -
HOSTNAME
: ターゲット・マシンの現在のホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内のストレージ・セル番号を指定します。
親トピック: MACHINE
4.3.12.2 LIST MACHINES
es.xml
ファイル内の使用可能なマシンをリストします。構文
LIST MACHINES
{ WHERE
TYPE = type |
ID = machine_id [ TYPE = type ] |
CLUSTERNUMBER = cluster_number [ TYPE = type ] |
CLUSTERNAME = cluster_name [ TYPE = type ] |
CLUSTERID = cluster_id [ TYPE = type ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
TYPE
: マシン・タイプを指定します。有効な値は、COMPUTE
、CELL
、STORAGE
、DOM0
、GUEST
またはDOMU
です。 -
ID
: 個々のマシンのes.xml
IDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。
使用上の注意
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドでは、es.xml
ファイル内で定義されているすべてのマシンがリストされます。
親トピック: MACHINE
4.3.13 NETWORK
XML構成ファイル内で定義されているネットワークを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD NETWORK
このコマンドは、ネットワーク・レコードを既存の構成内のマシンに追加します。 - ALTER NETWORK
このコマンドは、既存の構成内のマシンのネットワーク・レコードを変更します。 - DELETE NETWORK
このコマンドは、マシンのネットワーク・レコードを削除します。 - LIST NETWORKS
このコマンドは、ネットワーク詳細をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.13.1 ADD NETWORK
構文
ADD NETWORK
NETWORKTYPE=network_type HOSTNAME=hostname IP=ip_addr
NETMASK=netmask DOMAINNAME=domain_name MASTER=master
[ GATEWAY=gateway] [ SSHENABLED=ssh_enabled ] [ MAC=mac_addr ]
[ NICSPEED=nic_speed [ SLAVE='slave'] [ PKEY=pkey ]
[ PKEYNAME=pkey_name ] [ STATUS = status ] [ LACP=lacp ]
[ VLANID=vlan_id ] [ NATHOSTNAME=nat_host_name ] [ NATIP=nat_ip_addr ]
[ NATDOMAINNAME=nat_domain_name ] [ NATNETMASK=nat_mask ]
WHERE {
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNAME = cluster_name COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERNAME = cluster_name STORAGENUMBER=storage_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number COMPUTENUMBER=compute_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number STORAGENUMBER=storage_number }
引数
ネットワークの追加時に次の属性を指定できます。
-
NETWORKTYPE
: (必須)ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
HOSTNAME
: (必須)ネットワークの短縮ホスト名を指定します。 -
IP
: (必須)ネットワークのIPアドレスを指定します。 -
NETMASK
: (必須)ネットワークのネットマスクを指定します。 -
DOMAINNAME
: (必須)ネットワークのドメイン名を指定します。 -
MASTER
: (必須)マスター・アダプタ名を指定します。 -
GATEWAY
: ネットワーク・サブネット・ゲートウェイを指定します。 -
SSHENABLED
: ブール変数です。ここではTRUE
は、このアダプタに対してSSHを有効にする必要があることを示します。 -
MAC
: MACアドレスを指定します。 -
NICSPEED
: (X7 2ソケット計算ノードの場合のみ) 10000または25000のどちらかです -
SLAVE
: 一重引用符で囲んで結合ネットワークのスレーブ・デバイスを示す、スペース区切りリストを指定します。 -
PKEY
: (プライベート・ネットワークの場合のみ) pkeyを指定します。 -
PKEYNAME
: (プライベート・ネットワークの場合のみ) pkey名を指定します。 -
STATUS
: ネットワークのステータスを指定します。 -
LACP
: ブール変数です。ここではTRUE
は、LACPを有効にする必要があることを示します。 -
VLANID
: ネットワークがVLANネットワークでありプライベートではない場合は、VLAN IDを指定します。 -
NATHOSTNAME
: NATホスト名を指定します。 -
NATIP
: NAT IPアドレスを指定します。 -
NATDOMAINNAME
: NATドメイン名を指定します。 -
NATNETMASK
: NATネットマスクを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.13.2 ALTER NETWORK
構文
ALTER NETWORK {
[ HOSTNAME=hostname ] [ IP=ip_addr ] [ NETMASK=netmask ]
[ DOMAINNAME=domain_name] [ MASTER=master] [ GATEWAY=gateway]
[ SSHENABLED=ssh_enabled ] [ MAC=mac_addr ] [ NICSPEED=nic_speed]
[ SLAVE='slave'] [ PKEY=pkey ] [ PKEYNAME=pkey_name ]
[ STATUS = status ] [ LACP=lacp ] [ VLANID=vlan_id ]
[ NATHOSTNAME=nat_host_name ] [ NATIP=nat_ip_addr ]
[ NATDOMAINNAME=nat_domain_name ] [ NATNETMASK=nat_mask ] }
WHERE {
ID = network_id |
NETWORKHOSTNAME = network_hostname |
NATHOSTNAME = nat_hostname |
HOSTNAME = hostname NETWORKTYPE = network_type [PRIVATEID=private_id]|
CLUSTERNAME = cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number }
NETWORKTYPE = network_type [PRIVATEID=private_id] |
CLUSTERNUMBER = cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number | STORAGENUMBER=storage_number }
NETWORKTYPE = network_type [PRIVATEID=private_id] }
引数
ネットワークの変更時に次の属性を指定できます。
-
HOSTNAME
: ネットワークの短縮ホスト名を指定します。 -
IP
: ネットワークのIPアドレスを指定します。 -
NETMASK
: ネットワークのネットマスクを指定します。 -
DOMAINNAME
: ネットワークのドメイン名を指定します。 -
MASTER
: マスター・アダプタ名を指定します。 -
GATEWAY
: ネットワーク・サブネット・ゲートウェイを指定します。 -
SSHENABLED
: ブール変数です。ここではTRUE
は、このアダプタに対してSSHを有効にする必要があることを示します。 -
MAC
: MACアドレスを指定します。 -
NICSPEED
: (X7 2ソケット計算ノードの場合のみ)10000または25000のどちらかです。 -
SLAVE
: 一重引用符で囲んで結合ネットワークのスレーブ・デバイスを示す、スペース区切りリストを指定します。 -
PKEY
: (プライベート・ネットワークの場合のみ) pkeyを指定します。 -
PKEYNAME
: (プライベート・ネットワークの場合のみ) pkey名を指定します。 -
STATUS
: ネットワークのステータスを指定します。 -
LACP
: ブール変数です。ここではTRUE
は、LACPを有効にする必要があることを示します。 -
VLANID
: ネットワークがVLANネットワークでありプライベートではない場合は、VLAN IDを指定します。 -
NATHOSTNAME
: NATホスト名を指定します。 -
NATIP
: NAT IPアドレスを指定します。 -
NATDOMAINNAME
: NATドメイン名を指定します。 -
NATNETMASK
: NATネットマスクを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のターゲット・ネットワークのIDを指定します。 -
NETWORKHOSTNAME
: マシンのホスト名ではなく、ネットワーク・オブジェクトのホスト名を指定します。 -
NATHOSTNAME
: 既存の計算ノードのNATホスト名を指定します。 -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
PRIVATEID
: プライベート・ネットワークのIDを指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.13.3 DELETE NETWORK
構文
DELETE NETWORK
WHERE {
ID = network_id |
HOSTNAME = network_hostname NETWORKTYPE = network_type |
CLUSTERNAME = cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } NETWORKTYPE = network_type |
CLUSTERNUMBER = cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } NETWORKTYPE = network_type |
CLUSTERID = cluster_id { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } NETWORKTYPE = network_type }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のネットワーク・オブジェクトのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
、OTHER
、INGESTVIP
、REPLICATIONVIP
またはILOM
を指定できます。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.13.4 LIST NETWORKS
構文
LIST NETWORKS
[ WHERE {
ID = network_id |
HOSTNAME = network_hostname [ NETWORKTYPE = network_type ] |
CLUSTERNAME = cluster_name { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE = network_type ] |
CLUSTERNUMBER = cluster_number { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE = network_type ] } CLUSTERID = cluster_ID { COMPUTENUMBER=compute_number |
STORAGENUMBER=storage_number } [ NETWORKTYPE = network_type ] } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のネットワーク・オブジェクトのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: 既存の計算ノードのホスト名を指定します。 -
NETWORKTYPE
: ネットワークのタイプを指定します。ADMIN
、CLIENT
、BACKUP
、PRIVATE
またはILOM
を指定できます。 -
CLUSTERNAME
: 既存のクラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存の計算ノードの番号を指定します。 -
STORAGENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の既存のストレージ・セルの番号を指定します。
親トピック: NETWORK
4.3.14 SCAN
クラスタのSCANを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD SCAN
このコマンドは、SCANを個々のクラスタに追加します。 - ALTER SCAN
このコマンドは、個々のクラスタのSCANの属性を変更します。 - DELETE SCAN
このコマンドは、個々のクラスタのSCANを削除します。 - LIST SCANS
このコマンドは、すべてのクラスタまたは個々のクラスタについてSCAN詳細をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.14.1 ADD SCAN
構文
ADD SCAN SCANNAME=scan_name [ SCANPORT=scan_port ] SCANIPS='scan_ip_addrs'
WHERE
{ CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERID = cluster_id }
引数
新規SCANについて次の属性を指定できます。
-
SCANNAME
: SCANのDNS名を指定します。 -
SCANPORT
: SCANのポートを指定します。デフォルト値は1521です。 -
SCANIPS
: 一重引用符で囲んでSCANのIPアドレスを示す、カンマ区切りリストです。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.14.2 ALTER SCAN
構文
ALTER SCAN { SCANNAME=scan_name | SCANPORT=scan_port | SCANIPS='scan_ip_addrs' }
WHERE
{ CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERID = cluster_id }
引数
SCANについて次の属性を変更できます。
-
SCANNAME
: SCANのDNS名を指定します。 -
SCANPORT
: SCANのポートを指定します。 -
SCANIPS
: 一重引用符で囲んでSCANのIPアドレスを示す、カンマ区切りリストです。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.14.3 DELETE SCAN
構文
DELETE SCAN
WHERE
{ CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERID = cluster_id }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
親トピック: SCAN
4.3.14.4 LIST SCANS
構文
LIST SCANS
[ WHERE
{ SCANID = scan_id |
CLUSTERNAME = cluster_name |
CLUSTERNUMBER = cluster_number |
CLUSTERID = cluster_id } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
SCANID
: XML構成ファイル内のSCANオブジェクトのIDを指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。
使用上の注意
WHERE句を指定しない場合、このコマンドでは、XML構成ファイル内のすべてのクラスタのすべてのSCANSについて詳細がリストされます。
親トピック: SCAN
4.3.15 SWITCH
スイッチを変更またはリストできます。
- ALTER SWITCH
このコマンドは、個々のスイッチの属性を変更します。 - LIST SWITCHES
このコマンドは、すべてのスイッチまたは個々のスイッチについてスイッチ詳細をリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.15.1 ALTER SWITCH
構文
ALTER SWITCH { DNSSERVERS='dns_servers' | NTPSERVERS= 'ntp_servers' |
TIMEZONE = timezone }
WHERE {
ID = switch_id |
HOSTNAME = switch_name }
引数
スイッチについて次の属性を変更できます。
-
DNSSERVERS
: 一重引用符で囲んでDNSサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
NTPSERVERS
: 一重引用符で囲んでNTPサーバーを示す、カンマ区切りリストを指定します。 -
TIMEZONE
: スイッチの有効なタイムゾーンを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のスイッチIDを指定します。 -
HOSTNAME
: スイッチのホスト名を指定します。
親トピック: SWITCH
4.3.15.2 LIST SWITCHES
構文
LIST SWITCHES
[ WHERE {
ID = switch_id |
HOSTNAME = switch_name } ]
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のスイッチIDを指定します。 -
HOSTNAME
: スイッチのホスト名を指定します。
使用上の注意
WHERE句を指定しない場合、このコマンドでは、すべてのスイッチについて詳細がリストされます。
親トピック: SWITCH
4.3.16 VIP
クラスタのVIPを追加、変更、削除またはリストできます。
- ADD VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードのVIPを追加します。 - ALTER VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードについてVIPの属性を変更します。 - DELETE VIP
このコマンドは、クラスタ内の個々のノードからVIPを削除します。 - LIST VIPS
このコマンドは、すべてのクラスタ、またはクラスタ内の個々のノードについて、VIPをリストします。
親トピック: OEDACLIコマンド・リファレンス
4.3.16.1 ADD VIP
用途
このコマンドでは、VIPがさらに追加されることはありません。このコマンドは、DELETE VIP
コマンドを発行した後にのみ使用する必要があります。
構文
ADD VIP NAME=vip_name DOMAINNAME=domain_name IP=vip_ip_addr
WHERE {
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNAME = cluster_name COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERID = cluster_id COMPUTENUMBER = compute_number }
引数
VIPの追加時に次の属性を指定できます。
-
NAME
: VIPの短縮DNS名を指定します。 -
DOMAINNAME
: VIPのドメイン名を指定します。 -
IP
: VIPのIPアドレスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
使用上の注意
VIPを計算ノードに追加する場合は、そのノードに定義されているVIPがない状態である必要があります。
親トピック: VIP
4.3.16.2 ALTER VIP
構文
ALTER VIP { NAME=vip_name | DOMAINNAME=domain_name |
IP=vip_ip_addr }
WHERE {
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNAME = cluster_name COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERID = cluster_id COMPUTENUMBER = compute_number }
引数
VIPについて次の属性を変更できます。
-
NAME
: VIPの短縮DNS名を指定します。 -
DOMAINNAME
: VIPのドメイン名を指定します。 -
IP
: VIPのIPアドレスを指定します。
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、es.xml
内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: クラスタのes.xml
IDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
親トピック: VIP
4.3.16.3 DELETE VIP
構文
DELETE VIP
WHERE {
ID = vip_id |
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNAME = cluster_name COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERNUMBER = cluster_number COMPUTENUMBER = compute_number |
CLUSTERID = cluster_id COMPUTENUMBER = compute_number }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のVIPのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
親トピック: VIP
4.3.16.4 LIST VIPS
構文
LIST VIPS
[ WHERE {
HOSTNAME = hostname |
CLUSTERNAME = cluster_name [ COMPUTENUMBER = compute_number ] |
CLUSTERNUMBER = cluster_number [ COMPUTENUMBER = compute_number ] |
CLUSTERID = cluster_id [ COMPUTENUMBER = compute_number ] }
引数
WHERE
句には、次の引数を使用できます。
-
ID
: XML構成ファイル内のVIPのIDを指定します。 -
HOSTNAME
: クラスタ内の計算ノードのホスト名を指定します。 -
CLUSTERNUMBER
: 1から始まる、XML構成ファイル内のクラスタ番号を指定します。 -
CLUSTERNAME
: クラスタの名前を指定します。 -
CLUSTERID
: XML構成ファイル内のクラスタのIDを指定します。 -
COMPUTENUMBER
: 1から始まる、クラスタ内の計算ノード番号を指定します。
使用上の注意
WHERE
句を指定しない場合、このコマンドでは、すべてのクラスタについてVIPがリストされます。
親トピック: VIP