14 Oracle GoldenGate Veridataドメイン構成後の次のステップ

Oracle GoldenGate Veridataを正常にインストールおよび構成した後に、管理を開始してサーバーを管理する方法を確認し、ユーザーを作成して、Oracle GoldenGate Veridata Webユーザー・インタフェースを起動してください。

この章の内容は次のとおりです。

14.1 Oracle GoldenGate Veridataのインストールの確認

インストールの完了後、次のタスクを正常に実行することでインストールを検証できます。

14.1.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、何も問題が発生していないことを確認します。ログ・ファイルの詳細およびログ・ファイルの場所は、Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールインストールおよび構成のログ・ファイルに関する項を参照してください。

14.1.2 ディレクトリ構造の確認

Oracle GoldenGate Veridataのインストールおよび構成後に、ディレクトリ構造を確認します。インストール後のディレクトリ構造の詳細は、「Oracle GoldenGate Veridataのディレクトリ構造について」を参照してください。

14.2 サーバーの起動

構成が完了したら、次の手順を実行して、ドメインの管理に使用できる各ツールにアクセスします。

ノート:

ドメインの管理に使用できるその他のツールの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理Oracle Fusion Middleware管理ツールの概要に関する項を参照してください。

14.2.1 管理サーバーの起動に関する項

管理サーバーを起動するには、DOMAIN_HOME/binディレクトリに移動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

./startWebLogic.sh

Windowsオペレーティング・システムの場合は、次のコマンドを実行します。

startWebLogic.cmd

タスク4「ドメイン・モードおよびJDKの指定」の「ドメイン・モードおよびJDK」画面で「本番モード」を選択すると、タスク3「管理者アカウントの構成」の「管理者アカウント」画面に示すように、管理者ユーザーのログイン資格証明が求められます。

ヒント:

管理サーバーの起動の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

本番モードでは、起動アイデンティティ・ファイルを作成することで、管理サーバーの起動時に必要なユーザー名とパスワードの指定を省略できます。詳細は、Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理管理サーバー用の起動アイデンティティ・ファイルの作成に関する項を参照してください。

管理サーバー・コンソールにアクセスすることによって、管理サーバーが起動されて実行中であることを確認できます。URLは、タスク14「ドメイン・ホームおよび管理サーバーURLの確認」の「構成に成功しました」画面に表示されています。

ノート:

製品スキーマをホストしているデータベースが稼働中であり、管理サーバーからアクセスできることを確認してください。

http://administration_server_host:administration_server_port/console

デフォルトの管理サーバーのポート番号は7001です。

管理コンソールの使用方法については、Oracle Fusion Middlewareの管理Oracle WebLogic Server管理コンソールの使用のスタート・ガイドを参照してください。

14.2.2 Veridataスクリプトを使用した管理対象サーバーの起動

Veridataインストールには、Veridata管理対象サーバーを起動および停止するためのスクリプトveridataServer(.sh/.bat)が用意されています。これらのスクリプトはDOMAIN_HOME/veridata/binフォルダにあります。

ノート:

コンパクト・ドメインには管理対象サーバーはありません。管理サーバーを起動すると、ドメイン全体が起動します。

veridataServerスクリプトを実行するには:

  1. Oracle GoldenGate Veridataがインストールされているシステムで、オペレーティング・システムのコマンド・シェルを実行します。
  2. DOMAIN_HOME/veridata/binディレクトリに移動します。
  3. 次の構文を使用して、veridataServerスクリプトを実行します。

例14-1 構文

veridataServer{.bat|.sh} start/stop [SERVER_NAME] [ADMIN_URL]
オプションのパラメータ 説明

SERVER_NAME

起動および停止するVeridata管理対象サーバーの名前を指定します。指定しないと、スクリプトはデフォルトの管理対象サーバー(VERIDATA_server1)を起動します。

ADMIN_URL

Veridataドメイン管理サーバーのURLを指定します。デフォルトのURLはt3://<admin server>:<port>です。

14.3 Oracle GoldenGate Oracle GoldenGate Veridataユーザーの作成および権限の割当て

Oracle GoldenGate Veridataドメインを構成したら、ユーザーを作成して、Oracle GoldenGate Veridata Webユーザー・インタフェースにアクセスする権限をこれらのユーザーに割り当てる必要があります。ユーザーを作成するには、Oracle WebLogic管理コンソールを使用します。

デフォルトでは、WebLogicドメイン管理者には、Veridataアプリケーションのアクセス権限があります。

管理コンソールを使用したユーザーとグループの作成の詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプユーザーの作成に関する項を参照してください。

Veridataのユーザー・ロールの詳細は、 Oracle GoldenGate Veridataの管理Oracle WebLogic Server管理コンソールの使用の開始を参照してください。

14.4 Oracle GoldenGate Veridata Webユーザー・インタフェースの起動

Oracle GoldenGate Veridata Webアプリケーションを起動するには、次のURLをWebブラウザに入力します。

http://hostname:8830/veridata/

hostnameは、Oracle GoldenGate Veridataサーバーをインストールしたホストを表します。

Oracle GoldenGate Veridataアプリケーションにログインするには、管理コンソールで指定したOracle GoldenGate Veridataユーザーの資格証明を使用します。Oracle GoldenGate Oracle GoldenGate Veridataユーザーの作成および権限の割当てを参照してください。