7 データベース・オブジェクトの作成および編集

「ナビゲータ」タブのコンテキスト・メニューを使用して、一部のオブジェクト型のオブジェクトを作成および編集できます。オブジェクト型(表など)の既存のオブジェクトがない場合は、最初にドロップダウン・リストからオブジェクト型を選択した後に、「新規オブジェクト」アイコンを使用してオブジェクトを作成できます。すべてのオブジェクトについて、コンテキスト・メニューには「クイックDDL」が含まれており、これによって、ワークシートまたはテキスト・ファイルにオブジェクトを作成するためのDDL文を保存します。様々なオブジェクト型と対応するオプションは次のとおりです。

  • : 表はデータの保持に使用されます。それぞれの表には、その表に関連付けられたデータベース・エンティティの属性を表す複数の列が存在し、それぞれの列には、データ型が関連付けられます。

    コンテキスト・メニューで使用可能なオプションを使用して、新しい表を作成したり、既存の表を編集したり、索引を追加できます。または、「テンプレートとして使用」を選択すると、選択したオブジェクトの情報を含むダイアログ・ボックスが表示されます。次に、オブジェクト名やその他の定義を必要に応じて変更し、そのタイプの新しいオブジェクトを作成します。フィールドの説明については、「表のプロパティ」ダイアログを参照してください。

  • ビュー: ビューは、1つ以上の基礎となる表からデータを選択する仮想表です。ビューの作成および編集の詳細は、「ビューのプロパティ」ダイアログを参照してください。

  • 索引: 索引には、表の索引付けされた列に表示され、行に対して直接的な高速アクセスを提供する各値のエントリが含まれています。表の索引の作成および編集の詳細は、「索引のプロパティ」ダイアログを参照してください。

  • パッケージファンクションプロシージャ: パッケージにはサブプログラムが含まれており、データベース・サーバーに格納して実行したり、他のプログラミング・オブジェクトまたはアプリケーションからコールできるプログラミング・オブジェクトです。パッケージには、ファンクションまたはプロシージャ(あるいはその両方)を格納できます。コンテキスト・メニューから「実行」を選択して、選択したファンクション、プロシージャまたはパッケージのコードをワークシートに挿入します。

  • トリガー: トリガーは、表、スキーマまたはデータベースに関連付けられたストアドPL/SQLブロック、無名PL/SQLブロック、あるいはPL/SQLやJavaに実装されたプロシージャへのコールです。

  • : データ型は、表の列やファンクションまたはプロシージャの引数で使用できる値を、一定のプロパティのセットと関連付けます。

  • 順序: 順序は、一意の整数を生成するために使用されます。順序を使用すると、主キー値を自動的に生成できます。順序の作成および編集の詳細は、「順序のプロパティ」ダイアログを参照してください。

  • マテリアライズド・ビュー: マテリアライズド・ビューは、問合せ結果を含むデータベース・オブジェクトです。問合せでFROM句を使用すると、表、ビューおよびその他のマテリアライズド・ビューの名前を指定できます。マテリアライズド・ビューの作成および編集の詳細は、「マテリアライズド・ビュー」を参照してください。

  • マテリアライズド・ビュー・ログ: マテリアライズド・ビュー・ログとは、マテリアライズド・ビューのマスター表に関連付けられた表です。マスター表のデータにDML変更が加えられた場合、Oracle Databaseでは、その変更を記述した行がマテリアライズド・ビュー・ログに格納され、そのマテリアライズド・ビュー・ログを使用して、マスター表に基づくマテリアライズド・ビューがリフレッシュされます。

  • シノニム、パブリック・シノニム: シノニムは、表、ビュー、順序、プロシージャ、ストアド・ファンクション、パッケージ、マテリアライズド・ビュー、Javaクラス・データベース・オブジェクト、ユーザー定義オブジェクト型、または別のシノニムの代替名です。シノニムの作成の詳細は、「シノニムのプロパティ」ダイアログを参照してください。

  • データベース・リンク: データベース・リンクはデータベース内のデータベース・オブジェクトで、これを使用すると他のデータベースのオブジェクトにアクセスできます。データベース・リンクを作成した後は、それを使用して他のデータベースの表およびビューを参照できます。