A プロバイダ固有のコア情報
次のトピックでは、OLE DBユーザーとADO MDユーザーの両方に適用可能なプロバイダ固有の情報を提供します。
A.1 サポートされているOracleデータ型
次のOracleデータ型がサポートされています。
-
BINARY_DOUBLE -
BINARY_FLOAT -
CHAR -
DATE -
FLOAT -
NCHAR -
NUMBER -
NVARCHAR2 -
VARCHAR2
A.2 サポートされているスキーマ行セット
この項の内容は次のとおりです。
A.2.1 コアOLE DBスキーマ行セット
この項では、OraOLEDB OLAPでサポートされているコアOLE DBスキーマ行セットとその制限列をリストします。
完全性のために、サポートされているスキーマ行セットごとに、コアOLE DB仕様で定義されているすべての制限列がリストされます。OraOLEDB OLAPによって実際にサポートされている制限列は、アスタリスク(*)で示されます。Oracleではカタログの概念が理解されないため、すべてのコアOLE DBスキーマ行セットに対してCATALOG関連の制限列はサポートされません。かわりに、SCHEMA_NAME制限列を使用して、特定のスキーマに関する情報をフェッチできます。
サポートされていない列に制限を設定すると、エラーが返されます。ただし、OLE DB仕様に記載されているように、サポートされていない制限の値は、vt要素がVT_EMPTYに設定されているVARIANTである必要があります。
A.2.1.1 COLUMNS行セット
COLUMNSスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
TABLE_CATALOG* -
TABLE_SCHEMA* -
TABLE_NAME* -
COLUMN_NAME*
A.2.1.3 TABLES行セット
TABLESスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
TABLE_CATALOG* -
TABLE_SCHEMA* -
TABLE_NAME* -
TABLE_TYPE*
A.2.2 OLE DB for OLAPスキーマ行セット
この項では、OraOLEDB OLAPでサポートされているOLE DB for OLAPスキーマ行セットおよびその制限列をリストします。
完全性のために、サポートされているスキーマ行セットごとに、OLE DB for OLAP仕様で定義された制限列がすべてリストされます。OraOLEDB OLAPによって実際にサポートされている制限列は、アスタリスク(*)で示されます。すべてのOLE DB for OLAPスキーマ行セットについて、Oracleではカタログの概念が理解されないため、CATALOG関連の制限列はサポートされません。かわりに、SCHEMA_NAME制限列を使用して、特定のスキーマに関する情報をフェッチできます。
A.2.2.2 DIMENSIONS行セット
DIMENSIONSスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
CATALOG_NAME* -
SCHEMA_NAME* -
CUBE_NAME* -
DIMENSION_NAME* -
DIMENSION_UNIQUE_NAME*
A.2.2.3 FUNCTIONS行セット
FUNCTIONSスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
LIBRARY_NAME* -
INTERFACE_NAME* -
FUNCTION_NAME*
A.2.2.4 HIERARCHIES行セット
HIERARCHIESスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
CATALOG_NAME* -
SCHEMA_NAME* -
CUBE_NAME* -
DIMENSION_UNIQUE_NAME* -
HIERARCHY_NAME* -
HIERARCHY_UNIQUE_NAME*
A.2.2.5 LEVELS行セット
LEVELSスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
CATALOG_NAME* -
SCHEMA_NAME* -
CUBE_NAME* -
DIMENSION_UNIQUE_NAME* -
HIERARCHY_UNIQUE_NAME* -
LEVEL_NAME* -
LEVEL_UNIQUE_NAME*
A.2.2.6 MEASURES行セット
MEASURESスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
-
CATALOG_NAME* -
SCHEMA_NAME* -
CUBE_NAME* -
MEASURE_NAME* -
MEASURE_UNIQUE_NAME* (指定されたメジャーの場合、この名前はMembers行セットのMEMBER_UNIQUE_NAMEと同じです)
A.2.2.7 MEMBERS行セット
MEMBERSスキーマ行セットの制限列は、次のとおりです。
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CATALOG_NAME* -
SCHEMA_NAME* -
CUBE_NAME* -
DIMENSION_UNIQUE_NAME* -
HIERARCHY_UNIQUE_NAME* -
LEVEL_UNIQUE_NAME* -
LEVEL_NUMBER* -
MEMBER_NAME* -
MEMBER_UNIQUE_NAME* (指定されたメジャーの場合、この名前はMeasures行セットのMEASURE_UNIQUE_NAMEと同じです) -
MEMBER_TYPE* -
MEMBER_CAPTION*
A.3 トレース
インタフェース・コールをトレースするには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\OLEDBOLAP\に対して次のレジストリ値を構成する必要があります。
-
TraceFileName有効な値: 任意の有効なパスおよびファイル名
TraceFileNameは、トレース情報のロギングに使用されるファイル名を指定します。TraceOptionが0に設定されている場合、名前はそのまま使用されます。ただし、TraceOptionが1に設定されている場合は、指定されたファイル名にスレッドIDが付加されます。詳細は、TraceOptionを参照してください。 -
TraceCategory有効な値:
-
0= なし -
1= OLE DBおよびOLE DB for OLAPインタフェース・メソッドの入力 -
2= OLE DBおよびOLE DB for OLAPインタフェース・メソッドの出力
TraceCategoryは、トレースする情報を指定します。単に有効値を加算することによって、異なるトレース・カテゴリの組合せを作成できます。たとえば、TraceCategoryを3に設定すると、すべてのOLE DBおよびOLE DB for OLAPインタフェース・メソッドの入力と出力がトレースされます。 -
-
TraceLevel有効な値:
-
0= なし -
1= データ・ソース・オブジェクト -
2= セッション・オブジェクト -
4= コマンド・オブジェクト -
8= 行セット・オブジェクト -
16= データセット・オブジェクト -
32= エラー・オブジェクト
TraceLevelは、トレースするOLE DBオブジェクトおよびOLE DB for OLAPオブジェクトを指定します。すべてのOLE DBおよびOLE DB for OLAPオブジェクトに対するすべての入出力のコールをトレースする必要はない場合、TraceLevelによって、トレース対象を1つまたは複数のOLE DBおよびOLE DB for OLAPオブジェクトに限定できます。複数のオブジェクトに対するトレースを取得するには、単に有効値を加算します。たとえば、TraceLevelが12に、TraceCategoryが3に設定されている場合は、トレース・ファイルにはコマンド・オブジェクトと行セット・オブジェクトに対するメソッドの入出力のみが含まれます。グローバル・トランザクションの登録および登録解除情報をトレースするには、
TraceLevel値をセッション・オブジェクト(2)に設定する必要があります。 -
-
TraceOption有効な値:
-
0= 単一のトレース・ファイル -
1= 複数のトレース・ファイル
TraceOptionは、各スレッドIDに対してトレース情報を単一のファイルと複数のファイルのどちらに記録するかを指定します。単一トレース・ファイルを指定した場合は、TraceFileNameに指定されたファイル名が使用されます。複数のトレース・ファイルが要求されている場合は、各スレッドのトレース・ファイルを作成するために指定されたファイル名にスレッドIDが追加されます。 -
A.4 MDXキーワード
Oracle OLAP Provider for OLE DBは、次のMDXキーワードのみをサポートしています。プロバイダ固有のキーワードはありません。
-
ADDCALCULATEDMEMBERS -
AFTER -
AGGREGATE -
ALL -
ANCESTOR -
AND -
AS -
ASC -
AVG -
AXIS -
BACK_COLOR -
BASC -
BDESC -
BEFORE -
BEFORE_AND_AFTER -
BOTTOMCOUNT -
BOTTOMPERCENT -
BOTTOMSUM -
CATALOG_NAME -
CELL -
CELL_ORDINAL -
CHAPTERS -
CHILDREN -
CHILDREN_CARDINALITY -
COLUMNS -
COUNT -
CUBE_NAME -
CURRENT -
CURRENTMEMBER -
DEFAULTMEMBER -
DESC -
DESCENDANTS -
DESCRIPTION -
DIMENSION -
DIMENSION_UNIQUE_NAME -
DIMENSIONS -
DISTINCT -
DRILLDOWNLEVEL -
DRILLDOWNLEVELBOTTOM -
DRILLDOWNLEVELTOP -
DRILLDOWNMEMBER -
DRILLDOWNMEMBERBOTTOM -
DRILLDOWNMEMBERTOP -
DRILLUPLEVEL -
DRILLUPMEMBER -
EMPTY -
EXCEPT -
FILTER -
FIRSTCHILD -
FIRSTSIBLING -
FONT_FLAGS -
FONT_NAME -
FONT_SIZE -
FORE_COLOR -
FORMAT_STRING -
FORMATTED_VALUE -
FROM -
GENERATE(set version) -
HEAD -
HIERARCHIZE -
HIERARCHY -
HIERARCHY_UNIQUE_NAME -
INCLUDEEMPTY -
IIF -
INTERSECT -
IS -
ISANCESTOR -
ISEMPTY -
ISLEAF -
ISSIBLING -
ITEM -
LAG -
LASTCHILD -
LASTPERIODS -
LASTSIBLING -
LEAD -
LEVEL -
LEVEL_NUMBER -
LEVEL_UNIQUE_NAME -
LEVELS -
MAX -
MEDIAN -
MEMBER -
MEMBER_CAPTION -
MEMBER_GUID -
MEMBER_NAME -
MEMBER_ORDINAL -
MEMBER_TYPE -
MEMBER_UNIQUE_NAME -
MEMBERS -
MTD -
NAME -
NAMETOSET -
NEXTMEMBER -
NON -
NONEMPTYCROSSJOIN -
NOT -
NULL -
ON -
OR -
ORDER -
ORDINAL -
PAGES -
PARENT -
PARENT_COUNT -
PARENT_LEVEL -
PARENT_UNIQUE_NAME -
PERIODSTODATE -
PREVMEMBER -
PROPERTIES -
QTD -
RANK -
RECURSIVE -
ROWS -
SCHEMA_NAME -
SECTIONS -
SELECT -
SELF -
SELF_AND_AFTER -
SELF_AND_BEFORE -
SELF_BEFORE_AFTER -
SET -
SIBLINGS -
SOLVE_ORDER -
STDDEV -
STDDEVP -
STDEV -
STDEVP -
SUBSET -
SUM -
TAIL -
TOPCOUNT -
TOPPERCENT -
TOPSUM -
UNION -
UNIQUENAME -
USERNAME -
VALUE -
VAR -
VARIANCE -
VARIANCEP -
VARP -
WHERE -
WITH -
WTD -
YTD