1.1.1.8 リリース19.1.0.0.3 - 2020年4月

この項では、OSA 19.1.0.0.3バンドル・パッチ・リリースに追加された新機能を示します。

1.1.1.8.1 RESTターゲットでのPOSTおよびPUTメソッドの構成

RESTターゲットは、HTTPのPOSTおよびPUTメソッドを使用して、RESTエンドポイントにリクエストを送信できます。デフォルト設定はPOSTです。

1.1.1.8.2 Kafkaオフセットの変更

最も古いオフセットまたは最も新しいオフセットを使用してKafkaトピックの形状を推測

Kafkaトピックの最も古いオフセットまたは最も新しいオフセットに基づいて形状を検出します。デフォルト・オプションは「最も古い」です。このオプションは、現在トピック内で流動しているデータがない場合に使用します。

パイプラインのパブリッシュ時にユーザーによるオフセットのリセットを許可

「パイプライン設定」画面に新しいオプションが2つあります:
  • 入力トピック・オフセット — このドロップダウン・リストからKafkaトピック・オフセット値を選択します。リストされる値は「最も古い」「最新」です。デフォルト値は「最新」です。パイプラインを初めてパブリッシュするとき、このドロップダウン・リストで選択したオフセット値に基づいて入力ストリームが読み取られます。それ以降のパブリッシュでは、ここで選択した値は考慮されず、前回終了したところから入力ストリームが読み込まれます。
  • オフセットのリセット — このチェック・ボックスを選択すると、入力トピック・オフセット・ドロップダウン・リストで選択したオフセット値に基づいて入力ストリームが読み取られます。

ユーザーによる最初または最新のオフセットに基づいたダッシュボードの構築を許可

ダッシュボードを作成するときに、最初または最新のオフセットからダッシュボードを構築できます。使用可能なオプションは、「最新」「最も古い」です。「最新」オプションを選択すると、ダッシュボードを開いた後で取得された新しいレコードがダッシュボードに表示されます。「最も古い」を選択すると、OSAパイプライン・トピックの最初からレコードが読み込まれます。

1.1.1.8.3 Kafkaターゲットの作成時にキー・フィールドを定義

Kafkaターゲットの定義中にキー・フィールドを定義できます。データは、選択したキーに基づいてパーティション化されます。
  • 複数のフィールドをキーとして選択できます
  • キーの選択は必須ではありません
  • キーを選択できるのは、データ形式がJSONの場合のみです

1.1.1.8.4 ToJsonパターン

toJsonパターンは、パイプラインのステージからのイベントをJSONテキストに変換します。

このパターンを使用して、複数のイベントを単一のJSON文書に変換し、OSAパイプライン・ターゲットを通じてダウンストリーム・システムに送信します。たとえば、toJsonパターン・ステージの後にデータベース・ターゲットを構成して、(単一または複数のイベントの) jsonペイロードをデータベース表に書き込むことができます。

1.1.1.8.5 条件式ビルダーの拡張

条件式ビルダーが拡張され次のことができるようになりました:
  • 条件式を追加せずにブロックを作成します(後のどのステージでも追加できます)
  • AND/ORを使用してブロックを結び付けます
  • 複合条件を定義します。次に例を示します。

    問合せのフィルタの拡張 - 例

1.1.1.8.6 パイプラインからの中間ステージの削除

パブリッシュされていないパイプラインから任意の中間ステージを削除できるようになりました。

ノート:

  • ソース・ステージは削除できません。
  • 中間ステージを削除すると、そのすべての子ステージも削除されます。

1.1.1.8.7 OCI通知サービス

OSAはOCI通知サービスと統合されており、パブリッシュ・サブスクライバ・パターンを使用して、メッセージを分散コンポーネントにブロードキャストします。このサービスによって、安全で信頼性が高い低レイテンシの恒久メッセージが、OCIでホストされるアプリケーションや外部でホストされるアプリケーションに送信されます。OCI通知サービスと統合するには、OCI通知サービス・トピックを定義する必要があります。この機能を有効にするために、「ONS」タイプの接続と「通知」タイプのターゲットを作成するオプションがあります。

ノート:

現在、データを公開するためにJSONデータ形式タイプのみがサポートされています。