1.1.2.8 リリース19.1.0.0.3 - 既知の問題

この項では、Oracle Stream Analyticsリリース19.1.0.0.3の既知の問題および回避策を示します。

1.1.2.8.1 パイプラインに複数のターゲットがある場合の重複レコード

問題

パイプラインに複数のターゲットがある場合に、1つのターゲットで障害が発生すると、障害が検出されてパイプラインが停止する前でも、データがアクティブなターゲットに書き込まれます。ターゲットの障害を解決してパイプラインを再パブリッシュすると、アクティブだったターゲット内に重複したレコードが存在することになります。

回避策

別のパイプラインを作成して、重複したレコードを受け入れないターゲットを1つのみ設定します。

1.1.2.8.2 パスワードに特殊文字が含まれる場合のADW/ATPへの接続失敗

問題

ADWおよびATPに接続しようとしたときに、DB資格証明に特殊文字が含まれていると、テスト接続とパイプライン・デプロイメントが機能しません。

回避策

パスワードを二重引用符で囲んで指定してください。たとえば、"welcome?123"です。

1.1.2.8.3 Intervalデータ型を含む参照表が使用される際のnullポインタ例外

問題

参照表では、精度が2を超えるYear to Month Intervalを含む列がサポートされません。

回避策

なし。

1.1.2.8.4 正常な停止中にドライバのNullpointerexceptionが発生

問題

正常に停止しているときにターゲットまたは参照で例外が発生すると、パイプラインのアンデプロイメントに時間がかかり、ドライバ・ログにNullPointerExceptionが記録されます。ただし、データ消失はありません。

回避策

なし。

1.1.2.8.5 「サインイン」をクリックしてログイン・ページにリダイレクト

問題

OSAインスタンスの資格証明を入力して「サインイン」をクリックしたときに、ログインできずに、ログイン・ページにリダイレクトされることがあります。

回避策

次のいずれかのオプションを試してください:

  • ウィンドウを閉じて、新しいウィンドウでOSAインスタンスを開きます。

  • ブラウザでキャッシュとCookieを消去します。

  • JSESSIONID Cookieを消去します。

    ChromeブラウザでCookieを消去するには、右上隅にある3つの点をクリックします。「その他のツール」「デベロッパー ツール」「Application」タブを選択します。「Storage」の下で「Cookies」を展開します。OSA URLを選択してJESSIONID Cookieを消去します。

1.1.2.8.6 JNDIタイプのテスト接続がJettyサーバーで機能しない

問題

JNDIタイプの接続を作成して、JNDIプロバイダをWeblogicとして使用する場合、「テスト接続」は機能しません。

回避策

JNDI接続の詳細が正しいことを確認します。JNDI接続を使用するパイプラインは予期したとおりに動作します。

1.1.2.8.7 正常な停止の進行中にパイプラインを再パブリッシュ

問題

パイプラインのパブリッシュを取り消して同じものを再パブリッシュすると、次の例外が発生します:

OSA-01213 パイプラインのデプロイメントに失敗しました。コンテナの作成に失敗しました。

同じ名前のパイプラインがすでに実行しているかどうかを確認します。パイプラインの正常な停止が完了するまでに時間がかかり、パブリッシュの取消しアクションがまだ実行中である可能性があります。

回避策

パイプラインのパブリッシュが正常に取り消されるまで待ってから、パイプラインをデプロイできます。パイプラインのステータスは、クラスタ・マネージャ(YARNまたはSparkスタンドアロン)のコンソールで確認できます。

1.1.2.8.8 入力トピックが再パーティション化される場合はオフセットをリセットしてパイプラインを再パブリッシュ

問題

入力トピックを再パーティション化する場合、パイプラインを再パブリッシュして最後に処理されたオフセットから開始することはできません。これは、内部で作成されたオフセット・トピックと入力トピックのパーティション数が同じであることが必要であるためです。

回避策

入力トピックを再パーティション化する場合は、オフセットをリセットしてパイプラインを再パブリッシュします。これにより、以前のオフセット・トピックが削除され、正しいパーティション数の新しいオフセット・トピックが作成されます。

1.1.2.8.9 秒の精度が6桁を超えるタイムゾーン付きタイムスタンプはサポートされない

問題

タイムゾーンを含み秒の精度が6桁を超える入力タイムスタンプは、サポートされません。たとえば、2020-04-21 12:29:53.998877665 +5:30は不正な日付になります。

回避策

秒の精度が6桁未満のタイムスタンプを入力します。