1.1.1.6 リリース19.1.0.0.6 - 2021年4月

この項では、GGSA 19.1.0.0.6バンドル・パッチ・リリースに追加された新機能を示します。

1.1.1.6.1 Kafka MTLSのサポート

GGSAは、ユーザーとKafkaブローカ間の双方向認証をサポートします。ユーザーは、「システム設定」でブートストラップURL、SSLトラストストアおよびキーストア情報を指定することでMTLS認証を有効にできます。ユーザーはKafka接続の作成中にMTLS対応Kafka設定に接続できます。

1.1.1.6.2 GoldenGateの完全なレコード

GoldenGate Extractプロセスは、構成パラメータに応じて完全なデータ・レコードまたはトランザクション・データの変更を取得します。トランザクション・データベースに対するオーバーヘッドまたはパフォーマンスの影響を最小限に抑えるために、GGSAユーザーは、トランザクションの変更のみを取得するようにExtractを構成します。これにより、ネットワーク経由で転送する必要があるペイロード・サイズを削減し、パフォーマンスとセキュリティを向上させることもできます。ただし、一部の顧客は、変更されていない列(完全なデータ・レコード)も必要とするため、最新のデータ・フィードを必要とするプロセスでそれらを使用できるようにしたり、このデータを分析のために様々なビッグ・データ・ターゲットにレプリケートできるようにします。

完全なデータ・レコード(すべてのフィールドの値)のストリーミングを有効にするために、GGSAでは、GoldenGateストリームの作成時に完全なレコードの生成オプションが提供されます。このオプションを有効にすると、単一行、サブセットまたは行のすべての列に対して行われたデータベース・トランザクションの変更に関係なく、すべてのレコードがストリームされます。

1.1.1.6.3 ビッグ・データ接続とターゲット

GGSAでは、次の新しいビッグ・データ接続およびターゲットがサポートされます:
  • ElasticSearch
  • HBase
  • MongoDB

1.1.1.6.4 連続マージ・パターン

連続マージ・パターンを使用して、キー属性に基づいて複数の連続イベントを単一のイベントにマージします。

1.1.1.6.5 Oracle Machine Learningサービス・パターン(プレビュー機能)

Oracle Machine Learning (OML)サービス・パターンを使用し、OMLモデルを使用して、収集されたイベントにスコアリングを適用します。

1.1.1.6.6 内部Kafkaトピック

GGSAで使用される内部KafkaトピックおよびグループIDは、次のネーミング規則に従って標準化されます:

Kafkaトピック

トピック リソース 操作

sx_backend_notification_<UUID>

トピック CREATE、DELETE、DESCRIBE、READ、WRITE

sx_messages_<UUID>

トピック CREATE、DELETE、DESCRIBE、READ、WRITE

sx_<application_name>_<stage_name>_public

トピック CREATE、DELETE、DESCRIBE、READ、WRITE

sx_<application_name>_<stage_name>_draft

トピック CREATE、DELETE、DESCRIBE、READ、WRITE

sx_<application_name>_public_<offset_number>_<stage_name>_offset

トピック CREATE、DELETE、DESCRIBE、READ、WRITE

グループID

グループID リソース 操作

sx_<UUID>_receiver

グループ DESCRIBE、READ

sx_<UUID>

グループ DESCRIBE、READ

sx_<application_name>_public_<offset_number>_<stage_name>

グループ DESCRIBE、READ

1.1.1.6.7 削除されたZookeeper依存性

Zookeeper構成はGGSAを使用するための前提条件ではなくなりました。