2 Oracle Blockchain Platform構成の設計

前提条件

ハードウェア

単一のOracle Blockchain Platform VMのホスト・マシンは、次の最低要件を満たす必要があります。
  • 16 GBのメモリー
  • 500 GBの使用可能なストレージ
  • 4 CPU

仮想マシン・ホスティング・ソフトウェア

次のハイパーバイザがサポートされています:
  • Oracle VirtualBox v5.xまたはv6.0以降
  • Oracle Linux Virtualization Manager v4.2.8.2-1.0.8.el7以降
  • VMWare Workstation
  • VMWare ESXi v6.7以降
次の点にも留意してください:
  • VMはDNS解決可能である必要があります
  • Blockchain Platformコンソール用のブラウザを実行するためのVMおよびクライアント・ホストの日時とBlockchain Platform Managerを同期する必要があります。
  • ハイパーバイザがMicrosoft Windowsで実行されている場合、Hyper-Vを無効にする必要があります。Hyper-VはWindowsネイティブ・ハイパーバイザで、別のハイパーバイザがHyper-Vとともにインストールされている場合、相互運用性の問題が生じることがあります。詳細は、Microsoftサポート記事『Virtualization applications do not work together with Hyper-V』を参照してください。

ロード・バランサ

Oracle Blockchain Platformには、プロトタイピングおよび開発のニーズのために、軽量のロード・バランサが用意されています。これはブロックチェーン・クラスタの一部として実行されるため、本番での使用はお薦めしません。

専用のNGINX 1.9.3以上のサーバーやF5など、TCPパススルー(およびHTTPパス・マッピングのみでなく)をサポートできる外部ロード・バランサを指定できます。

認証サーバー

ブロックチェーン・インスタンスおよびブロックチェーン・ネットワーク自体の管理にはアイデンティティ管理システムが必要であるため、LDAPサーバーがプロトタイピングおよび開発の目的で用意されています。

このサーバーは、本番で使用する場合にはお薦めしません。本番用に次の認証サーバーのいずれかを構成することをお薦めします:
  • OpenLDAP 2.4.44以降
  • Oracle Internet Directory 12.2.1.4.0以降
  • Oracle Unified Directory 12.2.1.4.0以降
  • 単一ドメインのMicrosoft Active Directory Windows Server 2016以降

Webブラウザ

Oracle Blockchain Platformに組み込まれているすべての管理ツールには、次のブラウザからアクセスできます:
  • Mozilla Firefox
  • Microsoft Edge
  • Google Chrome
  • Apple Safari

サポートされるトポロジ

Oracle Blockchain Platform Enterprise Editionにファウンダと参加者の両方が存在するトポロジの作成に加えて、次の相互運用性シナリオがサポートされています:

  • Oracle Blockchain Platform Enterprise Editionファウンダ、Oracle Blockchain Platform Cloud参加者
  • Oracle Blockchain Platform Enterprise Editionファウンダ、Hyperledger Fabric参加者
  • Oracle Blockchain Platform Cloudファウンダ、Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition参加者
  • Hyperledger Fabricファウンダ、Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition参加者