エンドースメント・ポリシーの指定
チェーンコードをインスタンス化する際にエンドースメント・ポリシーを追加できます。エンドースメント・ポリシーは、チェーンコード・トランザクションをブロックに追加して台帳に送信する前に、チェーンコード・トランザクションを承認(または適切にエンドース)する必要があるピアがあるメンバーを指定します。
エンドースメントによって、トランザクションの正当性が保証されます。チャネルでチェーンコードをインスタンス化する際、エンドースメント・ポリシーを指定できます。エンドースメント・ポリシーを指定しない場合は、デフォルトのエンドースメント・ポリシーが使用されます。デフォルトのエンドースメント・ポリシーでは、ネットワーク上の任意のピアからエンドースメントを得ます。
メンバーのエンドース・ピアは、チャネルのReaderWriter権限を持つ必要があります。トランザクションが処理されると、各エンドース・ピアは署名付きの読取り/書込みセットを返します。クライアントがエンドースメント・ポリシー要件を満たすのに十分なエンドースメントを獲得すると、クライアントは、エンドース・ピアの署名のある共通の読取り/書込みセットをまとめ、すべてをオーダリング・サービスに送信します。オーダリング・サービスでは、トランザクションを順序付けてブロックにし、ブロックを台帳にコミットします。
チャネル・タブに移動して、インスタンス化されたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーを確認できます。「エンドースメント・ポリシーの表示」を参照してください。インスタンス化されたチェーンコードのエンドースメント・ポリシーは変更できません。エンドースメント・ポリシーを変更する必要がある場合は、チェーンコードを再インスタンス化するか、別のバージョンにアップグレードして別のエンドースメント・ポリシーを指定する必要があります。
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