チェーンコードを実行するためのRESTプロキシ設定の更新

外部ライブラリに依存するNode.jsまたはJavaチェーンコードを使用している場合は、いくつかのプロキシ設定を更新する必要があります。

チェーンコードをインスタンス化する前に、次のステップを完了する必要があります。「チェーンコードのインスタンス化」を参照してください。

Node.jsチェーンコード

Node.jsチェーンコードがインスタンス化されると、npmを使用してインターネットからすべての依存関係ライブラリがインストールされます。このような依存関係が存在する場合、Oracle Blockchain Platformインスタンスでは、bcs/fabric-ccenvイメージがインターネットにアクセスできる必要があります。

次のステップに従って、bcs/fabric-ccenvイメージのHTTPプロキシを設定します。

1. 次の内容で、VMの任意の場所にDockerファイルを作成します(http://hostname:portはHTTPプロキシ・アクセス・エントリ)。

   FROM bcs/fabric-ccenv:latest
   ENV npm_config_proxy http://hostname:port

2. イメージを再度構築します。

   docker build -f Dockerfile -t bcs/fabric-ccenv:latest

Javaチェーンコード

Javaチェーンコードを実行するようにプロキシを構成するには:

1. Gradleのみ: ローカル・ディレクトリにgradle.propertiesを作成し、次のコンテンツを追加します。

   systemProp.http.proxyHost=[proxy host]
   systemProp.http.proxyPort=[proxy port]
   systemProp.https.proxyHost=[proxy host]
   systemProp.https.proxyPort=[proxy port]

2. Mavenのみ: ローカル・ディレクトリにsettings.xmlを作成し、次のコンテンツを追加します。

   <settings xmlns="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0"
   xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
   xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/SETTINGS/1.0.0
   https://maven.apache.org/xsd/settings-1.0.0.xsd"> 
   <localRepository/>
   <interactiveMode/> 
   <usePluginRegistry/> 
   <offline/> 
   <pluginGroups/>
   <servers/> 
   <mirrors/> 
   <proxies> 
   <proxy> 
   <id>httpproxy</id>
   <active>true</active> 
   <protocol>http</protocol> 
   <host>[proxy host]</host> 
   <port>[proxy port]</port> 
   </proxy>
   <proxy> 
   <id>httpsproxy</id> 
   <active>true</active> 
   <protocol>https</protocol> 
   <host>[proxy host]</host> 
   <port>[proxy port]</port> 
   </proxy> 
   </proxies> 
   <profiles/> 
   <activeProfiles/>
   </settings>

3. Dockerファイルを作成し、次のファイルを追加します。

   FROM bcs/fabric-javaenv:latest
   COPY gradle.properties /root/.gradle/
   COPY settings.xml /root/.m2/

4. 新規のイメージを作成します。

   docker build -f dockerfile -t bcs/fabric-javaenv:latest