既知の問題と解決済みの問題

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既知の問題と解決済みの問題

以下の節では、Oracle Tuxedo ソフトウェアに関する既知の問題を説明し、推奨される対策を示します。問題は変更要求 (CR) 番号順に並んでいます。CR 番号は、これらの問題を追跡しやすくするために割り振られる番号です。

未解決の問題の追跡について支援が必要な場合は、最寄の Oracle カスタマ サポート サービスにお問い合わせください。Oracle カスタマ サポート サービスへのお問い合わせの際には、CR 番号をお知らせください。

 


既知の制限事項

表 1 は、Oracle Tuxedo の既知の制限事項について説明し、推奨される対策を示しています。

表 1 既知の制限事項
  1.  
[TLISTEN] スレーブ ノードが起動できない。CMDTUX_CAT:4291 エラー メッセージ
 
説明
Tuxedo 10gR3 を MP モードでマスタとして使用する際、旧バージョンの Tuxedo をインストールしてインストール後に tlisten パスワードを変更しなかった場合、セキュリティ調整エラー メッセージ (CMDTUX_CAT:4291) が表示されます。
 
プラットフォーム
すべて
 
対策
旧バージョンの Tuxedo で、1 つの空白行を $TUXDIR/udataobj/tlisten.pw tail に追加する必要があります。

 


製品の制約

表 2 は、Oracle Tuxedo 製品の制約について説明し、推奨される対策を示しています。

表 2 製品の制約
  1.  
UBBCONFIG で定義された MAXSERVICES 値が約 700000 以上である場合、AIX プラットフォームで BBL が起動できない。
 
説明
  • 大規模なアドレス空間モデルを使用しない AIX プラットフォーム上で Tuxedo システム バイナリがコンパイルされました。そのため、AIX プロセス モデルの制約により、Tuxedo システム サーバはデフォルトのヒープおよびスタック サイズとして合計 256MB (1 セグメント) までしかアクセスできません。定義された MAXSERVICES が非常に大きく、必要なヒープ サイズが 256MB を超える場合、BBL で malloc() エラーが発生し、起動に失敗します。
  • AIX プラットフォームの MAXSERVICES 値の上限はデフォルトで約 700000 です。
 
プラットフォーム
IBM AIX
 
対策
AIX 5 以降では、プロセスがデータ用に使えるメモリ セグメントの数を制御するために、環境変数 LDR_CNTRL が導入されています。
最大 MAXSERVICES 値 1,048,575 をサポートするには、2 つのセグメントで十分です。 Tuxedo を起動する場合にのみ、環境変数 LDR_CNTRL を設定することをお勧めします。他の Tuxedo コマンド ユーティリティでは LDR_CNTRL を設定すると適切に動作しない可能性があります。
以下のような手順を実行します。
  1. ulimit -d unlimited
  2. export LDR_CNTRL=MAXDATA=0x20000000
  3. tmboot
  4. unset LDR_CRTRL

 


解決済みの問題

表 3 は、10g リリース 3 (10.3) で修正されたソフトウェアとマニュアルの問題を示しています。問題は変更要求 (CR) 番号順に並んでいます。

Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) でソフトウェアまたはドキュメントの修正が行われた場合は、この節で随時報告されます。

表 3 Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) で解決された問題
CR 番号
問題の説明
  1. CR381478
Cobol WS では、Aix 6.1 (32 ビット) 上にクライアントをビルドできなかった。
  1. CR338786
Jolt 8.1: Jolt デバッグ パッチが必要だった。
  1. CR352735
Tuxedo 8.1: 「LIBTUX_CAT:579: ERROR: プロセスによって所有されている登録スロットを取得できません。」というサーバの再起動/クリーンアップの障害が発生した。
  1. CR372207
プロセス cleanupsrv によって活動中のサーバが強制終了する。
  1. CR381928
TUX9.1: 強制終了されたプロセス ID をリサイクルする場合、tmshutdown が機能しない。
  1. CR345024
TUX9.1: TM_IMOK_RPLY_INTERVAL=1 の場合、スレーブ マシンが「BB が破損したので置き換えている」ということをレポートする。
  1. CR341197
TUX8.0: CR297408 の修正が GWTDOMAIN に対しては無効になる場合がある。
  1. CR352913
TUX10: Tuxedo9.1 の CR320821 を反映してください。
  1. CR358360
TUX10.0: 64 ビット Linux では依然として build コマンドによって /usr/lib/libcrypt.a にリンクされる。
  1. CR358354
TUX10: Tuxedo9.1 の CR320821 を完全に反映してください。
  1. CR362401
TUX 10.0: 終了時に dmadmin がクラッシュする。
  1. CR362389
TUX 10.0: dmadmin のサブコマンド unadv が機能しない。
  1. CR365451
TUXEDO 10.0: [cobcc] HP-UX ia64 : Tuxedo COBOL クライアントをビルドできない。buildclient がハングする。
  1. CR341224
TPESVCFAILDATA=Y で TPFAIL の場合、TM_MQI フィードバックが正しく設定されない。
  1. CR344443
WSC が tpinit() の前に tpchkauth() を呼び出す場合に発生する SSL リンク エラーを修正する。
  1. CR344711
SSL で GW_MAXPENDINGBYTES_FILE を使用した場合に発生する GWTDOMAIN の問題を修正する。
  1. CR348576
TUX10.0: CATLOG ファイルの日本語バージョンを RP001 に統合する。
  1. CR348404
Windows プラットフォーム用に libcobatmis.dll が提供される必要がある。
  1. CR311169
-C tpsysadm が指定されていない場合、ud/ud32 は開始プロセスになることができない。
  1. CR341803
BBL によって生成された TSAM イベントの <LOCATION> 情報が矛盾している。
  1. CR343186
「setlockalg」のエリアス「sla」を変更すべきではない。
  1. CR347001
AIX 上で dmunloadcf が機能しない。
  1. CR343690
TUX10.0 を Solaris 9 (64 ビット) + Sun Studio 11 に移植する。
  1. CR343380
Tuxedo 10.0 を IBM pSeries Aix 5.3 (64 ビット) に移植する。
  1. CR351042
[PKI]{PLUGIN]CertiCom PKI プラグインがより多くの証明書や間違った証明書を返す場合がある。
  1. CR340767
TMALARM メッセージが無効であるかどうかを WSH がチェックしなかった。
  1. CR356050
PR070726 - Tuxedo 10.0 を HPUX v11.23 + PA-RISC (64 ビット) に移植する。
  1. CR357475
CORBA: m3ifrclient の場合、データが見つからないために失敗した。
  1. CR358513
Tuxedo10.0 を SuSE Linux Enterprise Server 10 x86 に移植する。
  1. CR348182
[WTC-SSL] Tuxedo が WTC からの証明書を検証できない。


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